ザ・ペーパー

映画とボドゲ、アメコミに耽溺する30代。 娯楽に対してはあまり深い事考えない主義。

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  • ザ・ペーパーの「先週末の映画たち」

    先週末とか、それ以前に見た映画の感想などを綴っていくマガジン。

記事一覧

38&39本目「K.G.F」【ネタバレあり】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/5/12(名画二本立て) 監督:プラシャーント・ニール(インド・カンナダ語) まえがきまたしてもインド映…

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37本目「猿の惑星 キングダム」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/5/10 監督:ウェス・ボール(アメリカ) まえがき多少映画を観てる人なら、「猿の惑星」と聞いた時に出て…

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36本目「またヴィンセントは襲われる」【ネタバレあり】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/5/10 監督:ステファン・カスタン(フランス) まえがき「目が合った」というだけで人に殴られた経験、皆…

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35本目「あの頃、君を追いかけた」【ネタバレあり】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報※公式サイトなし 公開日:2024/5/3(再上映) 監督:ギデンズ・コー(台湾) まえがき前回、30本目の「赤い糸 輪廻のひ…

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34本目「無名」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/5/3 監督:チェン・アル(中国) まえがきこの映画を見に来たことに特に理由はない。 トニー・レオンは割…

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33本目「タイガー 裏切りのスパイ」【ネタバレあり】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/5/3 監督:マニーシュ・シャルマ(インド・ボリウッド) まえがき以前、別の映画のnoteで「インド映画は…

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32本目「キラー・ナマケモノ」【ややネタバレあり】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/4/26 監督:マシュー・グッドヒュー(アメリカ) まえがきマジでまえがき、書くことない。 いつもは関連…

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31本目「ゴジラ×コング 新たなる帝国」【ややネタバレあり】

※写真、撮り忘れた……。 ※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/4/26 監督:アダム・ウィンガード(アメリカ) まえがき皆さんはアダム・ウィ…

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30本目「赤い糸 輪廻のひみつ」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/4/19(再上映) 監督:ギデンズ・コー(台湾) まえがきこれまで、「フランス映画は弱点」だの「人の死なな…

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3週間前
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29本目「ザ・タワー」【ほんのりネタバレ】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/4/12 監督:ギョーム・ニクルー(フランス) まえがき確か、「私はフランス語映画を観ると寝てしまう」と…

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1か月前
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28本目「貴公子」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/4/17 監督:パク・フンジョン(韓国) まえがき今でこそ当たり前に韓国映画を観る私であるが、ほんの3~4年…

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1か月前
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27本目「流転の地球 太陽系脱出計画」【ネタバレあり】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/3/22 監督:グオ・ファン(中国) まえがき皆さんは「三体」をご存じであろうか。 中国のSF作家、劉慈欣に…

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1か月前
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26本目「インフィニティ・プール」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/4/5 監督:ブランドン・クローネンバーグ (カナダ・クロアチア・ハンガリー合作) まえがき「犯罪を犯し…

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1か月前

25本目「オッペンハイマー」【ネタバレあり】

※映画としての評だけ見たい人は、「感想など(ポジティブ)」だけ読んでくださいな。 映画についての基本情報公開日:2024/3/29 監督:クリストファー・ノーラン(アメ…

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1か月前
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24本目「ブリックレイヤー」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/3/22 監督:レニー・ハーリン(アメリカ) まえがき皆さんは「舐めてたアイツが殺人マシーン系映画」とい…

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1か月前
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23本目「落下の解剖学」【ネタバレなし】

※本文は全て無料です。 映画についての基本情報公開日:2024/2/23 監督:ジュスティーヌ・トリエ(フランス) まえがき実際のところ、この映画を観に行く予定はなかっ…

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1か月前
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38&39本目「K.G.F」【ネタバレあり】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/5/12(名画二本立て)
監督:プラシャーント・ニール(インド・カンナダ語)

まえがきまたしてもインド映画であるが、またしても言語が違う。
ヒンドゥー語映画、テルグ語映画は少々観てきたが、今度の言語は「カンナダ語」。全く聞いたことがない言語である。ということは全く違う文化圏の映画になるわけで、どういう感じなのか不安は正直あった。

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37本目「猿の惑星 キングダム」【ネタバレなし】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/5/10
監督:ウェス・ボール(アメリカ)

まえがき多少映画を観てる人なら、「猿の惑星」と聞いた時に出てくる感想は以下のような感じではなかろうか。

「またか」「何本やるのか」「前のシリーズきれいに終わったじゃん」

誰あろう私もその一人である。
しかも、二週間前(4/26)には「猿の惑星」みたいな映画、つまり「ゴジラ×コング 

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36本目「またヴィンセントは襲われる」【ネタバレあり】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/5/10
監督:ステファン・カスタン(フランス)

まえがき「目が合った」というだけで人に殴られた経験、皆さんはあるだろうか?
私はある。

中学生時代のある日、通学路で目が合った高校生から「何見てるんじゃ」とぶん殴られたのだ。眼鏡のレンズが外れたのを覚えている。
相手は「目つきが気に入らなかった」と言ってたという。

この映画の

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35本目「あの頃、君を追いかけた」【ネタバレあり】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報※公式サイトなし

公開日:2024/5/3(再上映)
監督:ギデンズ・コー(台湾)

まえがき前回、30本目の「赤い糸 輪廻のひみつ」が思いの外よかったので、今再びのギデンズ・コー作品、そして恋愛映画に挑むことにしたのだった。というか、「赤い糸」もう一回見たかったので。

そうして、下北沢tollywoodに二度目の、そして二本連続でチケットを買

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34本目「無名」【ネタバレなし】



※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/5/3
監督:チェン・アル(中国)

まえがきこの映画を見に来たことに特に理由はない。
トニー・レオンは割と好きな俳優だし、アクションもありそうなので…位。

ところが、映画館に行ったら驚いたのなんの。
狭いシネマートのロビーを埋め尽くす人、人、人、それも女性。
老若幅広い女性が、大挙してあの雑然とした空間にいるのだ。
「トニー

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33本目「タイガー 裏切りのスパイ」【ネタバレあり】



※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/5/3
監督:マニーシュ・シャルマ(インド・ボリウッド)

まえがき以前、別の映画のnoteで「インド映画はボリウッドが好き」と書いた気がする。

ざっと再びおさらいすると、私が好きなボリウッドはヒンドゥー語映画。日本で話題になった「RRR」とか「バーフバリ」は「トリウッド」と呼ばれるテルグ語映画だ。ぶっちゃけ、言語的な違いはあ

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32本目「キラー・ナマケモノ」【ややネタバレあり】



※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/4/26
監督:マシュー・グッドヒュー(アメリカ)

まえがきマジでまえがき、書くことない。

いつもは関連する映画に対する思い入れとか、そういう「よしなしごと」を書いているのだが、今回は特にない。

なら何故観に行ったのか。
完全なネタである。

この手の動物ホラーは続々と生み出されており、そしてその多くが一発ネタで終わる。昨

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31本目「ゴジラ×コング 新たなる帝国」【ややネタバレあり】


※写真、撮り忘れた……。

※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/4/26
監督:アダム・ウィンガード(アメリカ)

まえがき皆さんはアダム・ウィンガードをご存じだろうか。
いや、本作の監督なんですけどね。

これまで私とアダム・ウィンガードの関係は決していいとは言えなかった。

初めて出会った「サプライズ」はまぁよかった。
ありきたりなスプラッターと見せかけて…とい

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30本目「赤い糸 輪廻のひみつ」【ネタバレなし】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/4/19(再上映)
監督:ギデンズ・コー(台湾)

まえがきこれまで、「フランス映画は弱点」だの「人の死なない映画は観ない」だの、さんざん自分の死角について書いてきた。
その中で書いてなかったであろう最大の死角の一つ(一つっきりとは言ってない)に「恋愛映画」がある。

詳細は省くが、これまでの経験上、私は恋愛に対しての興味関心がめ

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29本目「ザ・タワー」【ほんのりネタバレ】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/4/12
監督:ギョーム・ニクルー(フランス)

まえがき確か、「私はフランス語映画を観ると寝てしまう」という話を前に書いたかと思う。

しかし、先日観た「落下の解剖学」は全編フランス語であり、しかもアクション皆無であったのに眠気が襲ってこなかった。私はフランス語映画に勝利したと言えよう。

その余勢をかって観に行ったのが、このn

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28本目「貴公子」【ネタバレなし】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/4/17
監督:パク・フンジョン(韓国)

まえがき今でこそ当たり前に韓国映画を観る私であるが、ほんの3~4年前は全くそうではなかった。とかくハリウッド一辺倒だったのである。
ハリウッド映画に出ている韓国俳優(当時で言うならイ・ビョンホンとか)は知ってたし、「ええ身体してはるわー」と思ってたのだが、それだけ。

そんなある日、Ne

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27本目「流転の地球 太陽系脱出計画」【ネタバレあり】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/3/22
監督:グオ・ファン(中国)

まえがき皆さんは「三体」をご存じであろうか。
中国のSF作家、劉慈欣によるSF小説で、全世界で高い評価を受けている。
日本では2019年に早川書房から出版され、滅茶苦茶分厚いにも関わらず結構売れたらしい。

本作はその劉慈欣の短編「流浪地球」を、劉慈欣自身の製作総指揮によって映画化したシリー

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26本目「インフィニティ・プール」【ネタバレなし】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/4/5
監督:ブランドン・クローネンバーグ
(カナダ・クロアチア・ハンガリー合作)

まえがき「犯罪を犯したらクローンが代わりに死んでチャラ」。
なんという過激な設定だろうか。

SF好きを自称するペーパーとしては、この設定から想像する展開が浮かんで堪らない。
「クローンとの入れ替わり」「クローンとの闘い」「クローンに見せかけた別

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25本目「オッペンハイマー」【ネタバレあり】



※映画としての評だけ見たい人は、「感想など(ポジティブ)」だけ読んでくださいな。

映画についての基本情報公開日:2024/3/29
監督:クリストファー・ノーラン(アメリカ)

まえがきこの映画は、観るべきかどうか、かなり長いこと悩んでいた。
それこそ本国での上映前の情報で「あの」ノーランが撮る、と知った時から、公開週の火曜日夜23:50くらいまで、ずっと悩んでいた。

アメリカで、「原爆の

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24本目「ブリックレイヤー」【ネタバレなし】


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映画についての基本情報公開日:2024/3/22
監督:レニー・ハーリン(アメリカ)

まえがき皆さんは「舐めてたアイツが殺人マシーン系映画」という言葉を聞いたことはあるだろうか?

なんかショボクレたおっさんをおちょくったり、目の前で違法行為を働いてみたら!なんと!そのおっさんが突如として圧倒的殺人アクションを繰り広げ、悪党を皆殺しにしてしまうのだ!
それもそのはず、

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23本目「落下の解剖学」【ネタバレなし】


※本文は全て無料です。

映画についての基本情報公開日:2024/2/23
監督:ジュスティーヌ・トリエ(フランス)

まえがき実際のところ、この映画を観に行く予定はなかったのです。
そう、3/20が休日で、そして水曜日でさえなければ―――。

とまぁ、シリアスな雰囲気は続かないので普通に戻るとして。
このマガジンの最初の記事にも書いた気がするが、私は普段、あんまりこういう静かな映画は観ない。爆

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