見出し画像

主婦というか、ライフマネージャーです

こういう特集を見つけました。

『主婦』…。女性を生きていると必ずぶつかる課題ワードですね。前にも自分の仕事スタイルについて書いたのですが、あれから時間も経ったし、改めて考えてみます。

わたしと『主婦業』

わたしはもともと、家の中が整っていないと落ち着かないタイプでした。仕事のつまらない会議中に「あー、こんなことしてないで晩ご飯作りたいなー」と思ったり。22時に家帰って昨日の洗濯物がまだソファに乗ってると「もう人生なんてやだ…」と泣きたくなったり。

実家にいたころは料理しないし部屋も散らかってたんですけどね。あれは自一人だけが動ければいいって感覚だったからでしょうね。

夫と2人で『家』を運営するとなるとそうはいきせん。チームでうまく動けなければ全員困るのです。そして全員の困りごとは大体『主婦』に寄ってくるので私が一番困る。「ねえハサミどこ?」「晩ご飯なに?」「日曜日ってなんかあったっけ?」などなど。しるかーい。

そんなこんなしてるうちに仕事と自分のバランスが取れなくなって会社を辞めて、1年ほど専業主婦をしました。この時に発見していますごく役に立っていることが2つあります。1つはジェンダー感覚、もう1つは家族のライフをマネジメントするとう感覚です。

わたしはライフマネージャーです

フリーランスで仕事を再開して、息子2人に恵まれて。だんだん「主婦業ってディレクションに似てるなー」と思うようになりました。

予算管理(家計)、メンバーの状況把握(健康・予定)、課題の洗い出し(例:子どもの靴がもう小さい)、その対応(例:西松屋へGO)、スケジュール管理(例:日曜日は次男の懇談会と長男の歯医者だから、夫がまず午前中に子ども達を公園に連れてって私が保育園に行って…)などなど

「これはもう、家族のマネージャーじゃん」

最近英語の勉強しててハッとしたんですけど、マネジメントって『何とかする』って意味なんですね。ちょっと思ってた感覚と違いました。

私にとっての主婦業はまさに『なんとかする』です。てんでバラバラで個性が光るメンバー(成人男性と5歳と2歳)がスムーズに生活するためのベストウェイを、何とかして行く。なんとかして!

そのために必要なら、外との仕事も家のこともやる。お金をもらえるA面とノンプロフィットなB面を行ったり来たりしながら、頭をひねって手を動かしています。

どうでしょう、あなたやあなたの周りの『主婦業』もマネジメントに近くありませんか。

私のライフマネジメントは、やっぱり仕事のやり方と似てて「ここまで段取りつけたので、あとはそれぞれの担当でよろしくお願いします」って感じですが、もっと手を引いて俯瞰できる人もいれば、リソース不足でプレイングマネージャーにならざるを得ない人もいるでしょう。それはもう、その人の状況やタイプによってそれぞれです。「〇〇さんちの奥さんは家事も仕事もしてるのに…」なんてことが起こるのは、この違いだと思います。

ライフマネジメントはキャリア

言葉を変える、言葉を見つけるというのは大事なことだと思います。言葉があると意識がついてきますから。

『主婦業』というとどうも楽そうに見えるのは、男性的意識に支配された古い感覚の名残だと思います。「外で働くのに比べたら家のことなんて楽だろう?」っていう。その感覚は私と合わなかったので、自分の中だけででもライフマネージャーと言葉を変えました。

マネージャーですから、自分のキャリアとしてアピールしたいと思います。「出勤時間までに朝の家事を終わらせる→納期までに仕事を仕上げる」「泣いている子を着替えさせる→難しい要望のクライアントと交渉する」「買い物に行けてない中で晩ご飯を用意する→少ないリソースでタスクを完了する」こういうことですよと。

バカバカしく見えますかね。いやでもこれ、実際やってみるとどれも難易度高いじゃないですか。会社の仕事の方が分業化も仕組化もされててよっぽど動きやすかったりしません?

これがちゃんとキャリアとして認められないのは、ライフマネジメントを評価できる目が社会に足りないからです。やってる仕事が下らないからではありません。

面接の履歴書に「〇〇家にてライフマネジメント5年」とあって、予算管理・献立立案・トイトレPMなんて書いてあるのを見て「とても優秀なお仕事をされてきましたね」と評価できる人が居ればいいのに。それが無いのは、いま人を評価する立場の人にこのスキルが足りないからだし、このスキルに長けている人が人を評価する立場にいないからです。社会課題です。繰り返しますが仕事が下らないからではありません、ぜったい。

最後に、本を2つご紹介して終わります。

1つは薄井シンシアさんの本。まさにライフマネジメントをお仕事に活かしていく様子が書かれています。

もう1つは、厚切りジェイソンさんのマネー本。

この中でジェイソンさんのご両親について「父が稼いできたお金を母が上手く節約して、どちらも同じだけ家計に貢献していた」とあります。主婦業について考えると「稼ぎが少ないから…」という点が出てきますが、稼ぐだけが家計じゃない!うまい運用があってこそ!

それに女性のお給料が少ないのも、個人の能力ではなく社会の仕組みによるところが大きいのです。それはまた別の機会に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?