okayu

あったことを気分のままクソ長文章で書く暇人。基本は体験談。 こんな人間もいるので、気分…

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あったことを気分のままクソ長文章で書く暇人。基本は体験談。 こんな人間もいるので、気分が落ち込んだらこれ見て、 「こいつよりマシだ」ぐらいで思っていただければ幸いですので、 ご飯食べて、 お風呂入って、 「ふんっ」って、 鼻で笑って、 寝ろ。

最近の記事

肩めった刺し

それは自室から始まった。 その日は幼馴染が勝手に遊びに来ており、部屋でワイワイ騒ぎながら漫画を読んだりしていた。 少し経つと、SNSから昔好きだった女の子から連絡があり、 近くまで来ているという。 ウッキウキで幼馴染に「友達きたからちょっと待ってて」と言い、 2階の自室に彼を残し、玄関前で待っていた『その子』を家にあげた。 私の家は1階が広く何もない。 そこで最近の話をしたり、昔話をした。 いい雰囲気になり、一度だけ軽くキスをして「幼馴染が遊びに来てるから様子を見てくるね

    • 胡蝶之夢

      「ねぇ。そういえば最近あの子見かけないけど。」 「え?知らないの?死んじゃったんだよ、」 「えっ……マジ?」 大学の食堂。広い室内にはチラホラとしか人はいない。図書室のように静かなそこで、 僕はテーブルを挟んでそんな会話をしていた。 「事故らしいよ。」 「そうなんだ。」 特にそれ以上の言葉は出てこなかった。 びっくりしたから。いや、それ以上の感情がなかった。 あの子。 よく集まるうちの一人。 みんなで話すときに軽く相槌を打つ程度にしかやり取りはなかった。 『それで、

      • 24日のエスカレーター

        今日も遅い朝に最寄駅へと向かう私。 下りエスカレーターに乗ろうとすると、正面から高校生のカップルがゆっくりと上がってくる。 彼女の一歩後ろに立っている男の子は、段差が消える直前で赤い紙袋を彼女の右肩に差し出した。 右肩を覗き込むんだ女の子は、動きが止まった床へ一歩踏み出しながら、 両手で紙袋を受け取り、満面の笑みを浮かべた。男の子も誇らしげである。 彼らが歩き出すと、私の前で男子高校生3人組がエスカレーターに乗ろうとしていた。 カップルの様子を見ていた3人組の1人は、下

        • 頭の中の毛糸玉

          最近、よく考えることがある。 「あの中に混ざったら・・・」 私は通勤ラッシュが過ぎた頃に家を出ている。人混みが好きではないと言うか、満員電車が好きな人はいないだろう。私もその一人。 昔、「満員電車って力入れなくても立てるから楽じゃない?」なんて言った先輩がいたけど、それは別の話。 まぁ、実際は朝に起きられないからなんだけど。 そんな私の通勤経路には小さなカフェがある。出来てからそこそこ経つが未だ一度も訪れたことはない。 変わった作りのそのカフェは入り口が1階、客席は中二階

        肩めった刺し

          あの人に会いたいと思う私の背中を押してほしいの文

          会いたい人はいるだろうか。 彼女、家族、友達、遠距離、時間、消息不明・・・・ 理由や相手、その関係性は様々あると思う。 私が会いたいのは80歳近いおじいさんである。 あの人と最初にあったのはもう12年前。 カフェのマスターである。昔に描いた「AZ」である。 別に遠くにいるわけでも時間がないわけでもない。 距離なんてせいぜい1kmあるかどうか。 私は土日も何ならお昼でも行こうと思えば行ける。 なぜ会いに行かないのか。いけないのか。 怖いのである。 なぜ怖いのか。 海

          あの人に会いたいと思う私の背中を押してほしいの文

          山わさびラーメンという鈍器

          今更だが、YouTuberやVTuberで激辛ペヤングを食べるというのが一時期流行っていた。 (それで叩かれてる人もいたけど…) 私は食べたことないが、かなり辛いらしい。らしい。とはいえ、昨今は辛いラーメンに溢れている。 激辛!と、うたっているが食べてみると「まぁ、確かに」ぐらいのカップ麺が多い。 全てを食べたことはないが、大抵は「熱いから余計ヒリヒリする」というところが大きい。 いや、甘く見ているだけでとても辛くて当分の間、腹痛を伴うことになるのかもしれない。 私は韓

          山わさびラーメンという鈍器

          「飲もうよ」について

          twitterにて 「それわかる!アマプラで見たわー。今度その話しようよ!飲も」 facebookにて 「お誕生日おめでとう!今って何やってるの?今度時間あったら飲もうよ!」 instagramにて 「これ美味しそうですね!これで一杯やりたいですねぇ。飲みましょ!」 私の語彙力とコミュニケーション方法はこの「飲もう」に集約されている。 よく合う仲間。最近会っていない仲間。遠方の仲間。いろんな関係性の仲間がいる中で 簡単に、気取らず、会える理由を作ってくれる言葉。 「

          「飲もうよ」について

          時にはフィジーの話を。

          (2020/07/12) そういえば、私はフィジーという国に3ヶ月ほど滞在していた。 そう俗に言う語学留学である。約4年前。 日本を出た際の私の語学力は中学校をなぜ卒業できたのかわからないレベルであったが、3ヶ月経って ギリ、カタコトで話せるようになった。 これは完全に私が自己学習を怠ったからである。 人によってはちゃんと伸びた人もいる。 まぁ、そんな話は置いておいて実際にあった出来事を書いていく。 (多分、数回に分けます) 【災難は入国前に】 留学というのが初

          時にはフィジーの話を。

          家のシャワーが壊れた話

          ((ブログからのコピー)) (07/2018 当時)
 現在、私はオーストラリアの南、メルボルンからさらに南、
Balaclavaという街に住んでいます。 ざっくり言うとそこのシェアハウスのシャワーが壊れたって話。   それだけなんですが。せっかくなんで読んでいってくださいよ。 
ここの家には   ・オーナー(台湾人)
 ・アキ(オーナーの彼女?)
 ・犬(バカ) ・私 の3人と一匹で暮らしています。
なんで彼女?ってなってるかというと、入居時は   ・
オーナー(台湾人

          家のシャワーが壊れた話

          秘密結社の会合から漂う地元感

          (2020/06/16 思い出し日記) 私がオーストラリアで生活し、約10ヶ月が過ぎた頃の話。 仕事終わりに同僚のイアン(70歳)から「これから街で集会があるから行くか?」と誘われた。周囲は木々とカリフラワーしかないこの場所で仕事の後の楽しみはお酒を飲むことぐらいしかない。 私は二つ返事で「もちろん」といい、同僚たちと共にマンジマップ向けて出発した。日が傾いていた。 薄暗い森の中、カンガルーに警戒をしながら車を飛ばしマンジマップに入ると車は街の公民館前で止まった。

          秘密結社の会合から漂う地元感

          身体に打ったらサヨウナラ

          〜金なしオニイサンの今とご報告〜   (2018/10 下旬)
(この記事は以前書いたものをコピーしています) ※血の映った写真が含まれます。 只今、メルボルン CBDから少し離れた
サウスヤラ付近の病院からこの記事を書いています。 そうです。入院です。
入院に向けて体重2kg増やしました。 我ながら太る才能が開花していますね。
太った母と太りやすい父の間にできちゃった
実はデブのサラブレットなんです。   デブラレット。   キノコと秋野菜のデブラレット。     はい

          身体に打ったらサヨウナラ

          笑顔と夕日とイチゴのポッキー。

          同級生のお母さんから写真をもらった。 入学式初日。 クラスに集まった20人前後の子供たち。 集まる視線の先で先生が話している「入学おめでとう」という話。 その最中、ちょっかいを出している子とそれを黄色の帽子でガードし、嫌がる私。 そんな一コマ。 入学式の日に出会ってから、 私は彼が苦手だった。 一つ目にものを散らかす。 二つ目にそこらじゅう落書きだらけ。 三つ目にちょっかいが多い。 ボリボリ身体中を掻き、 フケを落とし、鼻水を手で拭いてさらに服で拭く。 それが嫌だ

          笑顔と夕日とイチゴのポッキー。

          (再投稿)ルークと18杯のアイスコーヒー

          思い出し日記。結論から言うとアイスコーヒーを18杯飲まされた話。 それは2016年の10月ごろ。 私が最初にオーストラリアで住んでいた場所。シドニー。のド真ん中。タウンホール。 右も左もわからないけどお金が64円しかない頃の話。 (海外で64円握りしめて16人部屋で3ヶ月半暮らした話) 私はボロボロのバッパーに住んでいて、16人部屋で日々を過ごしていた。その時に出会ったのがルーク。オーストラリア人だけどなぜかバッパーに住んでいた。 年齢は確か当時24歳。ちょっとだけ年

          (再投稿)ルークと18杯のアイスコーヒー

          朝と家族と知らない段ボール

          (2019/08/29) 今朝、一匹の家族が減っていた。 過去形である。 朝、目覚めた瞬間の視力は夜に浮かぶ街灯の光の輪ぐらいあやふやで わざとピンボケにした一眼レフの写真ぐらいの視力で 体に染み込んだ家の構造を頼りに歩いて居間に向かっている。 今日もそうだった。 今日も階段を駆け下り、避難扉のような鉄の扉を開け居間に入ろうとした。 今日も昨日もその前も。そして明日も。 そこには段ボールがあった。多分70×30×15cmぐらいの大きさの。 (荷物が届いてる。仕事の道

          朝と家族と知らない段ボール

          あったかもしれない日記

          私は暑い森の中にいた。 森の近くには車のあまりこない道路、その先に海があって、よく道を渡ってビーチに行って遊んだり、道路で駆け回って遊んでた。 何歳になった時だっけ。私があそこに住んだのは。 * 森からそう遠くない、木造の一軒家。石垣と風除けの木々が家の周りを囲んでた。海が近く、走ったら1分もかからない。 住んでいたのは私と彼。彼は家族だったか、カレシだったか、それ以外だったか。 部屋は小さくて、彼と一緒にいるとほとんどスペースは無かった。それくらいは気にしない。

          あったかもしれない日記

          「本音」とイチゴと雷雲

          (2020/05/01 思い出し日記「イチゴと雷雲」の内容を一部変更したものです。まぁ、ほぼ同じですがいつも私らしい書き方、「本音」を追加しています。) 空を見上げるしかなかった。 めっちゃ小さい町のメイン通り。の真ん中に広場があった。 ポツンと置いてある1台のベンチの上で私は横たわり空を見ていた。 どうしてこうなった。どうして・・・・あー終わったわ。 後悔の始まりシドニーでの生活が半年を過ぎ、2nd visaを取得するため、ファームジョブを探してオーストラリアの東海

          「本音」とイチゴと雷雲