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真夜中のコンビニとビバルディ
普段子連れのわたし
罪悪感なく
急ぐ理由がない一人の時間ができると
すーっと気分が落ち着く
数時間誰かに預けている時よりも
この10分間が貴重
これといった予定がないからかもしれない
炭酸水以外に
特に買いたいものもない
でも辺りを見渡すと
ウキウキする
帰り際
後ろから
ビバルディの冬第一楽章が聞こえた
音大生の男女二人組が
携帯スピーカーで流している
これ弾けるようになりたい
男の子
メスのようなスパチュラ
久しぶりのお料理教室
思いついた持ち物はペン一本
クスクスと笑ってしまった
わたしが求めていることは
情報なんだなぁと
一人だけエプロンなし
気にならない
『みなさん、手際がいいですね』
先生にそう言われて
思い浮かんだのは
医療ドラマの手術シーン
先生の次の手を読み取って
メスを渡すように
さっとスパチュラを渡す
テンポを感じて受け取る
タイミングが合ったときの快感
わたしは
約束のないランチアポ
わたしの日常に
小さな奇跡がたくさんおきている
36歳までの人生
記憶に残る奇跡のような体験はなかった
今日のランチアポ
3日前から予定を空けていた
一対一で話したかったけど
候補者はふたり
そしたら前日の夜に
そのひとりから連絡があった
すぐにアポ確約
決めていたテーマについて
わたしではなく
相手からキーワードが出る
ひとつ、ひとつ
小さなキセキを味わうと
自然と次もやってくる
ゾンビとの2時間半 2 and a half hours with the zombie
今日はパワフルなお医者さんに会った
上の子の幼稚園を休ませ
片道1時間かけて3人で行った
マシンガンのようにお空の方から話す人
前の私だったら
表向きは全く動じず
内心はズタズタだったであろう
『足を組んで僕の話を聞くなら帰ってもらっても良い』
いっきに、グサグサ、ガラガラ、
ドーン、ガッチャン
負のエネルギーが降ってきた
よく見たら目が灰色でゾンビみたいだった
でも今の私はそんなもの
一杯のコーヒー a cup of coffee
心がおどる
そんな日常の出来事を
毎日書いてみることにした
『一杯のコーヒー a cup of coffee』
心地よいcafeと出会った
空間の一部になるだけでエネルギーが上がる
少し年季が入ったビルをリノベーションした大人カフェ
常に子連れの私は
この落ち着いた感覚が久しぶり
待ち合わせ時間より少し前にたどり着いたことで
得られた心のゆとり
そんなことも多分影響している
待ち合わ