パンちゃん🐼🍞

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恋が始まる時 【まゆらさんとのコラボ作品】

序章のようなもの、パンダ担当🙇‍♀️🐼🍞✨✨✨ *・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・* 「え?!全然無理なんだけど」 一人暮らしで、本来は静かで心落ち着いているはずの夜。スマホの向こう側にいる男子大学生の突然の要望に、思わず笑ってしまった。 「なんで?!姉さんは、サークルの飲み会がなくなった僕に寂しい夜を過ごせと?!」 こいつ、相変わらず子犬みたいだな。 「寂しいからって、こんな夜に私の部屋に来たいとか、いきなり電話してくる?」 「僕

    • きゅうりが地面に【scenario】

      シチュ:屋台が並んでいる桜祭り🌸🌸🌸 ペットのシカちゃんを連れたこえみぃちゃんが、棒にささったきゅうりの一本漬けを買った🥒🌸🌸🌸 🐈:わぁぁぁ!さかさまにしたら、きゅうりが地面に落ちたぁぁぁ。 🦌:何やってんだよー。ほら、店の人がサービスでもう一本くれるってさ。 🐈:わぁぁん、優しい…!ありがとーございましゅ…!でも…また落としたらこわいから、そのきゅうり、このシカちゃんのツノにさしてもらえましゅか? 🦌:うわっ、ささった…! 🐈:ここで一句! ツノささる きゅうりを食べて

      • 毒花咲き乱れる地を駆けて

        意思の疎通とは 伝えたいこととは 聴いて欲しいこととは 知って欲しいこととは 「今の相手にとって 私の存在は迷惑なんじゃないか」 という感覚とは いつも心のどこかで 怯えていることがあった だからあなたの温かい胸の中に 安心安全な空間に 一刻も早く飛び込みたかった だけど私がその日聞かされた、 あなたが待ち受けてくれるその居場所に 私は愕然としてしまったの 「そこはダメだよ…」 どうして伝えることが 出来ていなかったのだろう そこは私の種族にとって 致死率

        • 白玉みたいな恋、欠けて

          白玉みたいな恋だった あなたに話しかけられるたび 一人、反芻しながら 空中に漂う もらえた言葉の白く輝く粒子が 消えて無くなるその前に、 急いで心の中にかき集め 都度、大切に 小さな白い物体にまるめていったの そしてまた あなたに会えた心沸き立つ瞬間に まるめてあった小さな白い物体を ひとつずつそこに落としていった 沸き立つ恋心の中で あなたからもらえた言葉が 白く輝く白玉のようになっていく つるつるとぴかぴかと、ほら あぁ、これで もし元気がなくなっても ひと

        恋が始まる時 【まゆらさんとのコラボ作品】

          両腕の中に君を閉じ込めて まゆらさん作

          この詩は、私が脚本を書かせて頂いたボイスドラマ『右瞼の端に熱を』の登場人物「光」を思って、まゆらさんが書いてくださりました…! *・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・* ひとつ年下でまだ高校生だった君の事を大切にしたいという気持ちと、メチャクチャにしたいという気持ちが常に俺の中でせめぎ合っていたあの頃。 俺の仕事が休みの時に、部屋に遊びに来る位しか君に会えなくて… 俺は、段々大きくなっていく自分の気持ちを抑えきれなくなっていく。 卒業したら

          両腕の中に君を閉じ込めて まゆらさん作

          文章表現を指先で再び

          あなたが20代の頃に夢中になり 一人読み耽ったという作家の小説を 私に教えてくれたのは まだ私たちが出会って間もない頃だった 私はあなたの軌跡が知りたくて その小説をとても丁寧に扱ったの 読み進める度に出会う 惹き込まれてやまないその文章表現に 私は物語から一旦抜け出て あなたに都度報告していたの この表現がどうしようもなく美しい あの表現が考えつかないほど深い そんなやり取りをしていたあの頃の私たちは とても親密でとても閉鎖的で きっと誰も入り込むことができなかった

          文章表現を指先で再び

          玉座

          私の心を取り囲む世界は 私が侵されている 中毒の集合体でできている その中毒ひとつひとつはまるで 私の体の何百倍もある パステルカラーのクッション 色と色が敷き詰められた空間で 小さな私は おしりからあっちで跳ね うつ伏せでこっちで跳ね 様々な中毒のクッションに保護されている ふと見上げると この淡い世界の一番高い位置で 玉座に君臨しているのは 紛れも無いあなただ あなたは時折 私にとっての恵の雨のような言葉を降らせ 何の躊躇(ためらい)もなく 想像の及ばない遥か彼方

          イヤホンよりも君のチョコ🍫【scenario】

          シチュ:恋人同士の大学生✨ バレンタイン数日前💝✨ 🎧:あー、イヤホン壊れちゃったな。 🐈:え!じゃあ…バレンタインには、イヤホンプレゼントしよっか? 🎧:え、なんで? 🐈:だって、○○○くんが喜ぶかなって…。 🎧:ずっとチョコレートケーキの練習してたじゃん。 🐈:実は…、あんまりうまくいかなくて。 🎧:emi?俺は、どんなチョコレートケーキでもいいから、emiのチョコレートケーキが食べたいんだよ?  *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。. .。.:*・゜゚・**・゜

          イヤホンよりも君のチョコ🍫【scenario】

          愛の大きさ💝【scenario】

          シチュ:20代前半の恋人同士のバレンタイン💝 🐈:これ!私の愛の大きさ!❤️受け取って!❤️❤️❤️ 🦌:うわぁー…でけぇ手作りチョコレート…。俺、甘党じゃないんだけど…。 🐈:え!何、その態度ーっ!じゃあシカくんは何が欲しいのよー! 🦌:えっと 🐈:「ビール」以外で! 🦌:えっと 🐈:「時間」以外で! 🦌:じゃあチョコレートください… *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。. .*・゜゚・ この度、stand.fm《音声配信

          愛の大きさ💝【scenario】

          薄青い冬空とお肉屋さんのコロッケ

          急かされるような用事の電話から戻った私を 迎え入れてくれたのは、 コロッケ四つにハムカツ二つが入った 小さなビニール袋を手から提げている 私の愛しの彼だった 薄青く晴れ渡った冬空の下 昔ながらのお肉屋さんのコロッケを 数人の行列に並んで手に入れてくれた彼 まるで遥か遠くの地から 帰還を求めるかのような 緊急事態の内容の電話に対応し、 泣く泣く新幹線の乗車予定時刻変更を 通話相手に伝えた私 二人に残された貴重な時間は 残りわずか三十分となったのであった 彼が当時旧友と語

          薄青い冬空とお肉屋さんのコロッケ

          雪…好き…【scenario】

          シチュ:大学生がお友達数人で家飲みをしている。そこでついうとうとしてしまい、好きな人(ゆっきーと呼ばれている)の隣で寝言を言ってしまった。 🐈:むにゃむにゃ…ゆっきー…好き…。 って…!!!わぁぁぁぁ!!! 違うの!違うの違うの!!! 雪!私、雪が好きで! 夢見てたの!!!故郷の雪景色の!!! ほ、ほら、今も! 雪降ってきたんじゃない?! 窓見て、窓!え?降ってない?! はははー…ちょっと…もうちょっとだけ寝るね…!ぐー!😴✨💦 *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。.

          雪…好き…【scenario】

          星に一番近い二人【scenario】

          シチュ:普段なかなか会えない、恋人の二人。 クリスマス当日、人だかりの中、ショッピングビルに隣接する大きなクリスマスツリーの前で待ち合わせをし、やっと会うことができた。 🐈⭐︎:○○くん…!嬉しい…今日…本当に会えるのかなって…思ってたから…! 🦌🌕:いつも急に仕事が入ってごめんな…。 🐈⭐︎:ううん!今年も一緒にクリスマスツリーが見れて…嬉しい! 🦌🌕:…本当は今すぐにでも抱きしめたいくらいだよ。 🐈⭐︎:…え? 🦌🌕:あ、ほら、2階の手すり場の方が混んでなくて

          星に一番近い二人【scenario】

          甘い傷薬

          ある日のこと 恋焦がれる人が私に向かって こう言ったのです 「楽しい事なんて 毎日あるものじゃないけどね。 僕なんて月イチあればいい方」 当時 毎日毎日ご褒美を探していた貪欲な私は あなたの凪いでいる考え方に 「なるほど」 と深く頷いたのでありました あれから数ヶ月 私はあなたの教えを胸に生きています 「何なんだ、この生活は」と天を仰ぐ日も 声に覇気がないと同僚に指摘される日も 恵まれてるはずだと 自分に言い聞かせなければいけない日も 楽しいことは毎日なくてもいいい

          魔法使いこえみぃちゃん🪄💫🎄【scenario】

          シチュ:クリスマスの夜、お家で🏠🎄✨ 🐈(こえみぃ):この魔法使いこえみぃが、クリスマスディナーが飛び出す魔法を唱えりゅよ!!!せーの!メリー!クリスマース! 🐈(宅配):宅配ピザのお届けでーす! 🐈(女子高生):あー!勝手に宅配ピザ頼んだでしょ!!! 🐈(こえみぃ):こえみぃの魔法は、温かいうちにお召し上がりくださいなのらー♪ *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。. .*・゜゚・ この度、stand.fm《音声配信ア

          魔法使いこえみぃちゃん🪄💫🎄【scenario】

          儚い完全体

          ほっそりとした腕や脚が 乙女心をくすぐるワンピースから伸び 振り向く度に髪や眼差しが揺れ動く そんな美しい完全体を手に入れた私は あなたを見つけようと駆け出すの ほとんど二人だけだと 宣言してもいいほどの世界線で 私たちは限られた動作と あやしまれない程度の会話と じっと見つめ合うことで 愛を伝え合ったんだ 初めてのあの日 ぎこちなくカウンター席で 隣り合ったかと思えば 並ぶ提灯が妖艶な花街の片隅で抱き合い 永遠に伸びて行くかのような線路と 輝く緑が眩しい地で青春

          高級な笹🎋出荷業【letter】

          『ぱんたな』は、 tanaちゃんが、パンダの着ぐるみを着た姿をしている生物です😊✨🐼🍀笑 高級な笹を栽培して出荷する仕事をしており、可愛いです🥹✨🎋 *・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・*   この度、stand.fm《音声配信アプリ》にて配信中の番組『生き物がたり』の『生き物図鑑』というコーナーに、レターを書かせて頂きました😊✨✨✨ この日のテーマは『ぱんたな』🍀🐼✨ 最近は高級な笹のみならず、高級な明太フランス🥖も出荷してくれます🥹

          高級な笹🎋出荷業【letter】