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今年度、覚悟をもって走り出すよという話

2023年4月1日、今日は進級式でした。進級式ってなんだろって感じですよね。保育園での(幼稚園でもあるのかな?)進級おめでとうという式です。長男くんは年長、次男くんは2歳児クラスになりました。

昨年この式に出た時はこう思ったんです。

「あ…わたし、1年間やり遂げたんだ。いろいろあったけど。ちゃんと1年過ごしていまここに居るんだ。お子さんたちは健やか。わたし、頑張った…!」

年に1回、唯一自分を褒められる日だとすら思いました。
だから今年もそういう気持ちになる気満々で行ったんです。そしたら…

「きたぞ…ついに年長だ。頑張らなくちゃ、やり切らなくちゃ。来年の今日はもうここに長男くんはいない。最後の1年、しっかりしろ…!」

自分でも驚くほどの気合。うっそー、私そんなに頑張るの?ともう一人の自分が囁きましたが思っちゃったもんは仕方ない。今年の私はそういうマインドセットのようです。

一体何をそんなに頑張るのさ?とお思いでしょう。わかります、ですよね。なんと、うちの保育園は親がめちゃくちゃ忙しいのです。だからまだ今年度が始まって1日しかたってないというのに、今年私がやりたい、やらないと「私、やり切った!」と思えないポイントがたくさんあるのです。

こんなの最初は面倒くさいと思ってました、もちろん。でも今となってはありがたい課題だとすら思うんです。参加すればするほど、コミュニティに属することができるから。

いま、社会は不寛容だと言われますね。この原因はコミュニティの解体や存在の薄さにあると思っています。どこにも属せなかったり、属しても浅くしか関わらなかったりするから、他人に対して安心できない・寛げない。そうすると疑いたくなる、許せなくなる、という訳です。かつてはどこかのコミュニティに属さないと生きていけない社会だったはずですが、いろいろ便利になったことで必須条件ではなくなったのでしょうね。

という中で、子どもを介してひとつのコミュニティにじっくり関わる機会が得られているのは本当に貴重だと感じています。先生・子どもたち・親たちのことを知ることができる、自分のできることで喜ばれて人がやってくれることに感謝して。しかもそれが子どもたちの役に立つんです。自分の子だけでなく、在園すべての子ども達の。最高です。人と繋がって生活するってこういうことだろうなと思います。

私も今まで割とコミュニティに属すのが苦手で。学校も大して楽しまなかったし、会社もどこか冷めた自分で参加していました。その人生の課題をいま、保育園に再挑戦させてもらっている気分です。果たしておにつかはコミュニティの一員として存在できるのか!?っていう。こんな私でも貢献したいと思えるだけの場を繋いできてくれた、先生方や先輩親のみなさんに感謝です。

そんな訳なので。
この素敵なコミュニティで私がやりたいことがたくさんあるんです。あー、やれるかしら。もちろん仕事してるし家のことも忙しいし、小学校の検討や準備も進めるし…。とても1年間でやれる気がしません、正直。

でも。来年の今日。
ゴールテープ切って、その3メートル先まで走っちゃったってくらい駆け抜けて、振り返って満足したいなと思ってます。この大変な園で、濃密に関わってよかったなって。人生の宝物にしたい。

もしそれができたら、今よりも自分を少し信じてみてもいいかな。

そんな1年間のレースが今日スタートしました!ぱぁーん!

おにつか選手、走れるでしょうか。立ち止まった時にもう一度走り出せるでしょうか。在園する子ども達の幸せを支えられるでしょうか。未来に向けて踏み出せるでしょうか…!

乞うご期待です。では、行ってまいります!

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