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素直で柔軟な専門職でありたい

専門職界隈では、

・専門分野を決めて、その分野を必死で勉強して技術を磨きましょう

という意見と

・専門職といえど幅広く色々な勉強をして見識を広げつつその中で、専門的な視点を持つようにしよう


のような意見に 二極化 していることが多いように感じる。

私はというと、どちらかというと後者派。

ただ、幅広くと言ってもマンパワーが足りないからと言ってそこを埋めるために配属れたり、雇われたりするのは違うと思う。


例えば、以前勤めていた病院で実際あったこと。

食事介助が必要な患者が増えてきて朝食と夕食が回らないから言語聴覚士(ST)が早出と遅出をして、食事介助をしてほしいという話が上がった。


同じような理由で、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)はすでにそれが始まっていたのもあり、STも続けということらしかった。

ただ、PTとOTが早出と遅出をしてなにを行っているかというと食事の配膳や洗面、居室への誘導。

だれがどう見ても病院に勤務するリハビリ職の業務ではない。


それを知っていたので、当時STのリーダーをしていた私は早出遅出に断固反対をした。


正直、看護・介護のマンパワーの問題はそちらで解決していただいきたいものだ。


そんなこともあって、職域に関して様々な意見が飛び交うのはいうのが致し方ない部分もある。


とはいえ、専門領域しか見ないというのは視野が狭すぎると感じる。


自分の職域以外の勉強をすることで気づけることもたくさんある。


実際、私も1年目はPTやOTのリハビリ場面をたくさん見に行き、いろいろなことを教えてもらった。

その経験が後に就職したところで役に立ったことが数えきれないほどある。


もちろん自分の専門領域を極めるというのも大事なこと。


でも、それによって視野狭窄してしまうのは勿体無い。


オールマイティのなんでも屋さんになる必要はないけれど、他分野であっても吸収できる素直さ柔軟さはいつまでも忘れないようにしたいものだ。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

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