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#日記
とある至福の華金録〜スーパー銭湯編
その女は不敵な笑みを浮かべていた。
納品が完了したのが金曜16時半、そのあと特急でやるべきタスクもない。なんなら自営業で在宅ワークだから、これはもう決まりだ。
──華の金曜日、開始!
その瞬間の女は無限の可能性を秘めていた。
ロン缶をブシュッと開けて映画を見たっていいし、電車に乗って少し離れた街の水族館へ行ったっていい。手の込んだ料理やお菓子だって作れる。
だが、偶然か必然か女の心はひとつに決ま
日常の下手へた写真が愛おしい件
トイカメラを入手したこともあって、日常的にシャッターを押す回数が増えている。わたしの所持しているトイカメラは台湾発のpapershootと言って、フィルムカメラのようにその場では写りを確認できない仕様だから、その不便さが結構たのしい。
そりゃまあ下手な写真ばっかりなワケだ。ピントが来てなかったり、ぶれてたり、ハチャメチャだったり。
そういった写真は削除するしかないのだが、ときに「ああん、なんだか
シルバニアファミリーと海辺の町へ行きました。
シルバニアの愛らしさは普遍的だ。手のひらで包める大きさも、表情も、洋服も家具もすべてが可愛らしい。
今回はシルバニアと小さな電車旅をしたときの写真をまとめた。
シルバニアと車窓うちのシルバニア赤子たちにとって、電車の旅はこの日が初めて。車窓から興味深そうに外を眺めている。
駆けていく街並み、高速で次々と通過する駅。主の私にとっては見慣れた風景でも、赤子たちにはすべてが真新しい。
いくつもの
自分のnoteアクセス状況をなんとなく分析してみた
ひょんなことをきっかけに、毎日noteを書いている。
本業がライターとはいえ前提として人間であり、その上掃きだめのような雑記なので誤字脱字はおろか表現の間違いは多めに見てもらいたい……そんな角砂糖にシロップをかけたような甘々甘えん坊精神で綴っているこの文章を読んでいるあなたは類い稀なる物好きか、単なる暇人か。
などと活字好き左衛門らしい回りくどい言い回しで言葉遊びを楽しむのは良いが、まあせっか
JKの教え子ちゃん、読書はいいもんだぞ
活字を貪るガキことわたくしわたくしは子供の時分より学校やら国やら、オトナの組織を信頼しない子供だった。そのため夏休み前に掲示される『推薦図書』の類は読んでもつまらんと叫び、道徳の時間は目を開いたまま寝る練習をする良い機会と捉えていた。
だが、私の情緒面は書籍の類に育てられていた。ファンタジーに純文学、推理小説、エッセイ、ノンフィクション、SF……。「お前に本を買い与えたら家の床が抜ける」という理
大雪、ひだまり、河津桜【オールドレンズ日記】2022.1~3月
TAKUMAR 1:1.8/55で撮影した日々のできごと蓄積場。ハードディスクにただ蓄積されただけのデータを整理しつつ、日常の景色をインターネットの海に投げるなどしてみる。今回は2022年1月から3月まで。
<前回はこちら>
正月、両親を乗せてドライブマイカー実家を出てから10年が経とうとしている。20代前半から中盤までは傍若無人に生きていたので、正月もスズメの行水的スピードでしか帰っていなか
暮れゆく町、弾丸帰沖、ちいさいインコ【オールドレンズ日記】2021.11~12月
いまとなっては愛用レンズだ。中古のTAKUMAR 1:1.8/55はフリマサイトで5000円だった。
誰かから自慢されたのだっけな。それで羨ましくて購入したのだっけ。動機こそ忘れてしまったのだが、2021年の冬になんとなく”オールドレンズ”というものを入手した。
オールドレンズは筆記具で例えると、デッサンで使う木炭のような存在だと思う。使い勝手は決して良くないし、気を抜くと印象が強くなりすぎり