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【開業準備_企画力】阿部広太郎さんの『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ 超言葉術』(ダイヤモンド社)を読んで

 こんにちは。行政書士事務所開業準備中の大野です。
 テキスト系SNSであるnoteを始めるなら、最大限に楽しみながら、少しでも長く続けていきたい、という気持ちから、この本を読んでみました。

 今日はこちらの本を読んで、感じたことや実践したいことをお伝えしたいと思います。


はじめに、の始まりかた

 普段通りに目次を眺めた後、前書きから読み始めると、このような始まりでした。

 はじめに
「I love you」の訳し方

「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ。
英語の教師をしていた夏目漱石。
「I love you」を「我君を愛す」と訳した教え子に対して、そう言ったとされる都市伝説がある。
僕はこの話が大好きだ。

(太字箇所は著書より引用) 

 冒頭で、このエピソードを紹介した著者は、読者に対して、

 今のあなたならなんと訳すだろうか?

 と投げかける。

 この『はじめに』には、するすると本の中に引き込まれていくような感覚がありました。

 今のわたしだったら、なんて表現するだろう。

 言葉として訳しづらさを少し感じたので、それは一般的な言葉の解釈を超えたジェスチャーやしぐさだと答えるかもしれない。
 あるいは『ありがとう』の一言だと答えるかもしれない。

 なんて考えながら、今のわたしなら
【一日の終わりの『おやすみ』】だ!
と思いつくことができました。すごい!

 夏目漱石と月とアイラヴユー、このどこかやわらかいイメージを含ませつつ、読者が参加するスタイルから始まる本書の『はじめに』は、わたしたちの読みたい気持ちをわしづかみにして離さない、そんな静かな力強さがありました。


実践として今すぐにしたいことその1

 読み進めながら、わたしがこれから実践していきたいと思ったことは大きく2つありました。まずひとつめに

 言い換えのバリエーションをたくさん持つこと
 そして
 楽しみながら言葉を組み合わせること

 これは、何かを始めるときに、アイデアをたくさん出すための方法のひとつとなるはずです。
 そして、この実践には、いろんな本をたくさん読むことが近道だなとあらためて思いました。


実践として今すぐにしたいことその2

 その次に実践していきたいと思ったことは、

 企画書の基本形を頭に叩き込み、すぐに活用することです。

 著者が伝える企画の思考フレームとは、企画を生み出すための手段であり
『最初の挨拶→自分と仕事をしませんか?』
という流れが、具体的な企画書とともにつづってあります。
 これを使って、まずは身近な課題を用いて考えてみる、ということを実践したいと思いました。

 企画書というと少し特別な場面での書類というイメージもありますが、これまでの自分の思考の枠にとらわれない、自由な発想で、様々な場面で大なり小なり考えることがある『企画書』を、このフレームを使って作り上げることを習慣としてやっていきたいと思いました。

最後に

 冒頭からとてもやさしい語り口で綴られた本書のあとがきには、著者のこれまでの厳しい経験や、タイトルに込めた思いなどで締めくくられていて、最後まで一気に読み進めることができました。多くの気付きを授けてくださった著者に心からの感謝の気持ちを込めて、この回は締めくくりたいと思います。

 本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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