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夫婦の距離を縮める「共食」のススメ

食物を夫と妻が、男と女が、一緒に食べるということは、何かとても大きい意味がある気がする。
カロリーやたんぱくなどより、もっと大きな何かが、一緒に食べる食事の中にはある。

これは、小説家の田辺聖子さんの著書『おせいさんの団子鼻』の中の言葉です。

実際に、誰かと一緒に食べる食事にそのような効果があるのでしょうか。

誰かと一緒に食事をすることを「共食(きょうしょく)」、ひとり食べを「孤食(こしょく)」といいます。

共食の効果


実は、共食は、政府で推進している食育推進目標の一つになっています。

農林水産省のHPによるとその科学的根拠として
次のようなものが挙げられています。

1.共食をすることは、自分が健康だと感じていることと関係している

成人や高齢者を対象とした研究では、共食が多い人は、ストレスがなかったり、自分が健康だと感じていることが報告されています。また、孤食が多い高齢者は、うつ傾向の者が多いことも報告されています。

2.共食をすることは、健康な食生活と関係している

共食が多い人は、野菜や果物といった健康的な食品の摂取が多く、インスタント食品やファーストフード、清涼飲料水の摂取が少ないことが報告されていま す。

3.共食をすることは、規則正しい食生活と関係している

小学生~高齢者を対象とした研究では、共食が多い人は、朝食欠食が少ないことが報告されています。

4.共食をすることは、生活リズムと関係している

共食が多い人は、起床時間や就寝時間が早いことが報告されてい ます。

また、「食の社会的促進」という効果もあります。

社会的促進とは、1人で行うよりも他人と一緒に活動をする方がその行為の達成効果が増すことをいいます。

食事の場面では、一人よりも誰かと食事をする方が多く食べ、よりおいしく感じることが研究によって明らかにされています。

一緒にいる人との関係性やムード(気持ち)、誰かと同じ行動をしていることが影響するみられています。

まさに、田辺聖子さんの言うとおり、「一緒に食べるということは、何かとても大きい意味がある」のです。

なので、可能であれば、家族や夫婦で、共に食事を取る時間を意識的に確保することがいいのです。

孤食を乗り切る以外な方法


とはいえ、生活スタイルの影響で一人で食事することがほとんど
と言う人もいらっしゃるかもしれません。

そのような場合には、
「人の存在を感じながら食べるよう工夫する」
ことが効果的です。

名古屋大学の川合伸幸教授らが行った研究では、

一人で食事をする時に、誰かが話しているのを聞きながら食事をすると、
話し声がない時よりも、美味しく感じることが 分かりました。

その話し声というのは、テレビや動画配信サイトなどから聴こえてくる声でも良いとのことです。

例えば、好きな番組や動画を見ながら食事をすれば、誰でも共食の恩恵を受けられるということです。


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