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億の近道note版2021

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殿堂入り投資メールマガジン億の近道2021年版です。
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2021年11月の記事一覧

市場潮流

市場潮流

 今週(11月22~26日)の東京株式市場は、祝日(23日(火))を挟んだ4日間の立会でしたが、日経平均株価が週間で994円25銭下落し(率にして3.34%の下落)、2万8751円62銭で取引を終えました。2週ぶりの下落です。

 週を通じて、ドイツなど欧米での新型コロナの感染再拡大を警戒するムードが強く、26日(金)は、日本時間早朝に南アフリカで感染力の強い新たな変異ウイルスが検出されたことが伝

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足元の相場動向

足元の相場動向

10月28日のメルマガで下記のように書きました。

『上手くいっていない銘柄を書きますと(どうなるか分かりません、笑)、すらら(3998)とメドピア(6095)がイマイチで(汗)、次に狙っているのはBASE(4477)、チェンジ(3962)といった辺りです。将来が楽しみと感じるものの、高値からの(投げ?)売りと、ファンドによる空売りが減りませんので様子見しています。』

 すららネットの変わり映え

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経済の記事を楽しく学ぶ方法

経済の記事を楽しく学ぶ方法

 億近読者の皆様こんにちは。小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。
 今回は、「経済ニュースの教え方」を取り上げます。

 「経済の記事を読むのが億劫だ」と感じる人は、私だけではないと思います。
 経済記事は、娯楽ではありません。事実だけがツラツラと書かれた真面目な文章です。投資や仕事のために必要だとわかっていても、読んでいてウキウキワクワクするものでは

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個人投資家KY氏のこと

個人投資家KY氏のこと

 株式市場には運用のプロである機関投資家だけではなく、多くの個人投資家が参加し、日々の相場変動を楽しんでおられます。

 自己責任の下で個別銘柄を売り買いしながら運用成果を高めておられる多くの個人投資家の中には今回取り上げるような熱心な個人投資家もお見えです。

 KY氏は元大手機関投資家にお勤めされた経験のあるベテラン投資家。
 KYだからと言って空気が読めない投資家だという冗談はともかく、いつ

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『あたらしいお金の教科書』の著者新井和宏さんと考える、これからのお金の使い方-後編

『あたらしいお金の教科書』の著者新井和宏さんと考える、これからのお金の使い方-後編

今回も前回に続き、「新しいお金」について社会的実証実験に取り組んでいるeumoの新井社長との対談です。

[プロフィール]

新井 和宏
 株式会社eumo 代表取締役

 1968年生まれ。東京理科大学卒。
 1992年住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)入社、
 2000年バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロック・ジャパン)入社。
 2007~2008年、大病とリーマン・シ

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取り残された銘柄群

取り残された銘柄群

 今年も残り1か月半となりました。皆様の運用成果はいかがでしょうか。
 株価上昇銘柄をお持ちの投資家にとっては良い成果を残せたでしょうし、株価下落トレンドが続く銘柄を多く抱えておられる皆様にとっては悪い結果がもたらされたものと拝察されますが、そうした状況があっても株式投資はロングランで成果を上げていくものだと理解されれば、来年に向け希望も持てるかと思います。
 問題はなぜ株高となったのか、なぜ株価

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株価急落劇を演じたオークネット

株価急落劇を演じたオークネット

今年の活躍銘柄の一つだった筆者注目のオークネット(3964)がこのところ急落を演じている。

 つい先日、年初(上場)来高値の2574円をつけ年初来安値水準から2倍になった(元々想定はしていた)かと思うと本日は1744円という安値をつけ、先高期待が一気に消えてしまった感がある。

 オークネットは四輪車のネットワークオークションをコアに、バイクや花卉、更にはスマホやPCなどのデジタル機器、アパレル

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株式投資の前に立ちはだかる壁

株式投資の前に立ちはだかる壁

億近読者の皆様こんにちは。

 小学生の親御様のために、お金の教育論について寄稿させていただいております遠藤です。

 私は中学生向けに、投資のセミナーをやることがあるのですが、そこで感じるのは、「子供は個別銘柄の話が好きだ」という事実です。

 保護者様のアンケートを見ると、「経済のことを教えてほしい」といったことや「お金のことを学ばせたい」という漠然とした希望が多いのですが、そのあたりのお話は

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有料メルマガライブラリから(403)「来年はインフレに対抗する戦闘力確保の株式投資を目指したい」

有料メルマガライブラリから(403)「来年はインフレに対抗する戦闘力確保の株式投資を目指したい」

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

=コラム「来年はインフレに対抗する戦闘力確保の株式投資を目指したい」=
 (有料メルマガ第311回・

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3年寝太郎株はなぜなかなか起きないのか?

3年寝太郎株はなぜなかなか起きないのか?

 皆さんが保有されている銘柄の株価の動きはいかがですか?

 長い間下げ続けている銘柄、これを筆者は3年寝太郎株と称していますが、そんな寝たまま起きない銘柄もあれば絶えず活躍を続ける元気いっぱいの銘柄もあり、投資家の皆さんの資産増強も悲喜こもごもではないかと推察されます。

 株価の変動には多くの担ぎ手が必要ですし、担がれるには企業側もネタを提供してくれないと誰しも担ごうとはしません。3年寝太郎が

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市場潮流

市場潮流

 今週(11月1~5日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で718円88銭上昇し(率として2.49%の上昇)、2万9611円57銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。

 今週は祝日(文化の日)の3日(水)を挟んだ4日間の立ち会いでした。
 週初の1日(月)は、衆院選(31日(日)投開票)で自民党が単独で絶対安定多数となる261議席(追加公認含む)を確保したことを好感し、日経平均株価は大幅続

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対談:山本潤解体新書より 前編

対談:山本潤解体新書より 前編

 10月23日に開催された小屋洋一氏&山本潤氏の長期投資セミナー+対談より、対談の「運用哲学の形成」部分より抜粋したものです。興味深い対談の一端をお楽しみください。

[前略]

小屋:
 やっぱりそこ(クレイフィンレイ)で学びながらやっていたことが山本さんの今の投資の手法とか考え方のベースになってるような感じですかね。

山本:
 クレイさんのやり方なんじゃないかなと思いますけど、書籍インベスト

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バリュー株の出番はいつか

バリュー株の出番はいつか

 3800余りの国内上場企業の中から選定した銘柄に投資されて成果を上げようとされておられる皆さんにとって、銘柄選択の良さが成果を高める重要なポイントになることは自明です。

 株式投資の基本は成長株投資。長期的な業績向上を成果の根源とすることが基本と言えます。一方で安定した成長を得られない企業は業績(利益)の変動で時に投資家の信頼を得られずに評価を下げてしまうことになります。

 IPO後に成長企

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