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いろんな人の生き方を見てみたい。“人生修行中”の彼女が京丹後で見た、おてつたび先の世界とは?【おてつびとインタビュー vol.16】

おてつびと_vol.16_カメ

今回は京都府京丹後市きょうたんごしにある[海のしずく こやど 石]のおてつたびに参加された、通称:カメさんにお話を伺いました。

「いろんな人の人生を見て、学びたい」と話してくれたカメさん。どうしてそう思うようになったのか、そこからおてつたびに参加するまでにどんな考えがあったのか。その経緯を詳しく聞いていきます。

●基本情報●
おてつたび先:海のしずく こやど 石
地域:京都府京丹後市きょうたんごし
期間:2020年12月18日(金)~ 22日(火)
お手伝い内容:旅館業務
詳細:https://otetsutabi.com/plans/142

夕日路

◆出会いを増やして、いろんな人の世界を知る。おてつたびはその方法の1つ。

みなさん、はじめまして。兵庫県西宮市にしのみやし出身の大学生です。どうぞよろしくお願いします!  

おてつたびを知ったきっかけは、たまたま見ていたTV番組で「なぜ、無料で旅行が出来る?」と、おてつたびが紹介されていたことでした。
番組の放送日が11月17日で、申し込んだのが11月24日、おてつたび開始日が12月18日。おてつたびを知ってから実際に参加するまで約1ヶ月。

ただ観光地を巡るのではなく、その地域に住んでいる人と出会って・つながりを持てる点がすごく魅力的だなあと思い、すぐに参加を決めました!

私が多くの人と出逢って、どう生きているのか知りたいと思うようになったのは、大学生になってからです。他の人がどう人生と向き合っているのか知って、自分の生きる糸口を見つけたかった。

高校卒業までは学校や塾の周りの大人が言ってくれていた「大学合格=幸せな人生」を送れると信じていて、辛い受験生活も必死に頑張りました。
しかし大学に合格して入ってみたものの、その後の生活をどう送っていけばいいか分からなかったんです。

今までは〇〇高校に入って、勉強も部活も頑張って、〇〇大学合格!みたいに、ある意味成功のレールが決まっていたのですが、それが大学に入るとなくなってしまったんです。

全部自分で決める、その状態になったときに、今までどれだけ自分の人生を考えずに、他の人の考えや社会の成功の価値観を頼りに生きてきたかを痛いくらい実感しました。その後の大学2年間は完全に自分迷子、人生迷子でしたね。大学入学までずっと抱いてた夢も自分の価値観の変化とともに無くなってしまい、何も頑張れなくなりました。

そんな鬱々とした日々の中でも、どうにか自分を強くしたい、この状況を抜け出したいという思いでたくさんの分野の本を読んでいくなかで、こう思うようになったんです。↓

「まだまだ人生の修行中だ」
「どんなことでも縁だし、経験や出会いはいつか線でつながるはずだから大切にしよう」

そして私が幸せになるために今必要なことは、いろんな人の世界を知って、自分のできることを増やしていくことだと気が付きました。だからこそ、やってみようと思ったことはなんでも挑戦してみていて、おてつたびもその1つです。

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◆偶然知ったおてつたびで、夕日に惹かれた京丹後にもう1度行けることに。

おてつたび先に[海のしずく こやど 石]さんを選んだのは、 “心の直感” ですね。「なんかいいな」って。最終的に決め手になったのは、期間とおてつたび先の場所ですかね。

期間は1~2週間を希望していました。以前、2か月間の住み込みバイトをしていたときは、業務量が多い上に期間も長くて大変だったんです。仕事がたくさんあっても、最初から最後まで全力でお手伝いできるように、短めがいいと考えてました。

場所が京丹後なのも決め手でした。京丹後に行くのはおてつたびが3回目です。1回目に見た京丹後の夕日がすっごく綺麗で忘れられず、もう1度行った際にも、京丹後になぜかすごく惹かれて。

やっぱりもう一度行きたい!と思っていたところにおてつたびの募集があったのでとてもうれしかったです。やっぱり何事もご縁ですね!

初めて冬の京丹後に訪れましたが、想像していたよりもずっと寒くて驚きました(笑)。その代わりに、温泉が凍えた身体も芯から温めてくれるだけでなく、心にまで沁みるような感じがして最高でした!

今回訪れてわかったのは、京丹後の自然や海は、季節や時間帯によって全く異なった顔を見せてくれること。なのでおてつたびを通して、色々な季節に訪れてもらえると、より京丹後の魅力がわかるかと思います。

あとは、おてつたびと京丹後市観光公社との連携で、新型コロナウィルスの検査も簡易的に受けられたので、おてつたび先の方にも安心して迎えていただけました。

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◆とにかく伝えたい、おてつたびで出会った人生の先輩の素敵さ。

本当に人に恵まれたおてつたびで、特にオーナーとの出会いは一生モノです!

ほとんどお一人でお宿をまわしてらっしゃる、仕事人なんです。客室清掃、お客様にお出しするお食事の調理、そして経営もされています。

そんなに忙しくされているのに、すごく優しい方なんです。達観されているというか。その理由は誰かのミスも経営してる自分のもの、と考えていらっしゃるから。自分の行いは自分で責任を持つとおっしゃっていました。そして感謝を決して忘れない、素敵な方です。

働く期間が短い私に対しても、親身になってたくさんお話をしてくださいました。夜食にラーメンを作ってくれたり、私がデザートを持って行って一緒に食べたり。上下関係みたいなものはまったくなく、和気あいあいとおしゃべりしてました。

全てのお話や、言動から懐の深さがが垣間見える、そんなお方でしたね。能ある鷹は爪を隠す、じゃないですけど絶対見せびらかすような話はしないですし、褒められようって感じも全くしないんです……!オーナーから学ぶことがたくさんありました。

夜食

◆おてつたびを勧める理由


人生に無駄なことなんて一つもなくて、将来絶対にどこかで繋がると思っています。だから、おてつたびに参加することも絶対無駄にはなりません。人生の先輩との出会いから、ご自身の幅が広がる気づきや学びがきっとあるはずです。
 
繰り返しになりますが、とても素敵な人たちに恵まれたおてつたびでした。おてつたびは短期間のものも多く、参加しやすいと思うので、少しでも興味が湧いたら是非行ってみてください!

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お話を伺って、見て・聞いて・学んだこと、その全てが人生の糧になると改めて実感しました。
「色んな人の話を聞きたい」という素直な想いが溢れているからこそ、素敵な縁が引き寄せられるのかもしれませんね。

カメさん、ありがとうございました!
【取材:田中沙季、西村咲笑 執筆:西村咲笑】

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⭐おてつたび先データ

京都府京丹後市

◆京丹後市公式HP
https://www.city.kyotango.lg.jp/

◆京丹後市観光公社公式HP
https://www.kyotango.gr.jp/

⭐今回のおてつたび先
◆海のしずく こやど 石
・住所:〒 629-3245
    京都府京丹後市網野町浜詰海岸
・TEL:0772-74-0046
・FAX:0772-74-1004
・ HP:https://www.yuuhigaura-ishi.jp/index.html
・ブログ:http://ryokan-ishi.com/wp/

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