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2021年9月の記事一覧

悪詩を6つ(悪口を)

※ あまり心地よくない詩です。

悪口を飲み込む悪口を飲み込んだ苦い苦あい味がした。

食道あたりでグルグルと暴れているよ私の言葉。

言わなくて良かった。大切な人に。

苦い苦あい愚痴をぶつけるところだった。

見ないふり大人になりきれない心が 暴れる

他人のそれはよく見えて

自分のそれは棚上げの

見ないふり。だって見るとやるせない。

最低だ最低だ、と悪口を言う人は最低だ

という悪口を

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ルビで感じる宇宙SF

宇宙





がある。

銀河

ってふしぎ。



きれいだね。

宇宙ステーション

おーい!

流星群

そっと、みまもって。

星降る夜

に、いるんだね。

宇宙SF

に乾杯。

チリトリ

秋を集めるチリトリの

通った後にまた秋の

ひとひらふたひら

舞い落ちる

秋を集めるチリトリは

もう満腹になりますよ

ひとひらふたひら

落葉のご馳走

ふじさん

ふじさん

『ふじさん』

大きな 山が 遠くに 青く ありました。

その名を ふじさん と言います。

早朝 には 薄暗がり から 神妙に 現れ ます。

昼 には 堂々と にっぽんの ふじさん を 魅せます。

夕暮れ には 夕日を 美しく 映えさせ、

夜 には 闇に お月様の 様子を 眺めている ことでしょう。

ふじさんは

時に 優しく

時に 厳しく

時に 親しく

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|流美《ルビ》

愛上思 あいするひとへ

柿食結構 けっこうかきたべたねぇ

指素星空 ほしぞらをゆびさして

達月手途 つきをてでたどり

何温眠野 ぬくぬくとねむねむとなって

掃日吹平歩 ぽかぽかなひをあゆみ

満美昔芽萌 くさのめもうつくしくみちる

優夢夜 やさしいゆめのよる

楽里流麗路 うるわしくながれゆく

和ヲん なごむなぁ

昼休みがおわるの歌。

昼休みがおわるの歌。昼休みがおわったら、
仕事が待ってるよ、
大きな口開けて、
ボクらの労働を、
呑み込んでゆくのさー。

昼休みがおわったら、
気合いを入れたなら、
笑顔の仮面をかぶり、
背筋を正して、
あの大きな口へ、
飛び込んでゆくのさー。

大切な家族を思うから、
笑顔を守りたいから、
ビバ仕事ビバ労働、
仕事に負けるな自分ー。

昼休みがおわったら、
気合いを入れたなら、
笑顔の仮面をか

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ムラサキ色の雨 #曲に物語を C

ムラサキ色の雨闇に響く鼓動に

光のほころび現れ

ムラサキ色の糸の旋律となり 何かを描く

ムラサキ色の濃淡の靄 ただよう

過去のもう戻らない なつかしさ

たしかにあった日の

雨を眺めるいにしえの心 切なさを

映しだす ムラサキ色の靄

ムラサキ色へ ピンク色の混じり

草に落ちる水滴を 聴く

鍵盤を叩く 指の 君の姿

君の思いは何だったのか

知らない けれど 分かるような気がして

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ごめんねを ひとつ片手に たずさえて
去る背中さえ 見れぬまま

じっと手を見て ごめんねを
何処へ捨てるか 考える

いつしか夜に なった頃
星の夜空へ 投げあげて

君に届けと 祈ったのです


ごめんねを 言えないままに 時は過ぎ
見上げる星へ 祈ることしか