夫婦での会話 アドバイスを渡しやすくするちょっとした一工夫
夫が話しを聞けない2つの理由
妻が抱く悩みの一つに、「夫が話しを聞いてくれない」というのがあります。
そうなりがちなのは、大きく分けて2つの理由があります。
一つは、僕も含めて、世の中の夫は問題解決志向になりがちです。
特に、妻や子どもが困った状況にあれば、何とか解決したいと思うのです。
一方で、妻は、困りごとを話しながらも、夫に対して「ただ話しを聞いて欲しい」という思いで、話しをしていることがあります。
結果、妻からすると、解決に走る夫に対して、「話しを聞いてもらえていない」と感じることになるのです。
もう一つ話しを聞けない理由として、「ただ話しをきくだけは、何の解決にもならず、進歩がない」という思い込みがあります。
対人関係療法の専門家で、精神科医の水島広子さんは以下のように言っています。
ただ、話しを聞くだけでも、問題の状況はより良くなっていくのです。
といはいえ、ただ話しを聞いているだけではなく、相手にアドバイスをしたいというときもあるかもしれません。
アドバイスを送る上でのポイントをお伝えします。
アドバイスの意味合いを理解する
アドバイスは、相手の現状の否定であるということを理解する必要があります。
どういうことかというと、アドバイスは、今のままではダメだから、こうしたほうがいいということなので、今のままではダメだよということを伝えているのです。
ですので、アドバイスをするときには、
相手が「どうしたらいいかな?」とアドバイスを求めてきたときにするというのが原則です。
ただ、アドバイスを求めてくるばかりではありません。
そんなときには、
「アドバイスしたいのだけどいいかな?」
「私の考えつたえてもいい?」などと、相手の許可を得るといいです。
アドバイスの伝え方
アドバイスの言い方においても、注意点があります。
それは、相手にアドバイスを受けることを強要しないということです。
「こうすべきだよ」「絶対こうしたほうがいいよ」
これは、もらった側からすろと、強要されていると感じます。
そうではなく
「私(僕)だったら、こうするかな」とか
「こういうやり方もあると思うよ」
「私(僕)は、こういう風に考えるよ」
と、強要感を薄める言い方をします。
あくまでも、アドバイスを受けとった側が使うかどうかを決めます。
相手の行動の選択肢の一つとして、情報提供する。という姿勢でアドバイスをするといいですね。
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