【多くの人に”薩摩のさつま”と”作り手の想い”も一緒に届ける仲間募集! -中編- 】
さつま町では地域おこし協力隊制度を活用し、認証品(地域ブランド)の販売促進に取り組む地域おこし協力隊を募集します。
『地域おこし協力隊』に関する募集詳細はこちらから。
前編では、さつま町と地域ブランド『薩摩のさつま』の紹介を行いました。
こちらの中編では、募集を担当する『さつま町商工観光PR課』の山下幸志さん、ともにミッションに取り組む『一般社団法人さつま町観光特産品協会』・事務局長の大迫幹夫さん。
それぞれのインタビューをまとめています。
<インタビューさつま町役場商工観光PR課・山下幸志さん>
まずは、商工観光PR課・山下幸志さんにさつま町役場で従事されているお仕事や、今回の募集に至った背景等のお話を伺いました。
町民の立場になって物事を考える
(Q さつま町役場に入庁してからはどんな仕事を?)
山下さん:税務課で固定資産や農政課で農業振興に関する仕事を今まで経験させてもらいました。今年の3月までは鹿児島県へ出向させていただき、市町村の財政だったり、鹿児島県の農産物のブランド推進だったり、ありがたいことに様々な経験をさせていただいています。農産物のブランド推進では鹿児島県の農産物の販路拡大のために、農産物のPRに従事しましたので、その経験をこの商工観光PR課にて還元できたらと思っているところです。今は観光PR係で地域おこし協力隊の青嵜さんと町内を走り回る日々です。
(Q 町役場職員として大切にされていることは?)
山下さん:入庁当時から心がけていることなのですが、町民の皆さんの立場になって物事を考えることは常に意識しています。印象に残っているエピソードとして、農政課に所属していた時に農家さんの農業機械導入のための補助金申請をサポートしたことがあって。申請の結果が出る前に県へ出向してしまったのですが、何とその農家さんからわざわざ連絡があったんです。「君のおかげで申請通ったよ!ありがとう!」とおっしゃってくださったあの瞬間は今でも忘れられません。
地域ブランド・薩摩のさつまの販売促進を
(Q 今回地域おこし協力隊を募集するに至った背景は?)
山下さん:薩摩のさつまプロジェクトがスタートして3年目となります。今までは薩摩のさつまの認証事業者のスキルアップや繋がりづくり、認証品づくりといった町内の機運を高める期間だったと思います。次のステップとして、薩摩のさつまや認証品の認知度向上や販路拡大などを構築する段階だと考えていまして。それで、さつま町観光特産品協会と連携し、その仕組みづくりを担う人材の導入により、薩摩のさつまをさらに推進する為に、今回の募集となりました。
(Q 地域おこし協力隊にアドバイスは?)
山下さん:まずは薩摩のさつまの認証事業者とコミュニケーションをとっていただき、お互いのことや認証品を知ることを通して、仲を深めることから始めてもらいたいと思っています。これからの3年間の経験はもちろんですが、何より培った関係性は任期後も続く財産になるはずです。役場としても、部署を越えた交流も可能ですし、毎月町長・副町長・教育長の3役に、活動を報告し、気にかけてもらっています。小さなまちだからこそ、世代関係なく、良い距離感で密度の濃い時間を過ごせると思うので、困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。
<インタビュー:一般社団法人さつま町観光特産品協会・大迫幹夫さん>
続いて、一般社団法人さつま町観光特産品協会(以下:協会)の大迫幹夫さんにさつま町観光特産品協会で従事されているお仕事や地域おこし協力隊に期待すること等についてお話を伺いました。
作り手の想いを守れる協会運営を
(Q 協会ではどんな仕事を?)
大迫さん:協会の事務的な仕事、関係機関との調整、物産館での販売や仕入れなど多岐にわたります。前職の際に、さつま町役場で観光関連の仕事をしていたので、事業者の顔はわかりますし、お互いの信頼もあるので、困った時は気軽に相談できる関係性を築いています。コロナも少しずつ落ち着いてきたので、認証品や町内の産物を町内外の方に触れていただく機会を増やしていけたらと考えているところです。
(Q 協会を運営する上で大切にしていることは?)
大迫さん:事業者さん一人ひとりと接していると、皆さんそれぞれの事業や品に相当な想いを込めていらっしゃいます。その想いを大事にすることはもちろんですが、何より、そんな皆さんがちゃんと事業を継続できるようにどうしたらいいのか?そこを常に考えています。最近はさつま町だけで考えるのは限界があると感じていて、例えば、北薩地域や川内川流域のまち同士で連携して、お互いに品や人を流し合うようなカタチも必要かと思っています。
仕事も暮らしも関係性づくりから
(Q 地域おこし協力隊に期待することは?)
大迫さん:私自身さつま町で長年暮らし、働いてきたからこそ既存のヒト・モノ・コトに対する先入観があるのではないかと思っています。だからこそ、新しく着任される地域おこし協力隊の方には真っさらな状態でさつま町のことを感じ、アクションしていただけたら嬉しいです。そんな姿を見た事業者の皆さんもきっと何かしら感じるものがあるはずです。お互いに教え合い、高め合うような関係性を築く。まずはそこからじゃないでしょうか。
(Q 地域おこし協力隊へのアドバイスは?)
大迫さん:何気ない挨拶や地域行事への参加といった、当たり前だと思われていることを地道に積み重ねていくことが信頼に繋がります。それが暮らしや仕事において、きっと役立つはずです。お節介なことをされることも多いかもしれません。それも遠慮せず受け止めて「ありがとう」と伝えるだけで地域の皆さんは喜んでくれます。特別なことはしなくていいんです。職場外に出る機会も多いので、いろんな人とコミュニケーションをとってみてください。
<後編のご紹介>
後編では、2022年7月よりさつま町地域おこし協力隊として活動されている青嵜直樹さんから、活動内容や募集される皆さんに対するメッセージ等を伺いました。
後編はこちら。