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Dr大竹の トリチウム動画
その1:ヒラメの有機結合型トリチウム(OBT)は測定可能です。 有機結合型トリチウムは、アオサや植物プランクトンが光合成で作ります。 https://www.youtube.com/watch?v…
核のゴミ容器(キャスク)は14年前の 中古品で安全なの?~不正が内部告発された「M&E室蘭」製だった
今年9月にも核のゴミが、新潟県柏崎刈羽原発から青森県むつ市の「中間貯蔵施設」に運び込まれる予定です。青森県知事は安全協定締結を急ぎ、7月上旬に県民説明会を開催しました。
しかし搬入直前になって、輸送・貯蔵する容器(キャスク)の型式が変更されました。リサイクル燃料所有の日本製鋼所室蘭製作所で溶接されていた「タイプ2キャスク」が、なぜか登録から削除されました。さらに、最初に運び込まれるキャスク「タ
診療報酬改定で窓口負担が増えるの?
6月1日から診療報酬が新しくなり、初・再診料が値上げになって負担が増えるとのマスコミ報道がある。一方、診療所からは「紙の書類が増え、さらに減収になる」と悲鳴が上がっている。両者からは全く逆の意見が聞かれるが、本当はどうなのか解説する。人によって医療機関によって異なるのは当然だが、マイナス0.12%改定なので、医療費全体としては600億円のマイナスになる設計だ。さらに、実際はもっとマイナスになると
もっとみる志賀原発防災・避難計画の検証 その2~21:50 警戒本部廃止に異議あり!
2024年1月1日 16:10の発生した能登半島地震後の内閣府や原子力規制委員会がどのように対応したか、時系列にまとめ整理した。
合同警戒本部の設置と廃止 1月10日の原子力規制庁の資料「令和6年能登半島地震における原子力施設等への影響及び対応」によると、「警戒事態に至ったことから」中央と現地に警戒本部が設置されその後廃止されたと記載されている。
16:10 石川県能登地方を震源とする地震発
志賀原発防災・避難計画の検証~その1オフサイトセンターに住民40人以上が避難
2024年1月1日、マグニチュード7.6の地震が襲い、志賀原発のある志賀町では震度7を記録した。原子力災害への対応、防災という視点で国(原子力規制員会)と事業者(北陸電力)の対応について時系列で整理し、問題点を明らかにする。
原子力災害も含めて、防災基本計画は災害対策基本法に基づき作られている。さらに、原子力災害については、原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力災害対策指針(国・規制員会)、
魚のトリチウム濃度は?~東京電力は3か月たっても分析中
2023年8月から始まった汚染水の海洋放出では、3回にわたり3.2兆ベクレルのトリチウム水が福島の海に放出されました。
放出後、海水のトリチウム濃度は公表されていますが、魚類や海藻のトリチウム濃度は、なかなか公表されていません。海洋生物のトリチウム濃度がどうなっているか整理しました。
放出後の海洋生物のトリチウム濃度で公表されているのは、水産庁が福島周辺の4匹のヒラメ(他種類24匹)について
Dr大竹の トリチウム動画
その1:ヒラメの有機結合型トリチウム(OBT)は測定可能です。
有機結合型トリチウムは、アオサや植物プランクトンが光合成で作ります。
https://www.youtube.com/watch?v=4SXcrQLTf3k
その2: 「トリチウムは濃縮しない」をファクトチェックする
有機結合型トリチウムは、アオサ → アワビ、甲殻類→ 小型魚→ 大型魚→ ひとへと食物連鎖します。連鎖の過程で、
六ケ所再処理工場で起きた冷却機能喪失事故 ~高レベル放射性廃液危険に
7月2日、六ヶ所再処理工場で冷却機能喪失という重大事故が起きました。その結果、カラス固化の前段階で「供給液槽B」に貯蔵されている高レベル放射性廃液(2.6㎥)の冷却が8時間も中断しました。この廃液は長期間熱を発生するため、冷却機能が失われると24時間で沸騰蒸発し280時間で水素爆発を起こすと想定されている危険な廃液です。
原因は、仕切弁が誤って閉じられたために起きました。問題の弁は、高レベル