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俳句・句集

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句集や季刊誌の紹介など。
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2023年6月の記事一覧

「現代俳句」2023年7月号を読む。

「現代俳句」2023年7月号を読む。

「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。
そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。

※()内はページ数。

【百景共吟】(2,3)

浜口のレモンが昇る夏あした 大類つとむ

夏館魔王のごとく住み慣れる 小野裕三

【シリーズ薄墨桜】(4)

一族にはぐれてしまひ螢の夜 木村ゆきこ

【列島春秋】(6~8)

炎天に人すこしづつ醱酵す 荒川弘子

梅雨の傘ぱっと俳句は骨で

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連載『現代俳句女流百人』を読む。「序」

連載『現代俳句女流百人』を読む。「序」

『現代俳句女流百人』より、俳句を紹介する連載。
好きな句と作者を紹介したいと思う。

【前書き】

今回は、「序」の部分。

「序」にこんな一文がある。

そんな著者の気持ちを感じつつ、紹介していければなと思う。

本編に入る前だが、既にたくさんの俳人が紹介されているので、
さっそく紹介したいと思う。

【俳句紹介】

【まとめ】

「序」の時点で読み応えがあり、本文が楽しみになる構成。

昔の作

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俳句の季語に戸惑う。

俳句の季語に戸惑う。

俳句には
「これも季語なの!?」
と驚くものが多い。

幽霊は夏の季語。

これは納得する。
お盆や心霊番組は夏の風物詩ですから。
心なしか夏はホラー映画が多い気もする。
ハロウィンの時期もホラー映画が多い気がするけども。
映画はともかく。

しかし、最近知った納得出来ない季語がこれ。

サッカーは冬の季語。

なんで!
サッカーは一年中やってませんか。
サッカーに詳しくないから本当にピンとこない

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「現代俳句」2023年6月号を読む。

「現代俳句」2023年6月号を読む。

月刊の会報「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。

そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。

※()内はページ数。

感銘句

(3)
どの川もあぶくはオフィーリアの鼻歌 木村聡雄

(7)
花菖蒲古墳の雨はもう止んだ 坂田紀枝

夏の蝶狂ひたき日の減りにけり 窪田英治



(8)
六月の絵はナミダいろを使いきる 南園美基

(12)
囀りや空ごとたた

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季刊「コールサック」114号に参加しました。

季刊「コールサック」114号に参加しました。

季刊「コールサック」114号に参加させて頂きました。

文芸雑誌で、短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・小説など
内容は多岐に渡ります。

私は、本名の岡田美幸で参加しました。

短歌連作10首「わたしの正解」

俳句22句「花丸のかたち」

を掲載して頂きました。
ご覧頂ければ幸いです。

ともあれ、
色々と読み応えのある作品や記事が多いので、オススメします。

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