説明できる?組織文化、組織風土、社風の違い
どれも一緒でしょ?
そう感じてしまうのですが、微妙な違いが存在します。
皆さんはそれぞれの違い、どう説明しますか?
組織文化は、その組織の"哲学"だ
「良い組織文化が醸成できればなぁ」人事の皆さんなら、一度はそう考えたことがあるはず。
でも、一旦立ち止まって「組織文化」を別の言葉で表現してみようとすると、意外にも言葉に詰まるものです。
さまざまな定義が存在しますが、組織文化とは「組織で共有されている信念や行動規範」と言われます。
「なるほど!」と腹落ちできましたか? スッと頭には入りませんよね(笑)
私もこれをどう解釈すべきかと悩んでいたのですが、組織風土や社風との比較の中で「人」に例えて見ると、良いことを発見しました。
つまり、「人」で例えると、組織文化とはその人の"哲学"。「私にとって〇〇が大事だ!」というような信念に近いものです。
この比喩を使いながら、組織風土や社風も説明してみます。
組織風土は"癖"、社風は"人柄"
組織風土の定義は「組織で共通認識として定着したルール・習慣」のこと。そして社風は「組織の従業員が感じる/まとう雰囲気」のことです。
これらも同じく、「人」で例えてみましょう。
組織風土は、人が長年の生活で染みついた"癖"のようなものです。
例えば「ついつい〇〇しちゃうんだよね」など、無意識に行動してしまうようなものを指すと捉えています。
一方で、社風を人に例えると「あの人、穏やかだよね」といった"人柄"のようなもの。自然と醸し出されるようなものだと私は理解しています。
人に例えると、組織文化は"哲学"、組織風土は"癖"、社風は"人柄"。こう捉えると、すっとイメージもしやすいのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
これら違いを知ることは組織変革において非常に重要です。なぜなら、「一体、我々は何を変えようとしているのか?」への理解が揃っていなければ、働きかける対象も異なるからです。
例えば、
組織文化は創業者の意思やトップ・マネジメント層の行動など
組織風土はMVVや評価制度など
が影響を与える要素だと言われています。
今何を問題視しており、それらどんな要素によって影響を受けているのかを捉える上で、こうした理解は不可欠です。
もし今、組織変革を進めているなら、「今、推進している変革は間違っていないだろうか?」と改めて振り返るための題材にして頂ければ幸いです。
★元ネタtweetはこちら★
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?