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再始動の一歩

 先日退職に関する記事を書き、多くの方々にご覧頂くことができました。
ご覧頂きありがとうございました。

 先日より行っていた転職活動の末、無事に内定を頂くことが出来ました。
今回は退職に至るまでの反省と、転職活動で取り組んだことを書いていきたいと思います。


■前職は自分に合わない環境を選んでいた

 前回転職した理由は、「経理職として専門性を広げて知識を得ていきたい」という一つの軸を元にしたから。
 しかしながら、この選択はかなりの背伸びであった事を感じました。
特にHSPの特性と対極な環境を選んでいたということ。

 ① 実力主義 →周囲と比べられる。自分自身に劣等感を感じてしまう。
 ② 部署の人数が多い →仕事で足を引っ張らないように、迷惑を掛けないようにと考えてしまう。このプレッシャーがストレスになりやすい。
 ③ 緊張する雰囲気(職場) →周囲に話しかけられない、失敗が怖い、頭が真っ白に。

 私にとって、特に心身共に全く良くない環境だったと回顧しました。
 もちろん会社の環境は、入社をしないとわからないものですが、事前の面接やエージェントを通すことなどで確認出来ることや自分の目で職場を見ることも出来たのではないかと考えました。

■自己分析を行い身を置きたい環境を考えた

 そして自己流ながら自己分析を行いました。
自己分析したことは大きく2つ。

 1.「どういう環境」で働きたいか
 2.自分が何をして喜んできたか

 まずは、「1.「どういう環境」で働きたいか」を考えました。ここでいう環境は、オフィスの綺麗さ・物理的なもの・雰囲気・会社の人数・会社の仕組み、職場環境で自分を取り巻くもの全て。
 そこでさらに、嫌な環境と過ごしたい環境を考えました。

×)嫌な環境(※最初の見出しで記載した3項目)
 ① 実力主義
 ② 部署の人数が多い 
 ③ 緊張する雰囲気(職場) 

◎)過ごしたい環境
 ① 自分を誰かと比較せずに済む環境 
→ 比べるという思考が減り、劣等感を感じる機会を減らす。
 ② 人数が少ない 
→ 上記①が達成しやすい。人間環境もある程度限定できる。仕事の失敗の影響も多岐に広がりにくい。
 ③ 緊張しない環境 
→ 周囲に話しかけやすい環境、事務所の環境(匂い・雰囲気・広さ狭さ…これは人それぞれ好みが異なりますね。)

 続いて、「2.自分が何をしたら嬉しいのか」についても考えました。
そこで、自分の仕事や趣味と照らし合わせた結果、以下の4つが浮き出てきました。

 ・中小企業診断士の勉強 → 勉強した知識が仕事に生かせて嬉しい。
 ・簿記の勉強 → 勉強した知識が仕事に生かせて嬉しい。
 ・料理 → ネット、Youtubeで調べたレシピを再現出来て嬉しい。
 ・野球観戦 → ファンのチームの選手や応援歌を覚えて、球場で他のファンと応援出来て嬉しい。

 他にも喜んできたことはあるのですが、共通していることは、学びや調べた事を経験につなげることで喜びを感じているということ。
 そこで、経理の事を勉強し続けながら、引き続き経理職として仕事を経験していきたいと結論付けました。
 
 この作業で、自分自身を再確認することができ、今後のキャリアに関する考え方にも迷いが無くなりました。

■自己分析を経て転職活動で行ったこと

  自己分析の結果を持って、いざ転職活動へ。
(今回はエージェントを通して活動を行いました。)
有難いことに数社面接に進むことができ、その際には以下のことを行っていました。
 ・人員の少ない企業へ応募
→ 大企業ではなく、中小企業規模。競争になる可能性が少ない。
大企業と比較して部署も少なくなることから、内部の調整事も少なくなると想定。
 ・企業の雰囲気を知るために、執務室を見学
→ 配属が想定される部署の環境を確認。(座席間隔、静けさなど)
 ・面接時に感じた直感を大事にした
→ 
面接官の方々の話し方、面接時の雰囲気を大事に。またこの方々と会いたいと思えたかどうかを大事にした。

■短期離職の経験をオープンにして転職に

 そして、今回少し懸念していた適応障害、短期離職のことは全て転職先へオープンにすることに。
 「短期離職は採用上プラスにならない」「2カ月の就業期間であれば履歴書に書かない方がよい」という情報もありました。
 しかし、正当な理由で前職を離れたという自分の考え方を相互理解できる企業で働きたいという考えもあり、適応障害、短期離職のことはオープンにして臨むことにしました。
 書類段階でお見送りとなる会社も多数ありましたが、そうした考えが奏功したのか、落ち込む事は全くありませんでした。
 
 そして、書類選考で合格させて頂いた企業様で、面接の際にその話をしたところ、深く共感して頂けました。
 その際面接官の方に「苦しい思いをしましたね。」と言って頂きました。その企業様からは、その後経理職として内定を頂きました。
 
 自分にとってとても苦しかった経験を共感してもらい感謝しかありません。勉強して経理職としての経験をさらに積んでいきたいと心から感じています。

 ※ちなみに企業研究は以下のことを行いました
 会社の事を理解し、何より好きになるため、企業のホームページ、有価証券報告書、株主総会の招集通知、YouTube、インスタ、Google Earth(会社の敷地周辺を調べる。笑)、など可能な媒体は全て閲覧。
 →ここでもHSPの特性が良く出たのではと感じています。想いに応えたいという気持ちがかなり強くあったと思います。

■今後もどうなるかはわからないけれど…

 自己分析を行った結果、自分にとっての「嫌な環境・過ごしたい環境」を考え、「自分が何をしたら嬉しいのか」という2点を突き詰めて考えてみました。自分の職歴ひいては人生を考える作業となりました。
 
 この作業の中で、「ブレインダンプ」という方法を知りました。頭の中にあるはっきりしない思考や、感情を紙に書き出して吐き出す思考を整理する方法のことです。この方法を少し試してみると、行動の共通点・悩んできたことが次々浮き出てきました。
 定期的に思考を吐き出す作業は、毎日を心地よく暮らすテクニックにもなりえるとの事。見えないものが見えてくるだけで動きずらい事も動きやすくなるのでしょう。

 転職先はひとまず決めたものの、まだスタートラインに立ったばかりです。今回の経験を再び学びにして、さらに経験とする。人生の転機となったこの経験を無駄にせず必ず何かに生かしたいと考えています。

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