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新1年生向け フランス語に関して

第二外国語どうしよう~~~って悩んでいる新1年生の皆さんをタイムラインでよく見かけるので、この記事を書くことにしました!

僕はフランス語を履修していたのですが、今回はフランス語や授業についてなどお話しできればよいかと……!

その前に 慶應理工で2外を落とすと「即留年」です

2外は前期で○○語12、後期で○○語34と別れているのですが、コチラ全て落とすと「原級」すなわち留年してしまいます。しかも前期と後期の成績は、学年末にまとめて決める&発表されるので「前期落としているかどうかは学年末まで分からない」というちょっと怖い一面があります。

4つの成績がCDCD(Cはギリ単位認定、Dは落単)ならギリ耐え(2年で再履)
DDDDなら、数学や物理などでいくら優秀な成績を取っていても留年です。

言語に全く興味がない!と言う人は「落としにくさ」で選ぶのも一つかもしれません。

フランス語を選んだ理由 ~英語を楽しむ為~

僕がフランス語を選んだ理由は「やったら英語を楽しめそうだから」です。

駿台の英語科で、大島師やコバトシに「英語という言語の成り立ち・変遷」について教わった際、フランス語が英語の基盤になっている点があると知りました。語源から英語を辿り、英単語の意味は「その意味になって当然!」みたいな話をするのが僕は大好きだったので、英語を楽しむためにフランス語を選びました。

英語の語源10章 ~ヨーロッパの歴史が見えてくる~

という本からラテン語・フランス語・英語が繋がってる例を1つ引用しておきますね

フランス語maison(家)の語源はラテン語mansio(滞在)で、語幹man-(滞在する、留まる)は英語re-main、per-man-entにも見える。

アパートとかの名前で「メゾン○○」とかありますが、これはフランス語由来なんですね!というなるほどポイント1

フランス語を遡るとラテン語に辿り着き、ラテン語から英語に向かってみると「家」という単語の親戚に「そのままでいる」のremainや、「永続している」のpermanentがいることが分かりますね。なるほどポイント2

確かに家は滞在する場所でしたね。maisonが「家」という意味になるのも当然だし、remainが「現状維持」的な意味を持つのも当然です。なるほどポイント3

こんな感じで駿台では学びを深めていって、これが楽しかったので「趣味程度に英語やりたいな~」という気持ちでフランス語を取りました。
本当ならラテン語や古英語に手を出したかったですが、選択肢になかったので……()

フランス語について 難しいよ

難しいです。間違いない。けどそれは英語が簡単だっただけ。2外は皆等しく難しいです。多分……。中国語は文法的には平易ですが、発音が難しく、発音課題にめちゃめちゃ時間が取られるとか……。ロシア語は言語としてものすごく難しいらしいし……(よく分かりませんが)

フランス語は主語の代名詞(名詞)によって動詞の活用が全て違うので、大変です。これはヨーロッパ系の言語は殆ど同じことが言えますが……

Je lis un livre.
Tu lis un livre.
Il lit un livre.
Elle lit un livre.
Nous lisons un livre.
Vous lisez un livre.
Ils lisent un livre.
Elles lisent un livre.

意味は「本を読む」で、上から主語が私・あなた・彼・彼女・私達・あなたたち・彼ら・彼女ら です。動詞のlireが活用しまくっているのが分かります。大体の動詞は規則的に活用しますが、lireさんは不規則に活用します。慣れれば覚えられますが、ヨーロッパ系の言語はこのあたりを頑張る必要はあります。ある程度規則があるので、頑張れば普通に耐えますが……!

livreは本を意味しますが、ラテン語に戻るとliberになります。bがvに変化することはよくあるみたいです。ラテン語はlibrary(図書館)と同語源ですね。なるほど!確かに!

ちなみに似た形で、フランス語のlibreは「自由」を表します。コチラは英語にそのまま流入せず、英語が元々持っていたfreeを使うことが多いですね。

フランス語由来のlibreが使われている英語といえば、「自由の女神」
Statue of Liberty (Goddess of Liberty)
ですね。こっちはStatue of Freedomとは言えないようです。

ごめんなさい、オタクしちゃいました。
ヨーロッパ系の言語は確かに難しいけど、こういうのを知るのが好きな人にとってはフランス語・ドイツ語を僕は推していきたいです。

実際授業どうなん? ~僕のクラスの事例から~

noteに先生の実名書いていいん?と思ったので、一応伏せて書こうと思います。誰なのか聞きたかったらDMで教えますね……!

とっても教育的な先生でした。フランス語初習者が分かりやすいような順番で授業を進めてくれました。授業スライドを配布して、自習してね!という方針の授業でしたが、このスライドは大変論理的で僕の好みの先生でした。

「なんでこの語順になるの?」
「なんでこんな不規則変化するの?」
「なんで?」

をしっかり掘り下げてくれるので、理系向きと言えます。実際そんなに理解しておらず、僕はかなり忘れてしまっていますが……。英語を楽しもう~ってモチベなので、その為の基礎は身についたなと思います。

先生により小テストの実施頻度・課題の量・期末試験問題・成績評価基準←これはまずいだろ が異なるのですが、僕のクラスは毎回の課題が小テストでした。こちらでサボっていなければ「単位認定はするよ」って感じでしたので、冒頭に述べた「落としにくさ」は高かったと思います
ただ、負担はまずまずあった方だと思います。

期末試験問題はひたすら問題数が多く、教科書レベルの文法問題でこそあれ、85題くらい解きました。オンライン試験の出来が悪く&提出失敗者がめちゃめちゃ多く、試験やり直しになったり……85題を2回も解くことになったのはちょっとしんどかったです。

色んな言語・先生の先輩に聞きましょう

今年も多分、新入生歓迎会(サークルの先輩が新入生をおもてなしする機会?僕の年はなかったのでよく知らないのですが……)がありません。そうすると、誰にもお話を聞くことができない……ってことになっちゃいます。

僕は上の通り、英語楽しみたいので~~っていうマイノリティっぽい思想を持ってるので、あまり参考にならなかったかも。ごめんなさい。

僕が知っているのはあくまで「フランス語の、ある1人の先生の授業」だけなので、比較検討するために様々な2年生の先輩に聞いてみてください。

さてその際ですが、
「誰かお願いします!」と呼びかけるよりも、
「○○さん、お願いします!」と指名して呼びかける方が対応してもらいやすい、という心理学的な研究結果があります。傍観者効果だったかな?

よって、最も合理的な手段は
「TwitterのTL上で呼びかける」よりも
「TwitterのDMに突撃しちゃう」です。
全く以て遠慮はいりません。
最低限の礼儀(教えてくれたら「ありがとうございました!」って言うとか)さえちゃんとしてくれれば、快く教えてくれるはずです。

後悔しない言語選びの為には、色んな人に聞くべきです。
最も、2外については、先生を学生側が選ぶ……ということができないので、先生の情報を集めても結局「厳しい」人に当たってしまうことは避けられませんが、「どの言語にする?」は少し分かるはずです。

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