onda.y
聴いてほしいの
ひとことで終わる事を一言から始めるような日記です
些細な事は物質的、突き詰めれば小さくなる。 トライアドについては不安定な2音を中和してくれる三番目の因子が結構面白いなと思う。それで、レスポールのボリュームに6…
インスト多重録音。
喫茶店。影の無い老人たちが明日のシナリオについて話をしている。 「昨日の置き手紙は、きょうについてなんと書いてあったかね?」 「ああ、電線に雨傘を吊るして陽射し…
知らない音を聞いたことはあるだろうかと、いつも考える。今まで聞いたことが無いという意味じゃない。それならきっと毎日聞ける。図書館でもレコード屋でも何処にでも在る…
来年の梅雨も、きっと雨が降る。傘の要らない雨が降る。 雨上がりの街に残る雨音の残響が、帰り路の足音を静かに洗う。外では野良猫が誰かと話をしている。眠っている夢の…
シークエンスされる前の第二音で楽曲の99%は決まるような気がしている。 モノフォニックの十二音階で構成されることを前提とすれば、大まかに言えば12音×オクターブという…
芸術について正直よく分からないし興味も無い。 誰の何時の作品で、芸術的価値が何だとかは、インテリ気取りの評論家やら批評家に任せとけばいい。個人の趣味は否定しない…
2020年1月10日 11:42
些細な事は物質的、突き詰めれば小さくなる。トライアドについては不安定な2音を中和してくれる三番目の因子が結構面白いなと思う。それで、レスポールのボリュームに680pfを乗せた。ドラムにはまっている。チップが打面に当たる瞬間が面白い。数学が苦手なほうなんでリズムに関しては詳しくわからないけど、帳尻合わせ的なのを延々繰り返してグルーブ。音符には足したら同じ長さになる組み合わせのパターンがいっぱ
2016年10月22日 10:55
無口な太陽
本多義秀
2016年10月21日 22:59
喫茶店。影の無い老人たちが明日のシナリオについて話をしている。「昨日の置き手紙は、きょうについてなんと書いてあったかね?」「ああ、電線に雨傘を吊るして陽射しを塗り替えなきゃならんね。」だいたいそんな会話が一番端の壁から対角線上に伝わってくる。いま三時間目の世界戦争が見えない空の上で動いているにも関わらず、座席の脇の蝋燭は氷のように固まった焔を燃やしている。時間の感覚を置き去りに。外套を
2016年7月13日 19:23
知らない音を聞いたことはあるだろうかと、いつも考える。今まで聞いたことが無いという意味じゃない。それならきっと毎日聞ける。図書館でもレコード屋でも何処にでも在る。外からの情報じゃない。いまも、その前からも、ある時からずっと鳴っている音だ。誰の物でもない自分だけの、自分そのもの。大人はみな自分が誰だか分かっているようで何も分かっていない。気付く前に子供だったのに大人だからだ。生きていれば、色んな
2016年7月6日 04:13
来年の梅雨も、きっと雨が降る。傘の要らない雨が降る。雨上がりの街に残る雨音の残響が、帰り路の足音を静かに洗う。外では野良猫が誰かと話をしている。眠っている夢の外で、離れられず夢中になっている。毎日、真夜中には活字に化けた昨日のニュースがそれぞれの家々に届けられ、世の悲惨さと滑稽さの境界線が文字になって、言葉の意味を失っていく。道端の草木は夜風に浮かび、手入れされた植木も野放しの枯れ木も一様に
2016年6月30日 05:00
シークエンスされる前の第二音で楽曲の99%は決まるような気がしている。モノフォニックの十二音階で構成されることを前提とすれば、大まかに言えば12音×オクターブという制限内のXになるわけだけど、それはあくまで譜面上の音符であって、音声の種類までは限定していない。そう考えると、たった2つの音を並べるだけなのに調整音楽の限定された自由にも既に無限の選択肢ができてしまう。ポリフォニックになったらもっ
2016年6月29日 03:53
芸術について正直よく分からないし興味も無い。誰の何時の作品で、芸術的価値が何だとかは、インテリ気取りの評論家やら批評家に任せとけばいい。個人の趣味は否定しないけど。一応、有名な芸術家の名前くらいは知っているが、同じ人間であり他人だってことは分かる。だから興味があるのはどちらかというと作品や作者より、体験の違いだ。つまり言葉によって伝達出来る範囲の外に在るもの。言葉の壁を越えたとこに在る何かと