24本目「ブリックレイヤー」【ネタバレなし】


※本文は全て無料です。

新宿バルト9にて

映画についての基本情報

公開日:2024/3/22
監督:レニー・ハーリン(アメリカ)

ヨーロッパでアメリカの諜報活動への抗議デモが広がる中、ギリシャのテッサロニキで米政府に批判的な女性記者の遺体が発見された。その背景には、反米を訴えるジャーナリストの殺害をCIAの仕業に見せかけることで、アメリカに対する世の反感をより高めようとする意図が存在した。やがて事件の容疑者として、1年半前に死亡したはずのCIA諜報員ヴィクター・ラデックの存在が浮上。捜査が手詰まりとなる中、米政府はかつてラデックの同僚だった元CIAエージェントのスティーヴ・ヴェイルに協力を要請する。レンガ職人として静かに暮らしていたヴェイルはかつての友との因縁に決着をつけるため、捜査に協力することにするが……。

ブリックレイヤー : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

まえがき

皆さんは「舐めてたアイツが殺人マシーン系映画」という言葉を聞いたことはあるだろうか?

なんかショボクレたおっさんをおちょくったり、目の前で違法行為を働いてみたら!なんと!そのおっさんが突如として圧倒的殺人アクションを繰り広げ、悪党を皆殺しにしてしまうのだ!
それもそのはず、おっさんは元CIAとか、特殊部隊員とかだったのだ!
……みたいな映画のことだ。
当然ながらおっさんは普段は別の仕事についている。
会計士とか、トラック運転手とか、コックとか、とにかく人を殺さなさそうな仕事。

その点、今作「ブリックレイヤー」のあらすじにはこの手の映画、私が好むこの手の映画のエッセンスがたっぷり詰まっているのがわかる。
元CIA、レンガ職人、過去の因縁。
さらに主演はペーパーが選ぶ「世界一美しいケツ顎10人」の一人、アーロン・エッカート。

これは勝ったな。そう思いながら、私は土曜日の劇場に向かったのだった。

感想など

全然勝ってない。
思ったより合わなかった……。

まず、アクションがかなり大味。大振り。
なんだかんだ単純な素手の喧嘩で、力任せに殴る蹴るが多い。殺陣の練りが甘い。いきなりキレて殴りだしたりもするので、雰囲気が90年代の映画かな?って感じ。

アクションシーンが毎回暗いのもいただけない。見えない。
最初のアクションシーンなんて、アクション始まった瞬間に雨降りだして暗くなったからね。

あと、レンガ職人の設定は全然活かされてない。
というか、活かそうとした形跡はあるものの、活かし方が下手っぴ。
「鏝が一番大事な道具だ」って言ってる男が、人殺しの仕事に鏝を持っていきますか?違和感しかない。

後、誰も主人公のことを「舐めて」ないのが予想外。
ハナっから主人公は「元CIA」だと明らかだし、送り込んだ奴らが返り討ちにされても敵は驚きすらしないので、「舐めてた相手が~」を期待するとガッカリすること請け合い。

ペーパーお勧め度

★2。
このクオリティなら、配信で観るかな…。
致命的につまらない訳ではないが、全然物足りない……。

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