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うんちはすごい

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「うんちをすることは、いいことだ!」という文化をつくりたいと思います。 「うんち」の大切さを正しく伝えたい。 できれば魅力的に伝えたいと考えています。 うんちを知ることはより…
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#防災

東日本大震災から11年「釜石トイレアクション」から学ぶ

東日本大震災から11年「釜石トイレアクション」から学ぶ

災害時のトイレ問題を繰り返してしまう理由の一つに、私たちは日常会話でトイレや排泄の話をほとんどしない、ということが挙げられると思います。普段、話をしないようなことは、災害時においても声に出しづらいものです。声にならないことは「問題なし」となりがちです。また、備えを考えるときも水や食料は思いつきますが、トイレや排泄のことまでイメージが及びません。そのため、備えることができず、災害が起きるたびにトイレ

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避難所等で水分を控えることのリスク

避難所等で水分を控えることのリスク

最近は災害が多いので、もしも自分が避難所に行った時のことをイメージして備えを徹底することが大切です。避難グッズを備えることはもちろん大事なのですが、身体のことを知っておくことも大切です。

そこで今回は、水分摂取を控えてしまうことのリスクについて説明します。
医学的なアドバイスは、毎度おなじみの松下千枝さん(泌尿器科医)です。

水分摂取を控えてしまう理由まずは、なぜ水分摂取を控えてしまうのかとい

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災害時のトイレ対策 5つのポイント

災害時のトイレ対策 5つのポイント

いつもは「うんちはすごい!」をテーマに記事を書いておりますが、今回は被災された方々が、一刻も早く安心してトイレが使える状況になることを願い、急遽、災害時トイレの重要性と支援のための情報をまとめさせていただきました。

以下、かなりおおざっぱではありますが、5つのポイントに整理しましたので、参考にして頂ければ幸いです。また、必要とされる方に届けて頂けるとありがたいです。
どんどん、アップデートもして

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広くて快適!最新仮設トイレ事情とは

広くて快適!最新仮設トイレ事情とは

最近では少なくなりましたが、外観が電話ボックスに似ていて、簡単に運搬できるトイレのことを「仮設トイレ」といいます。

花火大会、マラソン大会、野外フェスなどに設置されますので、一度くらい使ったことがありますよね?

(写真:日本トイレ研究所)

この仮設トイレは、実は建設現場で使うために、埃や汚れ、雨風にも強く、コンパクトで運搬しやすく、頑丈というようなことが重視され開発されたものです。建設現場が

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震災経験から生まれたトイレのガイドライン

震災経験から生まれたトイレのガイドライン

これまで、阪神淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震など、大きな災害が起きるたびに、私たちはトイレ問題に悩まされてきました。

以前に書きましたが、震災時は断水などで水洗トイレが使えなくなることで、私たちの生活環境は不衛生になります。換気扇が止まってしまう、トイレのあとに手が洗えない、トイレ掃除ができない、水が流れないことに気づかずにトイレを使ってしまい便器がうんちとおしっこで満杯にな

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マンホールトイレを知っていますか?

マンホールトイレを知っていますか?

前回に引き続き、災害時のトイレについてです。

水洗トイレで用を足したうんちやおしっこは、建物内の排水管を通って下水道に流れていきます。その下水道は道路の下に張り巡らされていて、最終的には下水処理場につながっています。うんちやおしっこはそこで処理され、海や川に放流します。これは、小学生の頃、社会の授業で習いましたよね。

今の時代、日々の生活を便利に過ごすためにインターネットにつながることが欠かせ

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