恋が始まる時 【まゆらさんとのコラボ作品】
序章のようなもの、パンダ担当🙇♀️🐼🍞✨✨✨
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「え?!全然無理なんだけど」
一人暮らしで、本来は静かで心落ち着いているはずの夜。スマホの向こう側にいる男子大学生の突然の要望に、思わず笑ってしまった。
「なんで?!姉さんは、サークルの飲み会がなくなった僕に寂しい夜を過ごせと?!」
こいつ、相変わらず子犬みたいだな。
「寂しいからって、こんな夜に私の部屋に来たいとか、いきなり電話してくる?」
「僕、素直なんだ!」
「知らないよ、私は明日の仕事の準備で忙しいのーっ!せっかくのプレゼンの機会、気合い入れてるのっ!それにもうメイクも落としちゃったし」
「ねぇそれって、僕が、メイクしてない姉さんの方が可愛いよ、って絶対言うって知ってて、言ってるでしょ?」
「はーっ?!もう立ち入り禁止ー!!!」
「えー!やだやだやだ!」
「暇なら試験勉強でもしてなさいよー!警察官目指すって言ってなかったっけ?!」
「うーん…、悩んでるんだ…」
この子、私のこと慕ってくれてるけど…、私のことなんかより、もっと自分のこと考えたらいいのに…。時間は過ぎちゃうよ、あっという間に…。
「私は仕事が楽しいよ」
「うん」
「それに、うじうじ悩んでる男子より、頼れる男性が好きだなー」
「え、それって、警察官になったら付き合ってくれるってこと?!」
「動機が不純なポジティブシンキング!!!」
「姉さんのこと、好きだよ」
それはこちら側が一瞬言葉を失ってしまうほど…、不意打ちが得意な子犬の、素直過ぎる告白だった。
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こちらの続きをまゆらさんが書いてくださりました🥹✨(またnoteにアップしてくださります!✨)
まゆらさんが書いてくださったものも含め、全体的に『続きものの第一話!』みたいな雰囲気を楽しんで頂ければ嬉しいでーす😍✨✨✨
読んで頂き、本当にありがとうございました…!😭✨✨✨
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