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【目印を見つけるノート】163. MUTE BEATというグループと、背景や色

きょうは、SIONさんとチェーザレ・ボルジアのお誕生日です。一緒に書かせていただくのも何なのですが、私には同じぐらい書きたい方々なのです。チェーザレ・ボルジアはいくつかな、1475年生まれなので……545歳。

今朝のnorixさんのnoteでも見つけました。

Birthday Music Today 2020.9.13

見て聴いて、涙をこぼしました。
どうしてか、泣いてしまうのです。
野音、行きます。
SION with THE MOGAMI
10月31日 日比谷野外音楽堂
(発売中)

今日はTHE GROOVERSの藤井一彦さんの弾き語りライブ@大阪JANUSの配信がありますので、楽しみにしています。

昨夜は『Good Night, Sleep Tight』がずっと頭の中で流れていました。そして、眠りました。

ライブに興味のあるかたは、こちらを。
https://greens-corp.co.jp/artist/info/?artist_id=183

何かこう、プレイガイド的なものになっていますね😁

⚫MUTE BEATのこと

日曜日にたまに思い出す音楽があります。
そのうちのひとつが、MUTE BEATです。
レゲエをから派生したDUBをベースにしたインストゥルメンタルを演奏する、80年代に活躍した日本のグループです。(~1989)
詳しい背景も含めて紹介してるサイトはこちらで。
https://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/mute-beat-feature

スカを演奏するグループは当時多かったです。THE BOOMとかレピッシュが人気ありました。タテノリでね、踊れてカッコよかったです。
きのうもテレビで見ましたが、東京スカパラダイスオーケストラは何度か見に行きました。最後に見たのは日清パワーステーションだったと思うのですが(合っていますか)、確かそのときに、「今度メジャーデビューします」とおっしゃっていました。
月日の経つのは早いものですね。

DUBという分野ではMUTE BEATが第一人者でした。聴いてもらうほうが早いかも。
『DOWN TRAIN』

レゲエやDUBに詳しくなくても問題ない。郷愁というのでしょうか、雰囲気が独特で他にはない感じでした。インストゥルメンタルだけでも飽きることなく、しじゅううちで流していましたし、ライブも何度か行きました。


⚫すべてに背景や色がある

今はレゲエというとゆったりまったり陽気な夏の音楽という感じかと思います。でも、当初はそれだけではなかったのです。

これまでここで、ボブ・マーリィの曲を何回か使わせてもらったことがありますが、彼は自国ジャマイカの政情不安と真っ正面から向き合ってきました。

このような事件がありました。『ニューズウィーク日本版』から引用します。

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(前略)
1978年にボブ・マーリーがジャマイカの首都キングストンで行った「One Love Peace Concert」のことを覚えているかもしれない。

People's National Party(PNP)とJamaican Labour Party(JLP)という2つの政党の対立が内戦化していたジャマイカに平和をもたらすために、ボブ・マーリーが出演したコンサートだ。

そのステージで、PNPとJLPのリーダーの手を繋がせたマーリーの姿は多くの人々の心に焼き付いている。

だが、その2年前にも、同じようなコンサートが企画されていた。

1976年12月、当時の首相だったマイケル・マンリーは、「Smile Jamaica」というボブ・マーリー出演の無料コンサートの開催を発表した。マーリーがそれを受けたのは、政治的対立による殺し合いを止めさせたかったからだ。

ところが、そのコンサートの2日前、武装したギャング団がマーリーの自宅に押し入り、マーリーと妻、マネジャーを銃撃したのである。妻とマネジャー は重体だった(後に回復した)が、胸と腕を撃たれたマーリーは、怪我にもかかわらず8万人の観衆の前でコンサートをやり遂げた。

当時、PNPとJLPのどちらの政治リーダーもギャングを利用しており、その抗争の場はキングストンのゲットー、Tivoli Gardens(チボリガーデンズ)地区だった。「チボリガーデンズを支配する者がキングストンを支配し、キングストンを支配する者がジャマイカを支配する」と言われていた。マーリーを殺そうとしたのは、彼がPNPの首相をサポートしていると信じたJLP派のギャングだったと見られている。

引用元
https://www.newsweekjapan.jp/amp/watanabe/2015/10/post-8.php?page=1

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彼が『GET UP, STAND UP』と歌ったのは伊達や酔狂からではないのです。

MUTE BEATはそのようなレゲエのスピリットも飲み込まれていました。

音楽も人もそうだと思うのですが、時代や環境に左右されることが多いです。それが楽しく上がるばかりなものならば言うことはないですが、そうでないことは明らかです。

そうでないけれど、人はそれでも素晴らしいもの、美しいもの、心動かすものを生み出すことができます。

そして、それが生まれた背景や色を知っていると、流れる音も豊かに聴こえると思います。

そんなことを思いながら、またMUTE BEATに戻ります。

日曜午後にはうってつけです。


⚫お籠りクラフトとばら

リバーシブルの、エスニック風のチョーカーです。

エスニック風という言葉にまた好奇心が湧き、そこから世界の紋様を手当たり次第に見まくってしまったのです。子どもの通っている大学(某美大)に入りたい😆紋様、紋様∞

どこでスイッチが入るか分からない上に、
どこまで底なしか分からないのに
潜ってしまう。
私のイケナイところだと思います。

ばらさん、咲いてくださいね。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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