「個性」という言葉は使い方次第
私は言語聴覚士として、児童発達支援施設に勤務している。
そこは、自閉症やADHDなどのいわゆる発達障害と診断された子や、まだ診断名はついていないグレーの子も利用する。
発達障害というのは、環境とのミスマッチから学びや生活に困難が生じる、生まれつきの脳機能の障害だ。
この、環境とのミスマッチというのは、障害の社会モデルといわれる考え方。
このモデルでは、社会や環境のあり方や仕組みが障害を作り出しているという捉え方をする。
例えば、車椅子を利用している人にとって階段など