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阿波と東国❸ 杯から剣へ
さて、今回は千葉を代表する神社、香取神宮の核心に迫ってみたいと思います。
前回の記事で香取神宮で祀られている経津主とは、
忌部系図にある由布津主と飯長媛夫妻だと考察しました。
忌部系図はこちらです。
経津主の別名はイワイヌシ(斎主)です。そして忌部系図では飯長媛に斎主が付いています。
斎主とは神を斎い祭る人で、祭祀を主宰する人のことです。
なので経津主=イワイヌシ(斎主)であるならば、
経津
阿波と東国❹ 香取神宮にいる狐 それは神の使いか幻か?
前回香取神宮の核心に迫るはずが、記事がだいぶ長くなってしまったので、
改めて別の機会に持ち越しました。
というわけで今回こそは、香取神宮の本当の御祭神を探っていこうと思います。
前回、香取神宮の第一摂社、側高神社を紹介しました。
こちらに祀られる神は「言わず語らずの神」として口外を戒められており、
その祭神には様々な説が存在します。
大正10年発行の香取郡誌によると、
主祭神=高皇産霊尊・神
いにしえの時代、千葉にやって来た異邦人
古代の海洋技術は僕たちが想像するよりはるかに高度で、縄文の昔から人々は船を駆使して色々な場所へ移動していました。
僕が知っている世界最古の外洋航海は今から約38000年前に遡ります。
航路は伊豆半島から神津島へ向かうルートです。
神津島で取れる黒曜石を目当てに、この島の人間は旧石器時代から船を使って黒潮を乗り越えていたのです。
さらに時代がくだればもちろんその航海技術は飛躍的に進歩していたことでし
神示が降りた神社に関する、あさってのほうへ向く考察
「富士は晴れたり日本晴れ 神の国のまことの神の力を現す世となれる」
いきなり何事かとお思いでしょうが、
日月神示の冒頭部分です。
好事家の間では有名ですね、日月神示。
国常立尊による御信託です。
この神示が降ろされた神社は、僕が住んでいる千葉県にあります。
千葉県成田市台方にある麻賀多神社がその神がかりの舞台となりました。
1944年、画家である岡本天明は麻賀多神社の境内末社である天之日津久
阿波の一族が東国に求めたかつての記憶
ひとつの発言がそれまでの世界を一変させる。古代史を調べていると、そんな状況に出くわすことがままあります。
特に最近は、その傾向が多いように感じます。昨年の今上陛下による神武以前の龍蛇信仰に関するスピーチはまさにその一例です。それがきっかけとなったのか、奈良では今年の1月に龍の刻印を持つ盾型銅鏡が発掘されました。
さらに各方面で堰を切ったように開示される各氏族に伝わる口伝も含め、それまでの景色をガラ