おにつか

WEBサイトや生活を編集するひとです。肩書としてはWEBディレクターなことが多いですが…

おにつか

WEBサイトや生活を編集するひとです。肩書としてはWEBディレクターなことが多いですが、他にもいろいろ動いています。あたまの中をアウトプットすることで企画を煮詰めたくて、note書いてます。

最近の記事

小学生親1年生が夏休みの宿題で気づいたこと

生まれて初めて”小学生の親”をやっています。 とにかく生きさせることが重要だった赤ちゃん時期から、健やかに育つことを優先した幼児期。それとはまた違う小学生というステージの、今はまだ序盤にいます。ここから先はご家庭によって優先事項が変わってくるのでしょう。我が家もまだ様子見です。 この春に1年生になった長男くん。私も小学生親1年生です。 初めての通知表、初めての夏休みの宿題。さぁこれから1か月の間どうやってこれをクリアしようか!と息巻いていたら、彼はもう学校で宿題の予定を立

    • 長野市に引っ越しました

      4月に川崎から長野市に引っ越しました。善光寺の近くです。 「旦那さんの転勤で?」とよく聞かれますが違います。なんかいいなぁと思って来ちゃっただけです。 今は春と夏の間で日の出も早いので、朝5時頃になると窓から見える稜線がふわりと白く光りだします。今日の山はくっきりしてていいな、今日の山はほんわかしてていいな、なんて思いながらお茶を飲む時間です。 長野は、山がきれいです。 毎日見てるのに毎日きれいで、今のところ毎日「山がきれいだなぁ」と言ってます。口からぽろりと出てしまう。

      • 吹奏楽に育てて貰った→お陰さまで生きている

        ナカザワキネン野庭吹奏楽団様の演奏会で、司会をさせて頂きました。 まさに「させて頂きました」という感覚がぴったりという出来事でした。わたしが、野庭の皆さんのご紹介をするって…え…?となったのですが。いろいろなご縁で私を思い浮かべて頂いたことに感謝して、ほんと、やらせて頂きました。「お引き受けしました」とか恐れ多くて言えない。やらせて、頂きました。 感想はインスタにも書いたし、反省点も多くてこの経験を言葉にするのは難しいので。今日は「吹奏楽に育てて貰った」話を。 私は10

        • 「結」を迎えないことの不利益

          仕事でお世話になっていた方が退職されることになりました。 惜しい… 私より年下の方だったこともあり、もしかしたらこの人辞めちゃうかもとなった時、惜しいなと思って引き止めるメッセージを送ってしまいました。 大体のことは「あなたが良いと思うなら良いんじゃない」というスタンスなのですが、なんかこの時は「私の経験をあなたの選択に活かして欲しい」と思って。 それでも本人が辞めると決めたそうなので、それはもう「これからの人生に幸あれ!」なんですけど。 今回のことで思ったことを残して

        小学生親1年生が夏休みの宿題で気づいたこと

          ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団演奏会と非言語対話について

          ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団の第19回定期演奏会にお邪魔しました。 ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団とは、かつて神奈川県にあった県立野庭高校吹奏楽部のOB楽団です。数年前にあった『仰げば尊し』というドラマのモデルになりました。 野庭高吹奏楽部のことを描いた本も出ています。 ともかく、超有名校なわけです。強豪校でした。…でした。そう、今はもうないんです。2003年に統廃合されてしまいました。 学校を率いた中澤先生も1996年に亡くなっていて、多くの人に愛された野庭サウンドは一

          ナカザワ・キネン野庭吹奏楽団演奏会と非言語対話について

          複数の「自分」を抱えて生きていくこと

          福音館書店の『母の友』という母向け雑誌があります。うちの保育園は同社の絵本が大好きなので、その流れでわたしもちょこちょこ読んでいます。今回の4月号はこれまで読んできた中で一番好きでした。 「自分」とは空に浮かぶ雲のようなもので、過去の記憶を保ちながらも常に形を変えるんだ、とか。 人生は仕事のプレゼンとは違うし人はもっと複雑なのだから、「早く」「分かりやすく」を目指すことないだろう、とか。 自分に対して無関心でいてくれるもの(自然とか)に癒されることもある、とか。 この辺り

          複数の「自分」を抱えて生きていくこと

          勉強と日常からキャリア形成について考える

          キャリアカウンセリングを受けました。 私は自営業なので半年から1年くらいで「わーこの先どうしていこう」というタイミングがくるんですね。その時に話を整理するためにお話を聞いてもらいます。 今回言われた中で印象的だったのはこちら。 「割とも何も、あなたはご自分でぐいぐい決めて進んでいかれてます」 「人をタイプで分けるマトリクスがあるとしたら、真ん中あたりにいる方ではない。どこかの枠の端っこにおられるタイプだと思います」 「自分と反対のタイプに居る人は眩しく見えますよね。で

          勉強と日常からキャリア形成について考える

          今年度、覚悟をもって走り出すよという話

          2023年4月1日、今日は進級式でした。進級式ってなんだろって感じですよね。保育園での(幼稚園でもあるのかな?)進級おめでとうという式です。長男くんは年長、次男くんは2歳児クラスになりました。 昨年この式に出た時はこう思ったんです。 「あ…わたし、1年間やり遂げたんだ。いろいろあったけど。ちゃんと1年過ごしていまここに居るんだ。お子さんたちは健やか。わたし、頑張った…!」 年に1回、唯一自分を褒められる日だとすら思いました。 だから今年もそういう気持ちになる気満々で行っ

          今年度、覚悟をもって走り出すよという話

          2019年に宮城県沿岸を旅した話

          「いま行かなければ」と思って、2019年に宮城県沿岸を旅しました。東日本大震災で甚大な被害のあった地域です。いま思えばコロナの直前。本当にあの時行っておいて良かったです。 ちゃんと行って、自分の目で見て、自分のことにしたいと思ったのでした。私も東京で激しい揺れに遭いましたけど、さまざまな助けを借りながら家に帰れましたから。あの日起きたことを「大変だったよねー(でももう終わったね)」にしたくないなという想いで企画した旅でした。 すぐにでも文字にしようかと思ったんですけどね。

          2019年に宮城県沿岸を旅した話

          問題だらけのわたし

          「わたしって、何て問題だらけなのかしら」と思うのです。 いや、ここまで何だか偉そうに・詳しそうに『これからの教育はー』とか言ってきたのに急にどうしたのって感じなのですけど。 なんでこんなに教育が気になるんだ?とか、なんで心理学やりたいんだ?母子支援したいんだ?とかを掘っていくと「私が問題だらけだからです」に行きつくような気がしています。少なくとも「我が子を立派に育てたい!」ではない、と思う。 いまざっと思いつく『私の問題』を挙げてみましょうか…。 ・基本的に怠け者でやっ

          問題だらけのわたし

          2022年を振り返る

          わたしはやる事・やりたい事をノートに書いて、できたら消すことで行動を作ってます。 年末のこの時期はビィっと消された文字がノートに並んで「うわー、結構やったなぁ」と思えます。一年のご褒美タイムなので、この振り返りは大好きです。ふふふ。 今年もまたそんな時間をもったので、せっかくだから記録として残しておきます。 2022年その1・捻挫とコロナ 5月に階段から落ちて派手に捻挫し、治ったと思ったら家族が微妙な間隔でコロナになり、なんだかんだ2か月くらい出歩けない時期を作ってしま

          2022年を振り返る

          『子どもがスマホを使うのは何故良くないのか』という問い

          『子どもがスマホを使うのは良くない』は本当かな? この問いにもう長いこと向き合っています。一時は小中学校を回って情報についての出張授業をする講師も担当し、いろんな角度からこの問いについて考えてきました。 「目が悪くなる」「エッチなサイトを見ちゃう」「依存症になる」「犯罪に巻き込まれる」 この辺りがよくある懸念点でしょうか。どれもよく分かります。 一方でGIGAスクール構想は進んでいますしSTEAM教育もますます盛り上がっていますよね。もはや子どもにもICTは必要です。

          『子どもがスマホを使うのは何故良くないのか』という問い

          主婦というか、ライフマネージャーです

          こういう特集を見つけました。 『主婦』…。女性を生きていると必ずぶつかる課題ワードですね。前にも自分の仕事スタイルについて書いたのですが、あれから時間も経ったし、改めて考えてみます。 わたしと『主婦業』 わたしはもともと、家の中が整っていないと落ち着かないタイプでした。仕事のつまらない会議中に「あー、こんなことしてないで晩ご飯作りたいなー」と思ったり。22時に家帰って昨日の洗濯物がまだソファに乗ってると「もう人生なんてやだ…」と泣きたくなったり。 実家にいたころは料理

          主婦というか、ライフマネージャーです

          映画『教育と愛国』から思うこの国の深すぎる闇

          映画『教育と愛国』を見てきました。いまの教科書に国家権力が定義する「愛国」がいかに踏み込んでいるかを描いたドキュメンタリー。 この映画を見た1週間後に安倍氏襲撃事件がありまして、映画を自分に落とし込むのにいつもより時間がかかりました。 国が教育内容を定める恐ろしさが急増 学校で教えられる内容は学習指導要領に基づいたもの、教科書は教科書検定を通ったもの、つまり両方とも国が認めたものである。これは日本人にとって当たり前のことですが、世界的に見ると珍しいことです。各学校で自由

          映画『教育と愛国』から思うこの国の深すぎる闇

          映画『夢みる小学校』から思う社会のハードル

          前から見たかった映画『夢みる小学校』を見てきました。和歌山をはじめとした全国5カ所にある『きのくに子どもの村学園』、中でも山梨の南アルプスにある学校を舞台にしたドキュメンタリーです。 その子が、その子のままでいられる場所 あなたの小学校生活は、楽しいものでしたか? わたしはどうだったかなぁ。先生の顔色を見たり、クラスの空気を読んだり、いま思っても理不尽なことで怒られたり…そんな思い出ばかりなので、あんまり楽しんでなかったのかもしれません。 この映画に出てくる子ども達は

          映画『夢みる小学校』から思う社会のハードル

          「教育の輪郭線」について考えてみる

          教育総合展に行って「大人が描く教育の輪郭線」を感じました。私も含めた大人がもつ感覚についての考えてみます。 展示会のレポートはこちらからご覧ください。 googleがまとめた児童生徒向け冊子を見て googleのブースで「はじめよう!私たちのこれからの学び」という冊子をもらいました。googleツールをどう使うのか児童生徒向けに解説したものです。繰り返しますが、児童生徒向けです。WEBにも公開されてますのでこちらからご覧ください。 この記事を読んでくれている大人のみな

          「教育の輪郭線」について考えてみる