おぎちゃん

小さな幸福が大好物の、大変素朴な慶應義塾生が日々の出来事や自分の好きなものを綴るnot…

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小さな幸福が大好物の、大変素朴な慶應義塾生が日々の出来事や自分の好きなものを綴るnoteです。好きなものは古典物理と各地域の特産品と地元と田舎、あとは素朴な風景。「理知的で語彙力のある脳内お花畑」を目指しています。

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  • オンライン授業立ち回り講座

    大学入学直後からオンライン授業、というモデルケースは我々現1年生のみ。ならば、新1年生がどう立ち回ればいいか伝えるのは我々の役目では?お伝えします

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新大学1年生向け オンライン授業立ち回り講座 vol.1 Twitter編

連載の目的入学直後からずうっとオンライン授業で対面オンリーの大学生活を知らない という世代は、新大学1年生の一個上の我々現大学1年生しかいない。 新1年生に向け、オンライン授業下でのロールモデルを提供することが本記事の目的である。 はじめに ~春から大学に入学するあなたへ~ 本日2月26日をもちまして、今年度の前期試験は殆ど終わりました。明日がまだ残っている人もいらっしゃると思いますが、受験生の皆さん、大変お疲れさまでした。  そして、既に推薦・私大合格等で進む大学が決まっ

    • 1年間で(だいたい)60冊の本を読んで分かったこと

      大学3年生までの多忙さから突然解放されて、大学4年生というのはいささか暇を持て余すもので、大学生のうちに何かやりたいなぁという気持ちのもと、2023年の目標として「本を100冊読む」をやってみました。結果的には60冊にとどまりましたが、60冊読んでどんなことが起こったのか、どんなことが分かったのか、どんな考え方になったのか、を、つらつらと書いていきます。 とても長くなりますから、目次からお好みで適当なところを読んでくれればよいかなと思います。目次だけ読んでブラウザバックとい

      • おひとりさま勉強合宿

        「箱根に旅行に行ってくる!2泊3日で!」 「え〜いいなぁ、芦ノ湖とか観てくるの?」 「や、ホテルに引き籠ってお勉強して帰ってくるだけ」 「は???????」 こんな風になかなか理解されない趣味だが、大学生の長期休み、おひとりさまで観光地のホテルに引きこもって勉強して帰るというのは案外悪いものではない。やってる本人は、何か突飛なことをしたいとかではなくて、本当に良いものだからやっている。 本記事では、大学生の長期休暇におひとりさま勉強合宿をすることのメリットデメリットを述べ

        • Lineの背景画像設定と、疎遠な友達

          Lineは、トーク背景を好きな画像に変更できる。 真っ白な画は「既読」の文字を隠してしまうし、 白い部分がぽつぽつあっても白地の既読は見えにくい。 使いにくい機能だけど、僕は好きだ。 特に親しい相手のトーク背景をカスタマイズするのが好きで、高校生のころから背景はよくいじっていた。コミュニケーションに特別感が出るし、何より会話を楽しくしてくれるから。上の画像は、父とのトーク画面の背景だ。 さて、話は変わって昨日の夜。夏休みの帰省計画を立てた際、ふと、久々に会いたいと思った相

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        新大学1年生向け オンライン授業立ち回り講座 vol.1 Twitter編

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        • オンライン授業立ち回り講座
          2本

        記事

          桜を見に行った話

          「ことばは意識。映像は無意識。なにかをことばに起こす、あるいは、ふっとことばが出てくるとき、僕たちは無意識から映像を取り出しているんだ」 だから、時間があるときにいろいろなものを見たい。無意識の領域に、色々なものを入れたい。三島由紀夫ゆかりのレトロな喫茶店で、メロンソーダ片手に友人が言っていたのは、おおよそこんな内容だった。 「そのためにはまず、家を出ないといけないな」 僕はそう答えた。特に予定がなければ家の中で理学書を開く自分を思い出し、苦笑いを浮かべながら。 そん

          桜を見に行った話

          歩道橋。タイムカプセルの中の隠し部屋

          出身の小学校の校庭に久しぶりに入ってみたら、想像よりもずうっと小さかった。子供と一緒に歩いている時、花に止まる虫によく気が付くのは子供の方。そういった現象は多くの人が感じたことがあるものだと思う。 これは、子供の身体・視点と大人のそれが異なることにより生まれるギャップである。こういった空間的広がり、及び地形や街並みなどの捉え方がその人の状態に大きく依存することに名前がついていて、これを「感覚地理」というらしい。教職の授業で習った言葉であるが、先ほど「感覚地理」で軽く検索をか

          歩道橋。タイムカプセルの中の隠し部屋

          大学の授業を受ける意味について

          外を散歩すると、突き刺さるような澄んだ冬の空気はなくなり、綿毛を想像させるような、ふわふわとした質感のある空気が肌に触れるようになった。白梅・紅梅が所々に咲きはじめ、もうすっかり春を感じさせる陽気だ。 あと1カ月もしないうちに桜の花があちこちに咲き始め、新学期が始まる。大学の合格が決まり、あるいは合格発表を待つ人がたくさん現れる時期だ。 そんな季節なので、今回は僕なりの「大学の授業を受ける意味」について書いていこうと思う。 大学の授業を受ける意味大学の授業は、高校及び予

          大学の授業を受ける意味について

          自己肯定感を高めに保つ方法

          自己肯定感を高く保つにはどうすればよいか? 教育関係で最近人とそんな話をすることが多いので、ちらっと持論をまとめておこうと思う。基本的に自分用の記録だが、もしも何かの役に立てば幸いである。 他人と自分を比較しないとか、自信を持つとか、短所や弱点を受け入れるとか、前向きな言葉を発するとか、ちらっと「自己肯定感 高める 方法」で検索するといっぱい出てくるが、僕が一番効果があるなと思うのはまた別にあって、今回はそれを書いておこうと思う。 過去の自分に干渉しないである。 どう

          自己肯定感を高めに保つ方法

          紙のノートかノートアプリか

          夏休みにiPad Airを購入し、ノートアプリを使ってきた。 僕は100%紙派であったが、ノートアプリの利便さに触れた直後は紙を全く使わないでノートテイク・計算を行いながら生きてきた。 そして、段々とこれらの使い分けの「自分ルール」が確立してきたので、このあたりで一つ書き残しておこうと思う。 タブレットを購入するかどうかの検討をしている人は参考にしてくれれば幸いである。 紙を使用するメリットデメリットまずは紙を使用する場合のメリット・デメリットを簡単に述べておこう。

          紙のノートかノートアプリか

          季節外れと風鈴と

           ―――季節外れ、というのが正しいのか、それとも季節通りというのが正しいのか.........。  手元の温度計をふと見ると、たったの21℃。雨が降りしきる家の外は、20℃を優に割っている。夏の終わりは、突然に。そして、薄気味悪いくらいに。暦に忠実にやってきた。  少し前、それも夏の終わり、8月31日の頃には、外を歩くという行為には身の危険を感じたものだ。背負い鞄と背中の間がぐっしょりと濡れる。マスクをつけていることを後悔し、人がいない場所ではこっそりと外して歩く。いくら

          季節外れと風鈴と

          国立国会図書館のすゝめ

          今日は国立国会図書館に行って参りました。 去年twitterで 「一生に一度は国会図書館に行っておけ」 というツイートがあって、それを見て以来どこかの機会で行きたいなと思っていました。今日がその日でした。 一言で言うと、この図書館は 最強 です。 どのくらい最強だったか、今日の流れを振り返りながら書いていこうかなと思います。 最強ポイント① もちろん無料今は9:30-10:30の間あるいは16:30-17:30の時間であれば事前申し込みなしで入館することができます。

          国立国会図書館のすゝめ

          新1年生向け フランス語に関して

          第二外国語どうしよう~~~って悩んでいる新1年生の皆さんをタイムラインでよく見かけるので、この記事を書くことにしました! 僕はフランス語を履修していたのですが、今回はフランス語や授業についてなどお話しできればよいかと……! その前に 慶應理工で2外を落とすと「即留年」です2外は前期で○○語12、後期で○○語34と別れているのですが、コチラ全て落とすと「原級」すなわち留年してしまいます。しかも前期と後期の成績は、学年末にまとめて決める&発表されるので「前期落としているかどう

          新1年生向け フランス語に関して

          新大学1年生向け オンライン授業立ち回り講座vol.2 娯楽編

          連載2本目になります。少しは役に立つお話ができたらいいな~と思っておりますが、今回は「オンライン授業でずーーーーっと家に引きこもっていても鬱にならないようにするための娯楽」をお話していきたいなと思います。 はじめに ~この記事が特に役に立つ人~・高校時代は部活・受験勉強など常に何かしらをやって過ごしていた ・そのため、遊び方がよく分からない ・大人数で遊ぶことはあまりしない ・コロナウィルスへの感染リスクを気にしている ・一人暮らしをする予定 オンライン授業下で娯楽なしだ

          新大学1年生向け オンライン授業立ち回り講座vol.2 娯楽編

          記憶の彼方の明るい月光

          月の光は明るいし、青っぽい色をしている。 そんな極々当たり前のことを、大都会神奈川に来てからはなかなか感じることができずにいる。 満月の場合、月光は0.25ルクス…………20m先に置いた100ワット電球の明るさと大体等しいらしい。中国の故事に「月光読書」なるものがあり、その気になれば満月の明るさのみで本を読むことも可能である。それほどまでに、月というものは明るい。 ここ1週間ほど夜の空を眺めることが増えたのだが、なるほど。星の海の中に、確かに半分くらいがぽっかりと欠けた

          記憶の彼方の明るい月光

          どうしようもなく不器用で前向きな作家さんの話

          1,928,916ひゃくきゅうじゅうにまん、はっせんきゅうひゃくじゅうろく。 これは、僕が春休み中に読み返したいなと思っている作品の文字数です。 春休みで全部読み返せたら相当大したものだと思います。 よくもまぁ、こんなに書いたものです……。 僕が「小説家になろう」を使って作品を読んだり書いたり、ユーザーさんと交流したりしていた時期があったことは前のnote(以下)で書いた通りなのですが、その中で最も大きな出来事はこの1928916文字の作品を生み出した作家さんに出会ったこ

          どうしようもなく不器用で前向きな作家さんの話

          時折思い出す子の話

          高2冬~高3夏くらいで、なろうで小説を書いていた時期がある。 動機は 「国語の小説、書く側の立場になれば点数伸びるんじゃない?」 という大変頭の悪く、脳筋気味で、効率最悪の考えだった。 (実際、書いてた時期は点数が伸びたから笑い話なのだが) 部活を引退してから大学受験に身を入れ始めたから すっかり執筆はやめてしまい、書いたものもさっぱり何処かへ行ってしまったし何を書いたのかも忘れてしまったのだが、 それでも、どうにも忘れられない人がいる。 なろうのユーザーで、1個下の、後

          時折思い出す子の話