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旅が私を呼んでいる

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旅と登山と散歩のメモ。出会った風景や人、食べ物の記録です。
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京都めぐりの麺類たち

京都めぐりの麺類たち

今回の旅行は1泊2日の弾丸京都でしたが、お昼ご飯の麺類率が非常に高かったです。季節は冬、やはり暖かい汁物をいただきたくなるのが人情というもの。お出汁のきいたつゆを思い浮かべただけで、足は自然に麺類のほうへと向いてしまいます。人類は麺類。いわゆる映えのご飯ではありませんが、出会った一杯のどんぶりはそれぞれとても愛おしいものでした。

貴船ひろ文の「鮎と京湯葉にゅうめん」

貴船川沿いを、貴船神社奥の

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冬の比叡山延暦寺へ 西塔地域編

冬の比叡山延暦寺へ 西塔地域編

東塔地区を一通り歩いたので、そのまま西塔へ向かいます。

西塔地区全体図はこちら。

西塔地区へと向かう道

東塔からは、阿弥陀堂と東塔の間を通り、途中の巡拝受付スタンドでチケットを見せてから、未舗装路を歩きます。時は2月、積雪で足元はかなり不安定なので、登山靴推奨。途中で川を渡る短い橋があるのですが、その上はかなりツルツルで、注意深く進みます。

橋を渡ったところに山王院があります。

ここは、

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冬の比叡山延暦寺へ 東塔地域編

冬の比叡山延暦寺へ 東塔地域編

そんなわけで、ケーブル延暦寺駅から、まずは東塔地域を巡るの回です。
京都駅から延暦寺までの経路(冬編)は以下をご覧ください。

比叡山延暦寺全体図はこちら。

ケーブル延暦寺駅からメインエリアへ

延暦寺駅もレトロで懐かしい建物でした。日本一の長さのケーブルでも標高はそれほどでもありません。

ただやっぱり山の上。積雪も多ければ雪もちらつく、いかにも「冬の比叡山」のイメージどおりです。駅からメイン

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冬の比叡山延暦寺へ 交通編

冬の比叡山延暦寺へ 交通編

京都を旅しているときに、ふと見える山を「あれ、比叡山だよ」と教えてもらったことがあります。比叡山が見えるなんて、うひょ〜、かっちょい〜、というのが素直な感想でした。
比叡山・・・信長の焼き討ち。高僧が修行される奥地。浅すぎる知識ばかりですが、その響きはなんともかっこよい。いつか行ってみたい。というわけで、ふと今年の冬に行ってみようと計画しました。折しも、寒波到来直後。「雪の比叡山延暦寺」とは、寒さ

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京都めぐりのオヤツたち

京都めぐりのオヤツたち

冬の京都に行ったことがないなあ・・・と思い、ふと予定のない週末に京都旅行をあてました。
旅程は二日間で、1日目には以前から時間ができたら行こうと思っていた比叡山延暦寺へ(もはや滋賀県)。そして2日目は、雪の季節に行ってみたいと思っていた鞍馬山をメインの予定としました。

旅の記録はさておき、今回はオヤツに和菓子をたくさんいただいたので、ここでまとめておきたいと思います。

おはぎの丹波屋

観光客

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道があればそこは店

道があればそこは店



ベトナムホーチミンの路上飲み物やさん。道路のあちこちにテーブルを置いてしまえばそこはもうお店。このお店はココナッツとペットボトルや缶ジュースのみでしたが、椅子がバラバラと置いてあって、適当に座って飲みながら休憩できるのがいい。ただ日陰じゃないので相当暑かったけど。いちにちお店を開いてどのくらいの売り上げなんだろうな。太陽が登って落ちていくまで、ゆるくゆるく、時間が流れていく。

ベトナムの市場にて

ベトナムの市場にて



ホーチミン滞在中はとにかく市場にばかり行ってました。ガイドブックに載っているような大きな市場から、通りすがりに見つけた中〜小規模のところまで。問屋が集まっている市場は、カバンも靴も服もすべて束になって売っているし、中華系のエリアではおめでたそうな室内外の装飾グッズが山盛りに。かつての秋葉原を彷彿とさせる電気や部品が揃う市場では世界のmakitaの看板を見つけて嬉しくなったり、軍用品を扱う市場は

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ベトナムコロニアル建築

ベトナムコロニアル建築



ベトナム、マレーシア、シンガポールなどの東南アジアの国々でよく見るコロニアル建築の建造物。ヨーロッパの植民地時代に持ち込まれた建築様式がその地の文化と融合して様々な形となり残されています。ベトナムでも、こんな感じの西の匂いがする建築物をたくさん見ました。赤道に近い国では太陽が頭の真上から照りつけて昼間は非常に暑いのですが、そんなもんやりした空気の中でパキッとした優雅な佇まいの建造物の周囲を歩く

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買い食い天国ベトナム

買い食い天国ベトナム



おうちで過ごす時間が続き、がんばって自炊されている方も多いと思います。色々な飲食店がテイクアウトや通販をしてくれているのも便利でとてもありがたいですよね。私も毎食ではないですが、近所のレストランからちょくちょくテイクアウトをしています。とても美味しいです。
私は基本的には自炊派でお昼も自分で作ったお弁当を食べています。健康のためというのもあるのですが、第一には節約のためです。旅行や登山が好きな

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バイク天国ベトナム

バイク天国ベトナム



東南アジアの旅では、どの国でもバイクのお世話になってきました。バイクタクシー、レンタルバイク、知り合いの人が送ってくれるというときも殆どがバイク。二人乗り三人乗りは当たり前で、ガソリンスタンドがない国では雑貨屋で買ってきて自分で入れちゃったり。
ベトナムでは朝や夕方には広い道路を埋め尽くすバイク軍団が、信号が青に変わった途端に全台がロケットスタートするのに圧倒されました。バイクタクシーも、Ub

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ベトナム・ホーチミンのバインミー屋

ベトナム・ホーチミンのバインミー屋



ベトナム・ホーチミンを訪れたのは2019年。
泊まったホテルの横に小さいバインミー屋さんがあり、毎日通ってテイクアウトしてました。同じ店で、具材もそんなに変わらないのに、なぜか毎日味が違うという不思議。ある日はヒーヒー言うほどスパイシーで、ある日は煮物のようにやさしい甘さだったり。一見パサパサのパンは皮パリパリで中しっとりのフランスパンの見本のような出来で、その中にナムルっぽい野菜と肉がぎゅう

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Cheesy&Padmaの山案内「真夏の黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳へ」

Cheesy&Padmaの山案内「真夏の黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳へ」



8月の超暑い最中、甲斐駒ヶ岳へ行ってきました。標高差2000mの黒戸尾根を登ると言うと、経験者は口々に「・・・この時期は多分暑くて死ぬ」と。確かに長い樹林帯のエリアは汗だくでしたが、「暑い」の前振りをあまりに多くいただいて、阿鼻叫喚の地獄登山をイメージしすぎていたため、それほどでもないじゃん、と思うことができました。あの時に脅しまくってくれた友人たちには感謝です。
※地図の番号は以下各図の見出

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Cheesy&Padmaの山案内「中央アルプス宝剣・空木縦走」

Cheesy&Padmaの山案内「中央アルプス宝剣・空木縦走」



2019年の夏を思い出すと、細かく登山をしなかった気がします。反対に縦走によく出かけたなーと。暑かったからでしょうか? 標高の高いお山に行けば涼しいように思えるのですが、この宝剣・空木の縦走は、下山路まで樹林帯がほとんどなくて、太陽がジリジリ。休憩中は日傘がいるんでない? と思うくらいの暑い山行でした。
※地図の番号は以下各図の見出し番号です。

1.千畳敷から宝剣山荘へ

千畳敷まではロープ

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Cheesy&Padmaの山案内「北アルプス裏銀座縦走」

Cheesy&Padmaの山案内「北アルプス裏銀座縦走」



2019年夏、北アルプスの裏銀座縦走に出かけてきました。コースは上の地図のとおり、新穂高温泉スタート→高瀬ダムゴールの3泊4日。1日10時間近く歩いてこなす、行動時間の長いハードな行程となりましたが、歩くたびに景色がどんどん変わり、北アルプス奥地の様々な山小屋を寄り歩くのは発見の連続でした。そして周囲の山にもっと行きたくなってしまうヤバい病にまんまと罹患して帰ってきたのでした・・・。
※地図の

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