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うつ病の人に「メンタルを鍛えよう」とアドバイスすることへの疑問


世間では、メンタルの事をよく豆腐メンタル・鋼のメンタルと表現することがありますよね?

鋼のメンタルとは、例えば



「友達と思っていた人から仲間外れにされ、いじめられたとしても、平然と冷静に居続ける」

具体例

といったことでしょうか。

逆に、豆腐メンタルとは、具体的には

「私はただ優しく接していたつもりなのに、友達と思っていた人から仲間外れにされ、いじめられ、そして、平然と冷静に居続けることが出来ず、『私が悪かったのかな』と罪悪感を抱き、気分が落ち込み、立ち上がれなくなり、家から出られなくなり、一日中寝込むようになる」

具体例

という状態を揶揄する言葉でしょうか。

私の妻はうつ病です(今は寛解しています)。うつ病で寝込んでいた時の妻はしきりに

「私は誰にでも優しく接してしまうので、そのことでいじめっ子はつけあがり、どんどん攻め込んできてしまう。優しさゆえにイジメ、モラハラに会ってしまう私自身が悪いのかな」

妻のセリフの要約


と嘆いていました。その受けたイジメ、モラハラを周りの誰かに相談しても、大概は

「心が弱いからちょっとしたことでも気にしてしまうんだよ。付け込まれてしまうんだよ。心を鍛えようよ」

アドバイス

といった類のアドバイスをよく言われたそうです。私は最近常々思うのですが


この類のアドバイスって何かおかしくありませんか?


何故なら、こういったアドバイスする人たちは大概

モラハラ、パワハラをする人達、イジメる人達


を非難しないからです。

事を荒立てて和を乱すことはいけません。よって多少のイジメ・モラハラには我慢しましょう。


ということなのでしょうか!?