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ナッジ株式会社 第2章の始まり

サービス開始から1年を迎えたナッジ株式会社では、シリーズAでの追加調達を発表致しました!
これによりシリーズAラウンドの総額は、当初計画を超える23.5億円となり、2020年2⽉の創業からの資⾦調達総額は35億円を超えました

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000073456.html

今回の追加調達は、今年6月のシリーズA発表のタイミングにおいて、既に計画をしておりました。
前半ではグローバルで活躍する2社のVCOne Capital, MindFund)と既存株主Spiral Capital, Insignia, DG Daiwa, FINOLABなど)にラウンドを引っ張っていただく一方で、後半では相互にシナジーを見込める事業会社(含むCVC)の方々と、じっくり議論し新たに株主に名を連ねていただきました!

詳しい事業連携は、今後それぞれで個別に発表していきたいと思いますが、KDDIさんに加え、総合商社3社伊藤忠商事さん、住商ベンチャー・パートナーズさん、三菱商事さん)、博報堂DYベンチャーズさん、ベルシステム24ホールディングスさんにご参加いただき、
金融機関からも、メガバンク3行三菱UFJイノベーション・パートナーズさん、SMBCベンチャーキャピタルさん、みずほキャピタルさん)と地方銀行大手(十六銀行グループ:NOBUNAGAキャピタルビレッジさん)にご参加いただいております。

オープンイノベーションのさらなる推進

スタートアップ冬の時代」と呼ばれる激変する環境の中で、このような日本を代表する錚々たる企業の方々に支えられて、チャレンジャーバンクを目指していけることは、とてもありがたいです。

特にナッジは、オープンイノベーションをサービス強化に繋げてきています。

一般に金融サービスは、アジャイルなサービス拡充策を取ることは稀でありますが、Nudgeではまずは最小構成でのサービスローンチを選択する一方で、「クラブごとのオリジナル画像での物理クレジットカード発行」や「ナッジ支店開設と銀行返済機能」をサービス開始半年で矢継ぎ早にローンチしました。
この半年でも、NFT特典機能の追加やグリーンフィンテックに関する取り組みなどを進めています。
いずれもナッジ単独では難しく、スタートアップや大手企業、公共団体との取り組みで実現されています。

上記のような大きな機能追加だけでなく、サービス開始から1年の間に、アプリのバージョンも30回以上行い、ユーザーの声を反映し機能拡充とサービス拡充を続けています。
アプリ」や「物理カード」はユーザーが直接触れる大事なタッチポイントであり、機能面だけでなく、「ユーザーサポートの受付や回答方法」「アプリでの通知頻度」なども日々工夫を重ねています。

上記の機能増強に加えて、この1年特に力を入れたのは、Nudgeの特徴っともいえる「クラブ」の充実です。主軸のスポーツ・エンターテインメントにおいては、松井秀喜さんや遠藤航さんといったトップアスリートの方々にもクラブ開設いただきました!

エンターテインメントについても、加藤ミリヤさん遊助さんといった紅白出場歌手の方々から、ゲームキャラクター、YoutuberやNFTクリエーターの方々まで幅広い方々にご参加いただいております。

コロナ渦で「収益多様化」や「ファンとのエンゲージメント強化」の重要性が一層高まっているスポーツ・エンタメ業界に新たな選択肢を加えることができ、アスリート・アーティストの方々の課題解決の一助となることが確認できました。

この他、ECや社会貢献活動など当初の想像を超えてクラブが拡充してきていまう。普段の会話の中でも「それ、Nudgeでいけるんじゃない!」という可能性が無限に広がっていることをとてもうれしく思います。
(事実、チームメンバーはもとより、株主の方々でも個人的な友人・知人等をご紹介いただく機会が多く、とても嬉しい瞬間です!)

チームの充実と「ギアチェンジ」

今年1月のnoteでは「チームの拡大と役割の新陳代謝」と書きました。
大変ありがたいことに、昨年のサービス開始以降、他社もうらやむ高度人材が続々と参加してくれています。

今回の大型ファインスを牽引してくれたのは、大手金融機関の経営部門が長い石田さんであり、NFTやグリーンフィンテックPJを推進しているのは、金融庁でロンドンなどの海外経験も長い大塚さんです。

グローバル開発体制を整え、開発スピードを飛躍的に高めてくれているのは、ベリトランスから10年一緒に各種プロジェクトを進めてくれているPhuさんです。

その他、ユーザーサポートや与信管理・人事総務といった派手さはないものの、UXや経営に重要なメンバーも続々と参加してくれています。
インターンメンバーも、それぞれ主力級の働きをみせてくれています!

彼らと創業メンバー、そしてこれから新たに加わるメンバーも含めて、さらなる化学変化をとても楽しみにしています。

Nudge集合写真202209

その一方で、チームの拡大に伴い、役割分担も必要になってきます。
ナッジでは、当初は「こどものサッカー」のように1つのボールに全員が集まるスタイルを志向し、それぞれの専門性や役割を超え、ひとつづつのテーマに全員で取り組んできました!

これは全員が当事者意識やUX/金融機関としての責任を強く感じるために、とても良い仕組みだったと考えています。

ただし、どんどんと役割を新陳代謝していかないとチームも大きくなれませんし、ユーザーに提供する価値も澱んでしまいます。

この数ヶ月、all-handsなどで繰り返し言い続けている言葉が「ギアチェンジ」です。

今回、改めて大きな調達をさせていただき、これからは期待や可能性を形にするだけでなく「力強く実現していく」ためにもGrowthスケールの加速は重要であり、自らも組織も変わっていく必要があります。

これらの変化には寂しさだけでなく混乱も生じうりますが、勇気と慎重さを持って、進んでいきたいと思います。


この新たな章に、参加する人材を募集しています!

ナッジでは、次のステージに進む中で、多くの職種を募集していますが、この調達にあわせて、特に重要となるのは以下3つの職種です!

1. マーケター
今回の資金調達は、主に事業会社・CVCの方々ですが、その成果を事業シナジーという言葉に逃げることなく、しっかりと顧客基盤の拡大に繋げていく必要があります。
Nudgeは、既存ユーザーには高い満足度と継続率をいただいていますが、まだまだ知名度そのものが足りていません。
今回の調達資金を活用し、 Nudge単独はもちろんですが、クラブオーナーとも連動したマーケティングを進めていくマーケティングメンバーを募集しています!
D2Cでのマーケティング経験はもちろん、大きな予算を使ったマーケター経験、いずれも大歓迎です!

2.経営企画・営業企画
今回株主に名前を連ねてくださった各社様とのシナジーは既に発揮されつつありますが、今後 各種プロジェクトが本格化・加速化してきます!

経営企画や営業企画の経験がある方で、BizDevだけでなく、技術やサービス、管理会計の知識、M&Aや外部提携業務、コーポレートファイナンス関連業務などにも知的好奇心の強い方にはうってつけだと思います。

主には、私や石田さんと一緒に取り組むことになると思いますが、株主からの出向者を出していただく際にも「石田さんのもので鍛えていただきたい!」と言われる機会が多いです。
将来、経営者を目指す方々も大歓迎です!

3. PdM, エンジニア
エンジニアは、ナッジに限らず、スタートアップが常に求めている人材だと思います。

ナッジのプロダクトチームは、「短期的な改善」と「社外も巻き込んだ機能増強」に加え、「規制対応含めたコーポレートエンジニアリング」を両立させる難易度の高い業務ですが、グローバルなメンバーがチームワークよくプロジェクトを前進させています。

今後もプロダクト開発スピードを加速させていきますが、データ分析を通じたサービスへのフィードバックや提携先との連携などマーケティングとの連動、スコアリングなどの与信管理、IPOを見据えたコーポレートエンジニリングなどを一層強化してまいりたいと思います!

先日の JAWS DAYS2022でも"AWS Container Hero"でもある新井さんがセキュリティ面からのプレゼンを行っていただいています!
優れたエンジニアチームとの環境が最大の報酬だと思います。未来の金融体験を創り出していきたい方のご応募をお待ちしております。

上記の他に、顧客拡大に伴い、オーナーサクセス・ユーザーサポートなどの職種も常に募集を行っています。

ただし、分散型でリーンな組織を志向しているので、椅子の数は実はそれほど多くはありません!

今回は敢えて派手な調達連動型の採用イベントは行いませんが、自由やそれに伴う責任を楽しめる「プロ意識が高さ」未来の金融体験を創る志のある皆様のご応募を心よりお待ちしております!

2022年10月12日
ナッジ株式会社
沖田 貴史

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