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栗原市が教えてくれた、「人に会いに行く旅」 【おてつびとインタビュー vol.4】

🐝おてつびとインタビュー vol.4🐝 
池山 愛理(いけやま あいり)

今回は、2月に実施の宮城県・栗原市くりはらしでのおてつたびに参加した、池山 愛理いけやま あいりさんにお話をお聞きしました。

●おてつたび基本情報●
地域:宮城県・栗原市くりはらし
期間:2020年2月14日(金)~19日(水)
おてつたび内容:
縁日の準備・運営や、地域企業にてお惣菜の配達など
https://otetsutabi.com/plans/16

◆栗原市はとにかく人がパワフルで、凄い!!

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私は現在は金沢の大学に通っていますが、三重県・津市つしの出身です。

津市といえば県庁所在地なので、都会なのかな?と思われるかもしれませんが、まわりは田んぼというような山間の地域です。

おてつたび先の宮城県栗原市の印象は「人が凄くパワフルで、明るい」。

私がおてつたびをした花山はなやま地区は人口1,000人くらいの地域で、決して大きくはないですが、それで悲観的になるわけでもない。

田舎だから細々と生きていこう」というよりは、「これからの栗原をもっと良くしていこう、盛り上げていこう」という方たちが凄く多いんです。

交流会も多くされていて、市役所の方も、起業されている方も、農業をされている方も、みんな一緒になってあれこれ議論して…。いっぱいアイデアがでてくるんですが、それを地元の人が主体となって、市役所のサポートも受けながら実現させていくんです。

それまでの私の”田舎”のイメージは、各々が農作業をして現状に満足してゆったり生きている……というものでした。

自分の地元では「まちをもっと良くしていこう!」と人と人とが繋がっていくことが少ない印象だったのですが、栗原では、地域の人が自分ごととして主体となってまちを盛り上げていこうとしているのが凄いなと思いました。

◆とにかく"おてつたび"に行きたかった

今回、私が参加したきっかけは、とにかく"おてつたびに行きたかった"ことでした。

「おてつたび、素敵だな~!」と思ってHPを見ていた時に、ちょうどあったのが栗原のおてつたびだったんです。

東北にも行ってみたかったし、平泉に行きたいなと思っていたこともあり、ついでに行けるかな、って。あとは日程の問題もあって決めました。

だから私の場合は、もとから栗原にいこう!と考えていたわけではありませんでした

今後、栗原を再訪しようと決めているんですけど、理由としては迎え入れてくれる場所だと感じられたことが大きいです。

あとは自然豊かなところだから、栗原の春夏秋冬すべての季節を見てみたいなとも思っています。

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◆おてつたびで見つけたのは、”自分だけが帰れるとっておきの場所”

正直、行くまでは栗原の情報があまりなくて……。

なるほどー、田舎なのかなー。自然豊かなところなのかなー。栗駒高原……あ、山ね……。みたいな。事前にしっかり調べていったということもなかったです笑。

栗原は自然が豊かなので、食も豊かなんです。

私、食べることが大好きなんですけど、特に美味しかったものといえば、レンコン。栗原市は東北最大のレンコンの産地で、夏には蓮のなかをボートで遊覧できるアクティビティもあります。

あとは、お酒とか、お米で作られたものすべてが美味しかったです!!

お米味の、醤油をかけて食べるジェラートがあったり、「しんこもち」はすっごく美味しいです!お取り寄せもできるんですよ。

行く前はそんなにピンときていませんでしたが、行ってみて、自分しか知らない、とっておきの場所、”秘密基地”を見つけられたなと感じています。

世間一般の有名なところではないけれど、自分だけが帰れる特別な場所だと思っています。

◆温かく迎え、見守ってくれる人に出会えた旅

私はおてつたびに行って、”旅”の概念が変わりました

これまで、友達以外の「人に会いに行く旅」ってしてこなかったなと思うし、こうしたきっかけがなければ、地元の方と話すことってあまりないですよね。

その人にとっては当たり前のもの、それこそ「この花、〇〇っていうんだよ」とか、そういうものって凄くいいなあと思って……。だから機会を見つけてまた違う地域にも行ってみたいです。

あと、おてつたびはちょっとでもいいなと思った人には是非使ってほしいサービスですが、生きづらさを感じている人も使ってみたらいいなと思っています……これは栗原限定かもしれないですけど。

栗原の人たちは、温かく迎えてくれるし、「やりたかったらなんでも、失敗してもいいから挑戦してみていいんだよ!」って感じなんですね。温かく見守ってくれるんです。

「思った通りやっていいのかな!」って思える、挑戦できる風土が栗原にはあります。栗原に行けば、勇気をもらえますよ!

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◆比べてみて気づく、それぞれの町の良さがある。

一緒に行った首都圏の子は田舎に行きたいという思いがあって来たと言っていましたが、私はもともと都会の出身でもないので「田舎に行きたい!」というわけでもなくて。

地方は地方」ってひとくくりにされているけれど、栗原は金沢と比べても、津と比べても違います。私はそれぞれの良さを見つけられるのが楽しいなと感じました。

地方の学生が地方を訪れることで見えてくる課題もあると思います。

たとえば、栗原は、過疎地域のなかでは先進的な取り組みをしているので、事例を知ることにもつながりますよね。参考になることがあったり、いろんな事例を知ることができる。それぞれの町の良さを見つけられるのが良いところだと思います。

私もおてつたびから帰ってきて、今までは見えていなかった地元の良さもあるのかなと思うようになりました。自分の地元でも、誰かが起爆剤になったら面白いことを始める人が集うようになって、連鎖が起きて行くのかなと考えたりもします。

今までは知らなかっただけだったのかもしれない。まずは、あらためて三重県内をまわってみたいです。

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最後に、「池山さんにとって栗原市とは?」と訊いてみると、「帰る場所、ですね」と即答してくれた池山さん。
自分だけのとっておきの場所、”秘密基地”という素敵な表現が印象的でした!
ありがとうございました!

<聞き手:田中沙季永岡里菜 構成・執筆:田中沙季>

⭐おてつたび先地域⭐

note_宮城県栗原市

◆栗原市HP
https://www.kuriharacity.jp/

◆栗原市観光ポータルサイト ぎゅぎゅっとくりはら
https://www.kurihara-kb.net/

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