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長野市に引っ越しました

4月に川崎から長野市に引っ越しました。善光寺の近くです。
「旦那さんの転勤で?」とよく聞かれますが違います。なんかいいなぁと思って来ちゃっただけです。

今は春と夏の間で日の出も早いので、朝5時頃になると窓から見える稜線がふわりと白く光りだします。今日の山はくっきりしてていいな、今日の山はほんわかしてていいな、なんて思いながらお茶を飲む時間です。

長野は、山がきれいです。
毎日見てるのに毎日きれいで、今のところ毎日「山がきれいだなぁ」と言ってます。口からぽろりと出てしまう。
やる事が立て込んでても時間が足りなくても疲れていても、夕方に見える山がきれいなので「まぁいいか」と思います。

どちらを向いて動いていても、必ず山があります。
長野駅周辺は山に囲まれているのだと、目で見て分かるくらいです。
その山がまた近くて大きいので、明らかに背景なのに妙に具体性が感じられなくて「もしかして映画のセットなんじゃないかな」と思ったりします。
最近まで川崎で高層マンションに囲まれていた私の脳では、まだ処理しきれないようです。

菜の花畑に行けば、地平線が黄色く染まっているほどの菜の花に囲まれ。
ちょっと散歩に出れば、広いお庭にお手入れされた薔薇が溢れていて。
なんとまぁ。
いいところです、長野。

横断歩道で立っていると車は必ず止まってくれる。
テイクアウトの珈琲を待つ間、居合わせたお客さんと会話に花が咲く。
スーパーに売られているきのこが驚くほど大きい。
どこも広々していて子どもが少しくらいはしゃいでも大丈夫。

そしてどんな日の夕暮れも、とにかく山がきれい。

あぁ長野、ありがとう。
あなたの力を借りて生活していれば、人間らしい感覚を取り戻せる気がする。
頭を使うことはPCの前と東京でやるとして、生活の基盤を心と体にぐっと寄せられる気がする。

長野の人・モノ・空気に助けて頂いて、よりシンプルな自分になれたらいいな。

これからどんな日々を重ねていけるのか楽しみにしています。
長野の皆さん宜しくお願いします。

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