佐久間理志/小学校の先生

令和2年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞/マイクロソフト認定教育イノベーター2022-…

佐久間理志/小学校の先生

令和2年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞/マイクロソフト認定教育イノベーター2022-/愛玩動物飼養管理士2級/書籍「傑作!物理パズル50(ブルーバックス)」翻訳補佐

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授業デザイン#02【3年理科】

身に付けさせたい力 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説理科編の第3学年では、次のような説明がなされています。 こういった力が求められています。そこでこれらの力をつけるために… アフレコの授業をデザインしてみました。  MicrosoftのFlip(旧Flipgrid)を活用した実践となりますが、画面録画ができるタブレットPCでならどれでもできると思います。  授業の流れは以下のようになります。 ①動物の動画を撮りに行く  まずは動物の動画をみんなで撮りに行きます

    • 授業デザイン#01【3年国語】

      身に付けさせたい力 小学校学習指導要領解説国語編(平成29年告示)の第3学年及び第4学年では、次のような説明がなされています。 こういった力が求められています。そこでこれらの力をつけるために… クイズ詩の授業をデザインしてみました。  そして最初に構想してからかなり時間が経ちましたが先日実践することができました。児童の反応もとても良かったし、私自身もワクワクするような実践だったので、共有させていただきたいと思います。  授業の流れは以下のようになります。 ①雲の写真を撮

      • 【教科書はBlooket】はじめに&Gold Quest

        不可視の可視化  皆さんが小学生の時、ドリル学習は行っていましたか? ドリルに直接書き込むだけでなく、ドリル専用のノートを作成して、そちらに2回目や3回目などを手の横が真っ黒になるまで繰り返し行っていた記憶はありますか? もう覚えているのに何度も同じことを書かされる。でもやらないと、やる気がないとみなされてしまう。このやる気というのはなかなか目に見えないもので、他者に評価してもらうことは難しいですよね。なので手っ取り早く繰り返し作業のような形でドリル学習が推奨されていたの

        • 【教科書はブレワイ】上昇気流を発生させる炎

           あたためられた空気は上にいきます。温められた水も上にいきます。では金属はどうでしたでしょうか? 熱せられたところから離れていくようにあたたまっていく、でしたね。小学校理科の復習でした。  さてブレワイでは、NHKの大科学実験並みのスケールで、温められた空気が上に行くという現象を確認することができます。まず薪を3個以上用意しましょう。そして勢いよく火をつけます。すると、リンクが上に飛ばされるくらいの上昇気流が発生します。  現実世界で一番上昇気流を感じるのは、宿泊体験学習の際

        授業デザイン#02【3年理科】

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        • 教科書はBlooket
          1本
        • 教科書はブレワイ
          8本

        記事

          【教科書はブレワイ】太陽の反対側にできる影

           自分と太陽の反対側に、必ず影ができます。ゲーム内でも太陽の位置を確認しなければならない場面がたびたび起こります。そんなときはいきなり空を見上げるのではなく、まずは足元の影を見つめましょう。自分と影の反対方向に、必ず太陽があります。ゲームなので、太陽を見る際の遮光板が必要ないのもいいですね。  自分の向きが変わったり、ジャンプしたりしても、影の位置が大きく変わることはありません。また現実世界の1分がゲーム内の1時間に相当します。太陽の東から西への動きと、影の西から東への動きも

          【教科書はブレワイ】太陽の反対側にできる影

          【教科書はブレワイ】障害物を通り抜ける磁力

           マグネキャッチという、鉄製のものをつかむことができる特殊能力をリンクは授かります。磁力で鉄製のものを引き寄せられることは、小学校でも学習しますね。おそらく磁石にクリップが何個くっつくか、間に段ボールなどを挟んでもクリップはくっつくのか、距離に応じて磁力は変化するのか、などを実験を通して学んだはずです。  ブレワイの世界では、動画のように磁力が見えるような線としてあらわされています。とても見やすいですね。そしてその線は障害物を通り抜ける性質を持っています。遠くに行くほど磁力が

          【教科書はブレワイ】障害物を通り抜ける磁力

          【教科書はブレワイ】登山道となるパホイホイ溶岩

           火山を登る際に、周囲と比べて黒っぽく、なめらかになっている地面があり、上りやすいのでそこをよく通っていた方も多かったのではないでしょうか。この地面はパホイホイ溶岩と呼ばれています。面白い名前ですが、主にハワイで見られる溶岩で、ハワイ語となっております。  パホイホイ溶岩は、比較的粘度の低い溶岩が冷えて固まることでできます。また、できたてのパホイホイ溶岩は光沢を帯びているという特徴があります。ブレワイでは、頻繁に火山が噴火していたので、まだできたてなのかもれませんね。ちなみに

          【教科書はブレワイ】登山道となるパホイホイ溶岩

          【教科書はブレワイ】極寒の夜空にきらめくオーロラ

           誰もが一生に一度は見てみたいオーロラが、ブレワイの世界で見ることができます。  太陽風と呼ばれる電磁波が、地球の大気とぶつかることで光を放つことがあります。地球は大きな磁石となっており、太陽風はその磁石に引き寄せられるため、主に北極や南極付近でしか見られない現象ですが、ブレワイでは北の雪山にてオーロラを確認することができました。光のカーテンのように見えるため大変神秘的ですね。こちらも思わず見入ってしまいます。ちなみに毎日見られるわけではなく、何度かたき火で夜を過ごしながら、

          【教科書はブレワイ】極寒の夜空にきらめくオーロラ

          【教科書はブレワイ】長距離を移動する渡り鳥たち

           渡り鳥を眺めていると、V字になって飛行している姿が見られました。これは雁行飛行(がんこうひこう)と呼ばれる、渡り鳥たちによる長距離移動を疲れにくくするための工夫です。  仮に1列で整列して飛んでいたとすると、先頭の鳥が羽ばたくことによって、後ろに下降気流が発生してしまいます。2番目の鳥はその分強く羽ばたいて、上昇しなければいけません。そうすると、後ろにさらに強い下降気流が発生してしまい…。これがずっと続いてしまいます。結果一番楽をして飛ぶためには、前の鳥と45°後方に並ぶと

          【教科書はブレワイ】長距離を移動する渡り鳥たち

          【教科書はブレワイ】雨上がりに見られるダブルレインボー

           雨が降った後に、太陽を背にし、自分の頭と自分の頭の影とを結んだ直線の、約40°上方向に水滴があると、太陽光を反射して虹が現れます。いわゆる、主虹(しゅにじ)と呼ばれます。実は、虹は赤側の空が暗く、紫側の空が明るくなります。主虹を境目にして上と下で空の明るさが異なるのです。虹がちょうど境界線のように、空の明るさをはっきりと分けているのです。  そして、まれに約50°上方向にもう一本、副虹(ふくにじ)が見られることがあります。こちらは主虹と色の並び順が反対になります。先ほど主虹

          【教科書はブレワイ】雨上がりに見られるダブルレインボー

          【教科書はブレワイ】はじめに

          不可視の可視化  「不可視の可視化」という言葉が好きです。見えないものが見えるようになることはとても素晴らしいことです。私はゲームが好きなのですが、いままで何気なく遊んでいて見えてすらいなかったけど、実はこれ理科で学んだことだ! と気付かされることがたくさんありました。こういった出来事をセレンディピティ(思いもよらなかった偶然がもたらす幸運のこと)というそうです。  私が子供の頃は、親にゲームをするなんて時間の無駄と言われ、怒られるのを恐れながらやっていたゲームでした。

          【教科書はブレワイ】はじめに

          ヒト以外のヒト科の絵が得意だぞただし(1,341文字)

          私は絵が得意である。 小学校から大学まで美術の成績は常にMAXだった。 なんならお絵描きだけでなく大学では美術史の成績も「S」だった。 大学1年の時自画像をクレヨンで描く授業で 同じく小学校教員を志す同級生の画力の低さに驚き これなら手を抜いてもいけるだろと調子に乗り… #ほんとにごめんなさいね …効き手ではない左手で描いていた。 みんな肌の色や髪の色など彩色がうまくいかず 頭を悩ましているのを尻目に見ながら 私は暖色(赤・橙・黄の3色のみ)で彩色を済ませた。 そして授業

          ヒト以外のヒト科の絵が得意だぞただし(1,341文字)

          SCHOOL武蔵野でいっぱい学んだぞただし(1,452文字)

          3月26日にこくりSCHOOL武蔵野で わくわくワークショップを担当させていただきました。 外部に向けた公開授業だったり研究会での発表だったり 色々と経験させてもらえる機会はこれまでに何度かありました。 でもそれは教育委員会が主催しているものがほとんどです。 今回参加させていただいた教育クリエイターフェスはそれらとは大きく異なります。 教育系YouTuber 教育クリエイター 教員 そして学生 様々な立場の面々が集まって企画されていったものです。 私はわくわくワークショ

          SCHOOL武蔵野でいっぱい学んだぞただし(1,452文字)

          教育用クイズ作家の心得(1,003文字)

          「Kahoot!」や「Blooket」を使って見えてきたことをまとめたい。 これらは教室内でクイズ大会を開くことができるサービスだ。 これらを使うと教師主催でクラス内で 早押しクイズ大会を簡単に開催することができる。 この「早押し」というのが気を付けなければいけないところで 子どもたちにやらせると夢中になりすぎてあることが起きてしまう。 それは…正答選択肢丸暗記問題 つまり子供たちは問題文をろくに読まずに 早押しに夢中になりすぎて選択肢だけを見て 正答を導きだそうとしてしま

          教育用クイズ作家の心得(1,003文字)

          コマコマ×パドレット (369文字)

          4年理科の単元学習のまとめを アニメーションでアウトプットさせてみた みんな夢中になってノートに絵を書いて 「KOMA KOMA x 日文」で撮影して あっという間にオリジナルの解説動画が完成する 「KOMA KOMA x 日文」を使うと 連続で撮影した写真を一瞬で連結して 簡単にGIF動画に変えることができる オンラインで完結してフリーで使えるのも強い そして完成した解説動画を オンラインの共有掲示板「Padlet」にあげると みんなですぐに鑑賞ができる MP4動画

          コマコマ×パドレット (369文字)

          2023年の海の日は要チェックやただし(701文字)

          素数が好き 自分と家族(1)以外には(腹を)割れない感じが憎めない そしてゴールドバッハ予想が好き もしかして… 2より大きい偶数は必ず素数+素数で表せられるのでは? ってやつ 皆さんすでにご存じの通り 残念ながら2023は素数ではない 1と2023以外だと 7と17で割れる 2023=7×17×17 今年の海の日は7月17日… これは何か起こるな… 「要チェックや」 by 彦一 新年が明けたので とりあえず現段階で今年中にやりたいこと11個をまとめたい こういうの書

          2023年の海の日は要チェックやただし(701文字)