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#学問への愛を語ろう
あなたを突き動かすのは論理?感情?
全ての行動を感情のままに行っている社会人なんて、まさかいないでしょうね。
しかし、その感情が生起するバックグラウンドを知っておくと、もう少し良い選択をできるかも知れません。
人類に備わる二つの心超心理学者・石川幹人は人類の進化の過程で培われた心の働きに着目し、成立時期と性質の違いから人の心は大きく二つに分けられる、とします(※)。
一つは「野生の心」。
これはホモ属としての人類が、文字通り
「がんにも効く」はウソ、やめとけ
従前より私は拙著やブログなどで、エセ科学にだまされるのを防ぎ、自然科学非専門の人がニセモノ科学とホンモノ科学を見分ける為の「クリティカルシンキング7ヶ条」(略称クリシンセブン)というものを提案しています。
これは完成形ではなく今後改訂されるべきものであり、その為にもいろいろな事例を見て分析していく必要があるでしょう。
医師・桑満おさむはその著書、「“意識高い系”がハマる『ニセ医学』が危ない!」
抑えがたい信仰の心とスロー思考
人は本質的に「他人に言われたことを信じやすい」傾向があり、これには進化論的背景がある、ということが分かってきました。
数百万年に及ぶ狩猟と採集の時代を経た人類は、その過程でその時代での生活に適した認知機能や性質を遺伝情報として保持するようになりました。
この時代人類は血縁関係に基づく、数十人程度、多くても150人くらいまでの集団で、移動しながら生活していたらしい。
太古の昔に養われた信仰心厳
イメージ先行?「波動生命体」論
「ウイルスは波動生命体」論、SNSで広まって久しい。
科学的なようで科学とは無関係。
他愛のない論調だが、影響を考えると見過ごせない疑似科学特有の問題点とは?
定義のあいまいな「ウイルス=波動生命体」だからPCR検査もワクチンも必要ない、と続きます。
まず、心の持ちようでウイルスの影響がなくなる、などというエビデンスはありません。
それにしても疑似科学でよく出てくるキーワード、「波動」がここ