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#my Kyoto、フィルムで追想

京都が好きだ。
京都は、わたしの人生の帰路にいつでも寄り添ってくれている気がする。

小さかったころ、毎年お盆、島に帰省する父に連れられ、京都で一泊をしていたこと。
歴史が好きで、京都にある寺社仏閣に心躍らせたこと。
受験では京都が第一志望だったこと、
京都にある大学院に通うことを考えていること。
ずっと、心のどこかで移住したいなんて考えていること。

趣味のカメラと相まって、先日一人で京都旅行をしてきた。
そのときのフィルムを現像してきたので、備忘録として残しておく。

平日に行くのが吉だよ、という話

侘び寂び。

京都はやっぱり、平日に行くのが吉。
連休や長期休暇はもってのほか、だとおもう。
観光客でとにかく人混みがすごい、ので、一人旅をするとなったら、人がいない時期が穴場かな。
一人旅をするわたしみたいな女に優しい人が多くて、たくさんの人に声かけてもらった。

自分に向き合う時間を取って、心を休める話

上手く撮れた!

すーっと、深呼吸をして、吐く。
都会の喧騒から離れて、静かな空間にいる時間は、自分にとって本当に大切。
人とは永久には途絶えたくはないが、途絶える時間も必要。自分と向き合う時間も必要。

永遠はないから、自分はどうしていく?という話

もはやカップルのフォトスポット。

八坂庚申堂、 5.6年前に前に付き合ってた人と来たとき、ずっと一緒にいれますように!なんて、そんなん神様にお願いするんじゃなくて自分でがんばれという、かわいいお願いごとをお手玉に書いたっけなあ。
価値観の違いで見事に振られたのはいい思い出ですが。(笑)
あのころは何をするにしても新鮮で、そして心配性で、相手のことを困らせていたのに、今では人生を達観して生きている節。
ま、この人はこの人だし。って無理に期待しなくなったのは、大人になったからなのか、それとも。
心に波風立てるのが億劫だと思うからこそ、しとやかにおだやかに過ごしていきたいと思うようになってしまったねえ。

ちゃんちゃんこ

お地蔵さん、あ、わたしか。(笑)

何かに拘る話

後ろ姿

職人に惹かれる。
何かにこだわる。
信念を貫く。
たぶんわたしはアートかな。
名前も覚えていない展示だったけど、昔SOMPO美術館で、赤いアクリル絵の具しか使用していない立体的な花が散りばめられている絵画があって、ふとしたときに思い出す。
藝大の、日本人の作家だったけっか。
こうして時間が経った後も誰かの心に残っているって、それだけで作る価値があるよな。
自分の世界、わたしも表現したい。

フィルムカメラの話

…いうことなし。

フィルムカメラは、30年前のNikonを使っている。電池で動くやつ。
ピントを自分好みにし、ISO値を合わせて、それでシャッターを切る。
今のデジタル一眼は、容量がある限り、何回でもやり直せる。
けど、フィルムカメラはフィルムの枚数しかシャッターを切れないから、何回もやり直せない。
あ、この瞬間、好きだ。と思ったら、拘り、じっくり時間をかけて準備を怠ることなくシャッターを切る。
フィルムカメラの特権だと思う。
ガシャコーン!という、今のカメラではしないような大きいシャッター音も好き。

人生は物語の連続、の話

あなかま。

以前、副業でやっているライターにて、看護師から僧侶になった尼さんの人生を執筆する機会があった。
旦那さんが亡くなって、人生観が変化をし、あ、出家しよう。とふと思い立ったそうな。
当時苦しいと思っていたことも、自分の中で思考整理ができているのであれば、転機だと。
むしろチャンスで、人生はそういった物語の書き換えでできている、と、仰っていた。

何があったかって実はあんまり意味がなく、同じことがあってもそれをいいと思っている人と悪いと思っている人がいるように、
物事には、あんまり意味がない。
でも、それをどういう物語で、自分の中に落とし込んでいるのかが非常に重要。
自分がどのような物語を書くか、っていうことが1番重要。
…確かにその通りだと思う。

それでいうとわたしは今に後悔はしていない。
あのときああすればよかった、なども全く思っていない。
人生何をするに当たっても失敗してきた人生ではあるけれど、そこから何を学んでどういう思考をすることができるようになったのかは、全て言語化できる気がする。

まとめ

上司から、よく、「お前は自分の気持ちを言語化するに長けているな」と、言われる。
振り返りを行うときなども、あのときどう思ったか。という客観的な感情を大切にしている。
ただ、嫌だった。よかった。だけでなく、自分の気持ちを大切にしていきたい。

嫌でも自分に向き合わざるを得ない一人旅、
そして大好きな京都、
わたしはこの旅のおかげで、新しい一歩を踏み出せている気がする。

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