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#37:トンガの噴火に寄せて〜地球も僕らもつながっている〜🌍

この記事でお伝えしたいこと、わかること

・トンガの噴火の概要と影響
・地球も僕らもつながっている
・大噴火のトンガ王国を救え


今回はトンガの大噴火から感じたこと考えたことを書かせていただきます。
まずはじめに、トンガ沖の大規模噴火により影響を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

トンガの噴火の概要と影響

すでにニュース等でご存知の方も多いかと思いますが、
2022年1月15日夜、フンガトンガ・フンガハアパイ火山が噴火しました。津波警報により大規模な避難が行われ、噴煙は成層圏に達しトンガ全島を覆い、高さ15メートルにおよぶ津波がトンガタプ島西岸、エウア島、ハアパイ島に押し寄せたそうです。

情報元:駐日トンガ王国大使館 Tonga Embassy Tokyo (TET)
@TongaEmbTokyo
火山噴火後、初の正式な最新情報です。
未だトンガとの通信が困難なため、在トンガオーストラリア高等弁務官事務所のご協力によりトンガからこの情報を伝達いただきました。


(↓以下、リンク先に詳細あり)
https://twitter.com/TongaEmbTokyo/status/1483447924994772998?s=20


・国内外の通信は噴火による海底ケーブルの損傷により遮断され、1月18日現在では、ヴァヴァウおよびハアパイへの通信は衛星電話と高周波無線のみに限られている

・火山灰で水の汚染が甚大で、
政府は安全な飲料水の確保に努めている

・海上および航空輸送は埠頭の損傷、滑走路への降灰により困難
→追記:20日現在は国際線の滑走路は使えるようになり、援助受け入れ可能となったそうです。

そして、噴火の影響は、
トンガにとどまらず、地球規模で観測されています。

まず、トンガ火山噴火による衝撃波は、
なんと、地球を一周したそうです!

ウェザーニュース独自観測機「ソラテナ」によると、
1月17日(月)の朝9時前から10時過ぎにかけて、日本全国で一時的な気圧変化がみられ、
この気圧変化は、日本時間の15日(土)昼過ぎにトンガの火山島フンガトンガ・フンガハアパイが噴火した際の衝撃波「空振」
によるものとみられ、今日午前には地球を1周して再び到達した可能性があるとのことでした。

噴火による空気の振動=「空振」のようです。

衝撃波にとどまらず、
日本にも噴火の影響で岩手県、宮城県などに津波がきました。
夜中にスマホなどの警報アラームが鳴った方も多かったのではないでしょうか。

今後懸念される影響としては、
大気中に飛び出した粉塵の影響により、太陽光が遮断された場合、冷夏など気候に影響が出る可能性もあるそうです。
世界的な寒冷化に繋がった場合、農業や畜産にも影響が出る恐れがあります。
もちろん今後の経過を見ないことには、わかりません。
現状ではこれらの影響も限定的という考え方もあります。

地球も僕らもつながっている

これらの一連のニュースや起きた出来事からわかること
それは、「地球はつながっている」ということではないでしょうか。

今回のように遠く離れた場所で起きたことでも、
地球規模の天変地異、自然災害、気候変動ともなると、
もはや自分に関係ない出来事ではなく、
それはすぐ自分たちの身に降りかかる「自分ごと」
なのだと感じました。

ただ、ネガティブな側面だけではないと思います。
それは僕ら人間同士もつながっている。
ということです。

大噴火のトンガ王国を救え

現在、大噴火のトンガ王国を救おうと、
オーストラリア、ニュージーランド、日本、アメリカなど、
世界各国から援助や復旧に向けて手が差し伸べられようとしています。
トンガ支援のための基金が設立され日本財団も1億円を拠出するそうです。ユニセフによる募金受付も始まっています。

このようなニュースもあります。


大噴火のトンガ王国を救え。日本ラグビー界から続々と贈られる「エール」に感動の声
https://www.mag2.com/p/news/525248

トンガは人口が約10万人からなる島国で、小さな国と言ってもいいかもしれません。ラグビーが盛んだそうで、ラグビー日本代表にはル・アサエリ愛選手、中島イシレリ選手がいて、トンガは彼らの出身国です。

ラグビーワールドカップ2019日本大会では、
彼らのプレーは僕たちに勇気と感動を与えてくれました。

トンガ王国と日本の縁ということで言えば、
2011年に起きた東日本大震災の際に義援金20万パアンガ(約900万円)を日本へ贈ってくれたことが外務省からの発表でわかっているそうです。

日本の経済力や人口をトンガと比べた時、
人口約10万人のトンガにとって、
義援金20万パアンガ(約900万円)はどれほど貴重だったでしょうか。

僕たちはつながりの中に生きているからこそ、
いざという時に助け合える
んですね。

ラグビーというスポーツには、
「One for All, All for One(ワン フォー オール オール フォー ワン)」
という言葉があります。
日本では「一人は皆のため、皆は一人のため」と一般に訳されます。

僕の好きなアニメ、
僕のヒーローアカデミアにもその言葉が出てきます。

ラグビーは特に多国籍でチーム編成がされることも多いそうです。
出身国や人種に関わらず、一つの目的に向かって協力し合う姿、
それがラグビーワールドカップ2019日本大会での感動を呼んだのではないでしょうか。

人間には、それぞれ個性があり、創造力があり、自由意志が与えられています。

だからこそ、お互いがお互いにとってかけがえのないチームの一員であり、その想いがかみ合った時、ワン・チームを創るのだと思います。


昨日、ユニセフに寄付をしたという人に出会う機会があり、
どうしてすぐに寄付をしようと思ったの?
と聞いたところ、
何か自分にできることはないかと思って。
と言っていました。

その時僕は、
何か自分にできることはないかっていう想い自体が、
人間の創造力そのものなんだと思ったんですね。
それが人間の行動を生み出すんだって。

これからもっと大きな天変地異が来るとしたら、
僕らは互いを支え合えるだろうか?救い合えるだろうか?

その鍵は、
地球という惑星に住む一員という想いで、
たとえ、国や民族、宗教などの違いがあったとしても、
ワン・チームになることではないか
と思っています。

今はとにかく、トンガの復旧を祈りながら、
ワン フォー オールの気持ちで、
僕も何か自分にできることをしたい。

Now, anyway, while praying for the restoration of Tonga,
With a one-for-all feeling, I also want to do something I can do.


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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note
https://note.com/beyondscience/n/n62595ce4e4ec


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