プロジェクトマネジメントとは?|これからはじめるプロジェクトマネジメント
本記事は、これからプロジェクトマネジメントを始める方に、私なりの理解で、プロジェクトマネジメントの考え方やポイントなどをご紹介しています。
今回は、「プロジェクトマネジメントとは?」について、考えてみたいと思います。
「プロジェクトマネジメント」は一言で言うと
私なりの解釈でいうと、コレです。
プロジェクトマネジメントとは、「プロジェクトを成功に導く」ためのスキル・活動という風に考えています。
ただ、「プロジェクトを成功に導く」といっても、ちょっとざっくりとしすぎているため、もう少し具体的にこの言葉を考えていきます。
「プロジェクト」とは?
前回の記事で紹介しましたが、プロジェクトマネジメントする前に、そもそも「プロジェクトって何?」という部分を理解する必要があります。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
ポイントだけ述べると、プロジェクトには3つの要素が必要です。
解決しなくてはいけない課題やゴールがある
利用できる資源(リソース)がある(人・モノ・お金など)
期限がある
これらどれか一つでも欠けているとプロジェクトとは言えない。またはプロジェクト化されていても泥沼化する可能性があるため、この3つがしっかりと前提にあるかどうかを確認してみましょう。
「成功」とは?
次に「プロジェクトを成功に導く」ときの「成功」についてです。「プロジェクトの成功」とは一体どんな状態のことを言うのでしょうか。
実際のところ、プロジェクトの成功とはさまざまな要素から成り立ちますし、人によって感じるところも違うため、一概に言うことは難しいのですが、
わたしは以下の
4つの事柄が満たされた状態のことを「成功」と考えています。
プロジェクトの「成功」を構成する4つの事柄
課題が解決できたか。ゴールが達成されたか
与えられた資源(リソース)内に収まったか
期限通りに終わったか
PJのステークホルダー(関係者)が満足したか
その1: 課題が解決できたか。ゴールが達成されたか
予め定義されていたプロジェクトの課題やゴールが達成できているか。という指標です。
その2: 与えられた資源(リソース)内に収まったか
プロジェクトには、利用できる資源(リソース)に制約があります。予算(お金)や、人、時間、モノなどが、許容できる範囲以内で収まったかどうかという指標です。
その3: 期限通りに終わったか
プロジェクトが期限通りに終わったかという指標です。
その4: PJのステークホルダー(関係者)が満足したか
プロジェクトには大・小さまざまな規模がありますが、大体のプロジェクトには関係者(ステークホルダー)がいます。それはクライアントだったり、上司だったり、プロジェクトのメンバーだったりさまざまですが。その主要なメンバーが満足したかどうか。という指標です。
もしかすると、いろいろ配慮するところが多くて難しそう!と感じるかもしれないですね。
でもこういったところをしっかりと抑えながらやらないとどこかでコケてしまうので、頭の片隅でプロジェクトの成功のイメージを持った上で、プロジェクトを動かしていくことが大事なのではないかと思います◎
「導く」とは?
最後に、「プロジェクトを成功に導く」ときの「導く」についてです。これが、プロジェクトマネジメントの本質的な部分になっていきますが、プロジェクトの責任者=プロジェクトマネージャー として、リーダシップをもって、クライアントやプロジェクトメンバーをリードし、プロジェクトを管理・推進して、成功に導くアクションをとることを言います。
まとめ
わたしが考えるプロジェクトマネジメントの基本的な考え方をまとめてみました。プロジェクトマネジメントとは、「プロジェクトを成功に導く」活動のことを指します。ただ、プロジェクト管理・推進していくにあたっては、ぼんやりと「プロジェクトの成功」をイメージするのではなく、より具体的に、高い解像度で、「プロジェクトの成功とはなにか?」を理解して実務に取り組むことがとても重要だと思います。この解像度が高ければ高いほど、プロジェクト中に成功に必要なアクションがしやすくなります。
もし今取り組んでいるプロジェクトがあったら、ぜひもう一度「そのプロジェクトを成功に導くとは、どういうことなのか?」を改めて考えてみるといいかもしれません◎
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