沖田貴史 Takashi OKITA

ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る『ナッジ株式会社』を2020年2月に共…

沖田貴史 Takashi OKITA

ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る『ナッジ株式会社』を2020年2月に共同創業(合弁の後、MBO) ベリトランス 共同創業者、SBI Ripple Asia前CEO/ SBI大学院大学教授/ Fintech協会 アドバイザーとして公的活動も行っています。

最近の記事

交遊抄 あとがき(postscript)

本日の日経新聞、最終頁の「交遊抄」に、取り上げていただきました。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB145TG0U3A211C2000000/ 本来は、功成り名を遂げた経済人が寄稿するものであり、まだ道半ばのナッジ株式会社の創業者としては、しっかりと結果を出してからとも思いましたが、スタートアップにとっては、存在を知っていただくことそのものが、提携や採用にもプラスになるため、泥臭く名前を売るという気持ちでFintech協会 会長の

    • ナッジの2022年の振り返りと2023年に向けて

      みなさま、明けましておめでとうございます! 2023年は、元日から日経産業新聞の1面に掲載される幸先のよいスタートを切ることができました! 次のユニコーン企業の有力候補としての掲載でしたが、ナッジにとって2022年は、フルイヤーで安定的にサービスを提供する初めての年となる一方で、ユニコーン企業になるための基盤を整備することができた1年でした。 シリーズAと資本業務提携2022年にナッジはシリーズAの資金調達(23.5億円)を行いました。 (創業からの資金調達総額は35億

      • ナッジ株式会社 第2章の始まり

        サービス開始から1年を迎えたナッジ株式会社では、シリーズAでの追加調達を発表致しました! これによりシリーズAラウンドの総額は、当初計画を超える23.5億円となり、2020年2⽉の創業からの資⾦調達総額は35億円を超えました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000073456.html 今回の追加調達は、今年6月のシリーズA発表のタイミングにおいて、既に計画をしておりました。 前半ではグローバルで活躍する2社のVC

        • ナッジ設立2周年

          早いもので会社設立から丸2年が経ちました。 2020年2月というコロナパンデミックが世界的に広がるタイミングでの起業でしたので、設立直後に当初計画を修正することになりましたが、「若者世代に向けた革新的な金融体験」という基本コンセプトに『クラブ』という概念を加えることで、多様な価値観や個性を組み合わせる形に発展することができました。 また、ナッジが推奨・実践している "Work from Anywhere"も、社内外に理解と協力を得られやすいワークスタイルになりました。 (

        交遊抄 あとがき(postscript)

          ナッジの2021年の振り返りと2022年に向けて

          みなさま、明けましておめでとうございます! ナッジにとって、2021年は、皆様に支えられて、なんとか第一弾のサービスを開始することができました。 今年2022年は飛躍に向けての勝負の1年となります。 昨年末にチームメンバー向けに書いたメッセージをもとに、2021年の振り返りと2022年の抱負を記したいと思います。 # ナッジは年末年始休暇は、旧正月を含む2月末まで各人が任意で取得できる制度としていますが、1/1は全員お休みです! 「Nudge」サービス開始2021年の

          ナッジの2021年の振り返りと2022年に向けて

          次世代型クレジットカード「Nudge」をリリースしました!

          昨年2月に設立したナッジ株式会社ですが、ようやく日本におけるチャレンジャーバンクに向けた第1弾のサービスを一般受付を開始致しました。 そのサービスは、次世代型クレジットカード「Nudge」です。 Nudgeは、App-Controlled Cardと呼ばれるスマホ連動型のクレジットカードです。 これまでのクレジットカードは、ユーザとのタッチポイントが物理カード に集中し一方通行な利用体験が多かったですが、NudgeはスマホApp(iOS, Android)で利用履歴の確認

          次世代型クレジットカード「Nudge」をリリースしました!

          資産とみるか負債とみるか?

          事実上40年以上不変だった「銀行間手数料」が2021年10月から引き下がるのを受けて、3メガバンクを含む各銀行も振込手数料を引き下げを相次いで発表しています。 出典:日本経済新聞 2021年7月15日 9面(金融経済)の記事から引用 振込手数料引き下げの背景仕向け銀行(振込元)が被仕向け銀行(振込先)に支払う「銀行間手数料」は、これまで個別銀行間の協議で定められていましたが、ほとんどのケースで「3万円未満:117円、3万円以上:162円」で固定化されていたと言われています

          資産とみるか負債とみるか?

          Nudge進捗報告 as of Feb. 2021

          先日、Nudgeの設立から1年が経ったご報告をしましたが、開業に向けて、各種準備も着々と進んでいます。 先週は資金調達面での発表をさせていただきました。 今回のラウンドをリードする存在として、シード投資に豊富な実績があるジェネシア・ベンチャーズさん、D4Vさん、アプリコット・ベンチャーズさんにご支援いただいております。 各社とも意思決定・レスポンスが早く、飾り立てた良い話ばかりでなく、シード期ならではの赤裸々な話も腹を割ってお話できる方々であり、事業開発やチーム作りに伴

          Nudge進捗報告 as of Feb. 2021

          ナッジ株式会社、サービス開発に向けた資金調達を完了

          日本におけるチャレンジャーバンクを目指すナッジ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:沖田 貴史)は、「ジェネシア・ベンチャーズ」「D4V」「セゾン・ベンチャーズ」「DGベンチャーズ」「アプリコット・ベンチャーズ」「凸版印刷」「FINOLAB」「セブン銀行」等を引受先とする第三者割当増資を実施致しましたので、お知らせ致します。 新たに株主となる各社とともに共同でサービス開発を進め「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」というミッションの実現を近づけていき

          ナッジ株式会社、サービス開発に向けた資金調達を完了

          Nudge設立1周年!!

          昨年2月に会社を設立し 、1年が経ちました。 設立直後に、Covid19に見舞われ、当初の計画とは大きく異なる形になり、設立から1年がたってもサービスが開始できていないのは忸怩たる思いますが、今年の春の開業に向け、各種準備を進めております! サービス開発等の進捗に関しては、近々に報告したいと考えていますが、今日はNudgeのCIをご紹介したいと思います。 コーポレートロゴについては、「単なるデザイン」「ただの記号」にしたくはなかったので、サービスの中身が具体的に決まって

          Nudge設立1周年!!

          Beyond 2020, Beyond Fintech

          2020年は、世界にとっても私にとっても激動の一年でありました。 大晦日なので、1年を振り返り、来年に想いを寄せてみたいと思います。 コロナの影響とニューノーマル今年を語る意味で、コロナ禍は避けて通れません。 春節の前までは、漠然として恐怖だけが先行していたCOVID‐19ですが、本日時点で、全世界では1億人近く、日本においても20万人超の方々に感染が確認されています。 幸い、私の家族や親類・社内には感染者はいませんが、皆さんの中にも影響を受けられた方々はいらっしゃると思

          Beyond 2020, Beyond Fintech

          ナッジ株式会社(Nudge)としての再出発

          昨年末に、起業家の山内奏人さんとの新たな取り組みについて発表しました。 これを受けて、本年2月にQ株式会社を合弁で設立いたしましたが、この度、私の100%独資の会社に変更し、ナッジ株式会社(Nudge Inc.)として再出発することといたしました。 背景ここに至るまでですが様々な議論をしましたが、最も大きいのは、やはりコロナの影響です。 「2つのスタートアップが緩やかな資本関係のもと、独立しつつも有機的に連携していく」という複雑さを理解した上で、挑戦を開始しましたが、CO

          ナッジ株式会社(Nudge)としての再出発

          2016年4月の記事(自戒を込めて再掲)

          いろいろと調べものをしていたら、2016年に当時連載をしていた月刊ビジネス誌であるBOSS(経営塾)に寄稿した際の記事を発見した。 月刊BOSSは、現在休刊になっており、バックナンバーの取り寄せもできないようなので、以下に備忘録も兼ねて記載します。https://www.fujisan.co.jp/product/631/ もう4年も前の記事だが、ベリトランス から離れ、起業を志していた頃に書いた内容でもあるので、今と心境は似ているなと思います。 あと、この4年で、世界

          2016年4月の記事(自戒を込めて再掲)

          ”あたりまえを超える”挑戦を仲間とともに

          2019年9月末をもって、SBI Ripple Asia社 及び マネータップ社の取締役を辞し、起業に向けた準備を行っておりましたが、本日起業家 山内奏人さんと、新たな取り組みを行うことを発表したいと思います。 山内奏人さんについて山内さんとは、ベリトランス を経営していた4年前に知り合いました。当時は、まだ14歳で中学生だったのですが、一緒に仕事をしてみたいと思い、インターンに誘ったのを覚えています。 法律や年齢的な壁もあり、それは実現しませんでしたが、歳の差を超えて一

          ”あたりまえを超える”挑戦を仲間とともに

          Go Beyond my Comfortable zone!

          (2016年5月19日のFacebook noteからの移設です。) 本日、SBI Ripple Asiaの立ち上げとともに、代表への就任を発表いたしました。 SBI Ripple Asiaは、その名の通り、米国Ripple社とSBIとのJoint Ventureになります。 Rippleの各種ソリューションをアジアで展開するだけでなく、 ブロックチェーン技術などを活用し、日本やアジアでの独自事業も展開してまいります。 昨年10月のベリトランスCEO退任以降、行政の各委

          Go Beyond my Comfortable zone!

          ベリトランスの卒業と、SBI大学院大学 特任教授の就任について

          (2016年2月21日のfacebook noteからの移設です) 昨年の10月に、ベリトランス株式会社 代表取締役を退任し、Co-Founder Fellowとして、主に政策提言などに関わる活動を実施しておりましたが、 2016年2月24日を持ちまして、取締役も辞任することと致しました。 主な理由は、10月以降の主活動だった行政関連の各種活動が一段落したためですが、今回の意思決定の背中を押してくれたのは、新体制に移管後も、システム・サービスが安定的に提供され続け、社会イン

          ベリトランスの卒業と、SBI大学院大学 特任教授の就任について