マガジンのカバー画像

My Story&Another Story

28
あなたのはなし。 あなたのりそう。 なんでもはなしてみて。 これは、どこにでもあるようで、ここにしかない。 あなただけのものがたり。
運営しているクリエイター

2018年4月の記事一覧

交通事故

交通事故

目の前に広がる絶望
一寸先は闇とはこのことか。
スローモーションなんてどこにもない
鮮明に描かれる闇
ガラスの割れる音
鉄の塊ぐしゃぐしゃになる
一瞬の出来事
一生の代償
放心しながらも口からこぼれる謝罪の言葉
まっくろな絶望
ふるえる身体を支える手は無くくずれおちてゆく。

かろやかに

かろやかに

ゆがんでる。
かおもココロも身体も全部。
視えているもの届かなくって、なんにもみえてこなくって。

急に飛び込みスレスレかわす。
飛び込んでるのはわたしなのかも。
みてないだけで。
みえないだけで。
みたくないのか聴きたくないのか。
考える頭はもうここにはない。

もうつかれた。

言葉をゆがめて心をゆがめて。
ほんとの自分はどこにもなくて。

つかれたんだ。
もういいかな。
いな

もっとみる
ドミノ倒し

ドミノ倒し

‪一駅なんだけど、行き先も確認したんだけど、反対の電車乗っちゃったときの心許なさ。‬
‪よく知ってるはずの街が、駅が、急によそゆきのかおをする。‬
‪並んでいるとよこはいりされたりして、でもなにか行動を起こす勇気も気力もなく、ただすこしだけかなしくなる。
そうやってまたすこし東京に距離を置く。‬
いつもよりも敏感になって、ちいさな悪意がやけに目に入るよう。
わたしのせいかな、わたしのせかい。
みた

もっとみる
記憶の片隅から

記憶の片隅から

ずっと忘れていた。
でも、ずっとここにあった。
記憶の片隅にそっと仕舞い込んであった。
つらいこと、かなしいこと、うれしかったこと、すきだったひと。
みんなここにあった。

ここにくると、なぜかおもいだす。
大切なもの、忘れたくないこと。
ひとつずつ、すこしずつ。

まとまらない話、まわらない思考、おちる沈黙、刺さる言葉。

一つ一つは痛くても、みんないつかは糧になる。
いまは全部わか

もっとみる