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おなかラクトの乳酸菌は?

世界一の乳酸菌 Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)

おなかラクトには、世界で最も研究報告のなされている Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)という乳酸菌を使用しています。

この乳酸菌の説明をし始めると長くなるので、詳細は別の回で説明しますが、概要は以下の通りです。

シャーウッド・ゴルバッハとバリー・ゴールディンによって1985年4月17日に特許を申請された。「GG」は彼らの姓の最初の文字に由来する。この特許では、「L.アシドフィルスGG」として申請されたが、後にL.ラムノサスの菌株として再分類された。

この特許では、LGG乳酸菌(Lactobacillus rhamnosus(ラクトバチルス ラムノサス)GG)は酸および胆汁に安定であり、ヒトの腸粘膜細胞に対して優れた結合力を持ち、乳酸を産生するとされている。LGG乳酸菌(Lactobacillus rhamnosus(ラクトバチルス ラムノサス)GG)は発見以来、さまざまな健康上の利点について広く研究されており、現在、1300を超える科学的研究を行っている世界で最も研究されているプロバイオティクス細菌である。https://ja.wikipedia.org/wiki/LGG%E4%B9%B3%E9%85%B8%E8%8F%8C

日本では「LGG」乳酸菌*として知られています。
*LGG®はクリスチャンハンセン社の商標です。

この乳酸菌を選んだ理由

何故この乳酸菌にしたのか?ということを簡単にお話させてください。

私は食品メーカー時代に、他の乳酸菌の研究やそれを使った商品開発を行っていました。当然、他社の乳酸菌をベンチマークして、自分たちの乳酸菌と比較していました。

研究を進め、論文を読めば読むほど、「Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)」がベンチマークとしてひたすらに出てくることに気づき、当時の先輩方に伺ったところ、「LGGはクリスチャンハンセンという乳酸菌の菌株メーカー最大手が管理する超有名な乳酸菌なんだ。」と教えてもらいました。

「Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)」は本当に乳酸菌界のスタンダードであり、乳酸菌を研究する際には必ず触れる乳酸菌です。その証拠に「Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)」の研究論文数は既に1,500報を越えており、今でも毎日論文が更新され続けています。

私が食品メーカーにいたとき、論文の数というのは大切な指標でしたので、自分たちで開発した乳酸菌の論文を増やすことに力を注いでいました。効果のある研究成果を出せば、お医者さんたちに認めてもらえるからです。そのために、研究開発費だけで数十億かけていました。研究によっては1つの論文を出すために数年の歳月がかかり費用も1億円以上かかります。

有名なR-1ですら論文は数十報です。しかしながら、「Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)」は1,500報です。桁が2桁違います。私自身も信じられませんでしたし、その論文の内容を見てさらに驚きました。

この世界一の強さを知っていたので、独立を決意した際には絶対に「Lactobacillus rhamnosus GG(ATCC 53103)」を使った商品を作ろうと心に決めていました。

しかし、日本にはこの乳酸菌を使った商品はほとんど無いのです。普通には扱えない理由があります。私も何度も諦めようと思うことが多々ありましたが、世の中を良くするためには、絶対にこの乳酸菌が必要だと思い、なんとかおなかラクトという商品で世の中に出すことが出来ました。

…商品開発の経緯は長くなりますので、追って記事にさせていただきます。


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