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仲良くいたいはずなのに、夫婦バトルになるのは「認知バイアス」のせい?

夫婦での対立やケンカが発生したときに、自分のパートナーに対する見方が、一方的で偏った見方であるということに気づき、そこから離れることができることが、夫婦の対立状態から回復する上で重要と、前回の記事でお伝えしました。

誰もが、夫や妻とケンカしたいとは望んでいるワケではありません。
みんな、夫婦仲良く、平穏に過ごしたいと願っているのです。

にも関わらず、相手が間違っていると責め立てたり、相手のせいで私はつらいと被害者的になってしまうのは、自分の見方が正しいと思い込んでいるからです。

もう少しこの点について、解説していきましょう。

僕らは自分の都合の良いような見方をする


「1492年って何があった年?」って尋ねると、
「コロンブスがアメリカ大陸を発見した年」と答える人も多いと
思います。

私も学校でそのように習いましたし、何の疑いもなく、そう答え
てしまうでしょう。

しかしよく考えてみると、これは西洋側から見た“ものの見方”ですね。

先住民側から見ると、アメリカ大陸は、その年に発見されたわけではなく、太古の昔からあったわけですし、そこに住んでいたわけです。

彼らに、「1492年って何があった年?」って尋ねると、

「異国の地から侵略者がやってきた年」と答えるかもしれません。

ものの見方は1つだけではないんですね。

自分にとって当たり前のように正しく思えていた“ものの見方”や
“考え方”も、一度、疑ってみた方がいいかもしれません。

実例で考える夫婦における一方的な見方


僕と妻のケースでお伝えします。

妻がお願いしたことを、僕が忘れてしまうということが、たまにあります。

例えば、それは買い物だったり、銀行の振り込みだったりです。

妻としては、これは大事なことだからとかと念を押したり、LINEで伝えていたりします。

例えば、先日も妻が夜、友だちと外出の際に、僕がお風呂に入ったときに、先に洗濯機をまわしておいてと頼んでいました。

そのことを、忘れないように、洗濯機に付せんに書いてもありました。

ところが、僕が、そのことをすっかり忘れており、外出先から帰ってきたときに、激怒しました。

妻としては、疲れて帰ってきたときに、少しでも負担が少なくなるようにと、付せんに書いてまでお願いしているのに、そのお願い事忘れてしまうなんて、まるで自分が大事にされてないかのようだとか、まるで自分が軽んじられてるかのような、そんな錯覚を起こして、それで腹が立つとは思うんです。

ただ、僕としては、もちろん、妻のことをないがしろにしようとか、妻の頼み事を軽く考えようということは決してないのです。

純粋に、ただただ、普段、習慣にしていることとは別なパターンの行動については、うっかり忘れてしまうということはよくあるのです。

今回も、普段、自分がお風呂の入った後に、洗濯機を回すというのは、僕にとってイレギュラーな行動だったりします。

また、僕は、要領のよい妻と異なり、複数のことを同時並行してやるのが苦手です。

急ぎの他の用事があると、そちらのことで一杯になって、ついそのことに気を取られて忘れてしまうことがあります。

そもそも、根底に、洗濯機物がそれほど洗濯槽に一杯でないのに関わらず、回さなければならないことに対して、十分理由が見出せていないことがあります。

僕にとって、悪気がなく、苦手なことに対して、こちらの事情も十分聞きもせずに、「なぜこんなにちゃんとお願いしているのにできないの」「こんなこと普通あり得ないんだけど!」などと責められると困惑してしまいます。

自分にとって、やるのが当然で、簡単なことで、すぐにやるべきことでも、それは、相手にとって、あまりやる理由がそれほど見出せず、苦手なことで、優先順位がそれほど高いことでないことはあるのです


問題は認知バイアスにあり


相手のものの見方や感じ方は、相手にしかわかりません。

だから僕たちは相手が間違ってるとか、相手のやってることはひどいとこちら側の物の見方で一方的に決めつけるのはあまりにもナンセンスです。

確かに私はよくパートナーに腹を立てる、けれども、それは私の一方的なものの見 方が原因なんだ、とはいえ相手の事情、相手の立場まで考えたら腹を立てて一方的に責めるのはナンセンスだ、それはよく分かります、という風に思われる方も多いと思います。

僕らは、冷静な時にそう思えても、僕の妻のように感情的に反応してる時はもう相手が間違ってるとしか見えないんですよね。

相手がひどい人に見えちゃうんです。その結果、相手に腹が立つわけです。

こういったものの見方を、認知バイアスと言います

認知バイアスとは物事を歪めて認識してしまうことです。

そしてかなり手ごわい認知バイアスですあり、ある意味誰もがやってしまう認知 バイアスの一つが、自分からの一方的な視点でのみ出来事を捉えて相手に問題がある相手が悪いと考えてしまうことです。

では、この認知バイアスに対して、どう対応したらよいのか。

次回の記事で、その対応策についてお伝えします。


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