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ナッジの2021年の振り返りと2022年に向けて

みなさま、明けましておめでとうございます!

ナッジにとって、2021年は、皆様に支えられて、なんとか第一弾のサービスを開始することができました。
今年2022年は飛躍に向けての勝負の1年となります。

昨年末にチームメンバー向けに書いたメッセージをもとに、2021年の振り返りと2022年の抱負を記したいと思います。

# ナッジは年末年始休暇は、旧正月を含む2月末まで各人が任意で取得できる制度としていますが、1/1は全員お休みです!

「Nudge」サービス開始

2021年のナッジにとって最大の出来事は、やはり第一弾のサービスとなる「Nudge」の開始になると思います。

ライセンス取得がなかなか進まず、当初予定からは後ろにずれてしまいましたが、サービス開始直後からご利用をくださっている利用者の皆様、そしてサービス開発に関わったチームメンバーや感謝を申し上げます!

ここでいうサービス開始は、システム開発に限らず、運用方針の策定やサポートサイト・FAQ等の準備、クラブオーナーとの交渉、ライセンス取得、そしてナッジの強みともいえる各種デザインなど全てを指します。

様々なステークホルダーとの調整の上、どれか1つでも欠けるとサービス提供が出来ないという綱渡りを、もがきながら、互いにミスをカバーしあい、なんとかサービス開始に繋げていったチームメンバーを誇りに思います!

Team NUDGE

このチームには当然ですが、広義のチーム、つまりTeam Nudgeを指します。

社内メンバー・共同開発を行っているメンバーはもちろん、クレディセゾンさん、凸版印刷さん、TISさん、その他にも業務委託で協力くださっている皆さん全員が強い当事者意識を持ち、共同創業の精神で進めてくださったことがナッジをナッジたらしめています。

また、(ナッジにとっては当然でも一般的には)この特殊なチーム体制に関して理解と背中を押してくれた株主の皆さんにも感謝を申し上げたいと思います。

サービスの改善

とはいえ、サービス開始時点でのサービス内容は、2020年末に計画していた内容からすると半分にも満たない半製品的なものでした。

技術や規制などの制約もありますが、『まずサービスを市場に出し、ユーザーの反応を得て、軌道修正をしていく』ことで、自分達では気づけなかったinsightを獲得し、サービスにフィードバックしていくためです。

ですので、本当のサービス開始はむしろここからになります。

既にオリジナルデザイン券面でのカード発行などの機能が加わっていますし、一般公開できていませんが、利用者を限定する形でスタートしている機能などがあります。また細かい修正は毎日のように加わり、Appのバージョンアップも10回を超えています。

またクレジットカード固有の運用についても、仕組み化が進んできております。
なかなか伝わりにくい点も多いですが、地味な取り組みを重ねていくことで、UXを改善したり、スケールした際に業務がオーバーフローしないような工夫を積み重ねています。

Growthに向けて

このような日々の積み重ねや、UX改善バックログを消化していくことも大変重要ですが、加えて2022年はGrowthの1年にしていきたいです!

『ARPUの高さ』という最大の初期仮説は検証され想定を上回っていますが、これを維持/拡大させていく一方で、スケールも(短期視点に陥らないように準備しつつ)意識していく1年になろうかと思います。

機能とサービスの充実はもちろん、クラブオーナーのさらなる充実と活性化、クラブオーナーと連動した各種マーケティング活動も重要になってきます。

成人年齢の引き下げや現在のユーザー動向を見据えた新たな試み(一般向けにお話しできないのが残念)は2022年だけでなく中長期のナッジを支える機能コンセプトにもなりえようかと考えています。

またNFTなど輪郭はお伝えしていますが、Web3に対する取り組みも今年から本格化していきます。
分散技術の経験やネットワークをナッジでも活かしていけることは、とてもワクワクしています!

チームの拡大と役割の新陳代謝

こういった環境下で、チームはさらに拡大していくことになります。

これは単純なメンバーが増えるだけでなく、それに応じて各メンバーが担当する役割を、それぞれが機動的に見直していくことになります。

例えば、既に新たな開発体制が動き出していますが、2022年からは本格化します。初期立ち上げを支えてくださった兼業・副業メンバーとの関係性が変化していく中で、兼業からスタートしながらも、ナッジをフルタイムに据える意思決定をしてくれたメンバーも多くいます。

Growthを目指す中で、新規だけでなく既存メンバー間の中でも、役割分担を見直すケースはどんどん出てくると思います。

数ヶ月といえども携わった役割を渡すなことは、なんとなくの寂しさもあります。それは強い当事者意識の裏返しでもあり良いことでもありますが、どんどんと役割を新陳代謝していかないとチームも大きくなれませんし、ユーザーに提供する価値も澱んでしまいます。

役割分担を変える際には、寂しさだけでなく混乱も生じうりますが、勇気と慎重さを持って、進んでいきたいと思います。

2022年に向けて

2022年をどんな1年にするかはチーム全員が一人一人が考え実行しくものです。

その中で、私自身は「トライアンドエラー」の1年にしていきたい、いくべきと考えています。

ナッジは、金融サービス事業者であり、またスタートアップとしては、かなりシニアなメンバーで大人な戦略を推し進めている方だと思います。

ただし、まだPMFに至っているとはいえない状況であり、がむしゃらに手数を出していくべき時期でもあると考えています。

もちろん理論も勝算もない突撃を繰り返すつもりは毛頭ありませんが、思いがけない機能・サービスがユーザーから支持を受けたり、クラブとの共同の取り組みが顧客獲得に繋がったり等、我々の想定を上回ることは頻繁にあります。

また、分散技術に限らず、技術環境・社会環境の変化は、さらに加速度をましています。

そういった意味では、半端に賢いふりをせず、運や偶然を引き寄せるようなワイルドな立ち振る舞いが期待される1年だと思っています。

創業リーダーとして

上記のがむしゃらさは起業以降、心掛けていることであり、私自身、過去の(若くて偉そうだった)私を知る人からすると驚かれるような行動も多いと思います。

良い歳して、ためらいもなくLaunch Padに出場したのも、その一例かもしれません!

2021年に44歳になりましたが、チームの皆さんから学ぶ日々を過ごし、これまでで一番成長した1年は2021年だったと感じていますし、2022年はそれを上回りたいと考えています。

チームの皆さんも、2021年が一番成長できた一年であると嬉しいですし、2022年がそれを上回る一年にしていただけると、さらに嬉しいです!

会社に関わる全ての責任は創業経営者である私が引き受けます。
ユーザー、チーム、サービスを想っての前向きな失敗は、全く問題ありませんので、皆でトライアンドエラーを行い、新たな金融体験を創り出していければと思います。

トライアンドエラーのための各種インフラ、バックアッププランは経営管理チームを中心に組み立てていこうと思いますが、この黒子役をかって出たい方は、チームメンバーはもとより、現在チームメンバーでない方もぜひ申し出ていただければと思います。

最後に

チームメンバーの拡充は、最大の経営課題です。

これまでは、原則リファーラル採用で、結果として『沖田さんの知り合い』がほとんどになっていますが、決して良いことではないと考えています。

もちろん、私もこれからも良い方がいれば、どんどんと声かけしていきますが、2022年は全員採用元年にしていきたいです!

既に株主でもあるmintさんやジェネシアさんにも協力いただき、採用体制を強化しています。

年末年始に、キャリアを考えている方も多いと思います。
ナッジ面白い会社だな。自分も未来の金融体験を一緒に創ってみたいなと思われた方、フルタイムでも兼業・副業でも構いませんので、ぜひご参加を検討いただればと思います!

https://nudgeworks.notion.site/f9a45ebae989459eab121ee9a908a3b5
(こちらに記載のない職種でも、ぜひご応募ください!)

2022年1月1日
沖田 貴史

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