記事一覧
地獄の2022年――消化器症状との壮絶な闘い
序文:これを書かずに1年を終われないタイトルのとおりである。
今年2022年、私の体調は控えめに言って地獄だった。
2014年、持病の過敏性腸症候群の悪化を理由に2ヶ月間仕事を休んだことがあったが、あの年よりもはるかにつらかったと言っていい。
何せ、最大で7kg体重が落ちた。
真剣に、重病が隠れているのではないかと疑ったほどだ。
結論から言うと、いまなお不調と闘っている。
ただ少なくとも、以前と
『Outer Wilds』をクリアした:③本作の素晴らしかったところと『Echoes of the eye』の感想(ネタバレ有!!!)
①はこちら↓
②はこちら↓
重大な警告本記事は筆者にとって人生ベスト級の傑作ゲーム『Outer Wilds』について、ネタバレありで率直な感想を綴っています。
未プレーの方は必ずここで引き返してください。
さもなくば、例のアレを外したままタイムオーバーしちゃったときみたいな目に遭います(未プレーの人にはわからんて)。
もう一度繰り返す。
未プレーの方は、必ずここで引き返してください。
大丈
『Outer Wilds』をクリアした:②プレー中に感じた不満点(ネタバレ有!!!)
①はこちら↓
重大な警告本記事は筆者にとって人生ベスト級の傑作ゲーム『Outer Wilds』について、ネタバレありで率直な感想を綴っています。
未プレーの方は必ずここで引き返してください。
さもなくば、例のアレを外したままタイムオーバーしちゃったときみたいな目に遭います(未プレーの人にはわからんて)。
もう一度繰り返す。
未プレーの方は、必ずここで引き返してください。
大丈夫ですね?
それ
『Outer Wilds』をクリアした:①出会いとこれから始める人に向けて(ネタバレ無)
序文結論から延べよう。
間違いなく、人生ベスト級の傑作ゲームであった。
アカデミー賞受賞、ゲーム版『星を継ぐもの』の評判は伊達じゃない。
人生ベストゲームは『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』と言い続けているライト~中級ゲーマーの私だが、『Outer Wilds』はBotWに過去もっとも肉薄したゲームと断言していい。クリア直後にこの記事を執筆している時点での感想として、総合ではやはりBotWに
胆汁性下痢の話・その後
以前、こんなエントリを書いた。
正直、思った以上に反響はなかったが、その後いくつかの動きがあったので、誰かの参考になればと思い、記すことにする。
1.胆汁性下痢疑いの方からDMをいただくnoteの記事を読んだ方から、ツイッターのほうにこんなDMをいただいた。
胆汁性下痢で検索してnoteも読ませていただきました。
私も原因不明の下痢で半年ほど悩まされており、症状的に胆汁性下痢を疑っているので
胆汁性下痢だと判明して衝撃を受けた話
タイトルからもわかるとおり、汚い話題になることをお許しいただきたい。なお前半は僕の病歴の話になるので、胆汁性下痢について気になる方は後半の見出しまですっ飛ばしていただくことをおすすめします。
およそ10年前に始まった過敏性腸症候群との闘い
僕はもうかれこれ10年間、過敏性腸症候群(IBS)に悩まされてきた。
きっかけは大学を卒業して地元に帰り、友人と会う機会が減ったことだ。久々に先輩に誘われて
作家廃業を考えた僕を、ミステリが救ってくれた――『春待ち雑貨店 ぷらんたん』文庫化と『Butterfly World』連載完結
2016年2月に、僕はこんなツイートをしている(元のRTはわからなかったのであしからず)。
当時、日常の謎ミステリを主戦場としていた僕にとって、これはたびたび頭を悩ませていた問題だった。日常に寄り添う小説としてのリアリティと、ミステリが宿命的に帯びる非日常性に、いつも板挟みになっているように感じていたのだ。
同時期、僕は新潮社yomyomにて『春待ち雑貨店 ぷらんたん』の連載をスタートさせた。
ツイッターのTLを見なくなったことによるメリット・デメリット
以前、こんな記事を書いた。
冒頭で報告しているとおり、5月の終わりごろからツイッターのタイムラインをほぼ見なくなった。理由は上記の記事に書いてある。
で、あれから半年が経ったいまでも、TLを見ずに過ごしている。いや、かたくなに一瞥もくれないわけではなく、自分のツイートは続けているからツイッターのページやアプリを開くときは開くし、通知は確認しているし、たまにはTLを見ることもあるのだが、TLに流
ルッキズムと身体醜形障害の話――『Butterfly World』連載開始に寄せて
8/27発売の双葉社「小説推理」誌上にて、長編連載『Butterfly World』がスタートした。長い時間をかけて準備し、第二稿までを書き上げて臨むもので、とても思い入れの強い作品だ。連載をしっかり走り切り、満を持して単行本の刊行を迎えたい。
ところで、告知のツイートの中に「ルッキズムがテーマのひとつ」と記した。この点について、少し補足しておきたい。
『Butterfly World』は蝶の
ショートショート『外出自粛の恋人』
二〇二〇年四月七日、新型コロナウイルスの国内感染者数増加にともない、東京都を含む全国七都府県に緊急事態宣言が発令された。住民は不要不急の外出の自粛を強く要請され、可能な限り自宅にて過ごすことを余儀なくされた。
人との接触を減らすしかないぶん、ネットを通じて映像通話のできるアプリを使ったコミュニケーション、いわゆるオンライン飲みやオンラインデートは急増した。これは、そのような状況下で交際を続ける