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【目印を見つけるノート】824. 夏の空、洗濯したTシャツ

天気が不安定ですね。
洗濯はどうしようかな。
ーー回しています。

つぼみが3つあります。

世界中で多くの方がされていることかと思いますが、あえて書いてみますね✏️

洗濯ってなかなか手強いのです。
冬は重いし、夏はドカドカ。人数で累々と増殖します。洗濯機にはいつも、「よろしくお願いします」と一礼してから始めます。彼の作業までやらなければならないとしたら、バタリ。もう私の騎士ぐらいに思っています。

最近は量が多くて天気が今ひとつだとコインランドリーの乾燥機に持っていくようになりました。あの、一気に乾く感じはたまりません。あくまでも乾燥のみ、トータルだと結構お高いです。そのようなご家庭もチラホラあって、あまり罪悪感は感じません。ただ、重いのはいかんともしがたい。

先週の太陽は困りものでしたが、洗濯物は数時間で乾きます。

去年の今日の空

夏に洗濯物を干していると、ひとりの女の子のスケッチを思い出します。会ったことはなくて、ずっと前に取材で親御さんにお借りしたコピー。

窓の外に洗濯物が干してある。
雲が漂う夏の空にTシャツがたなびいている。
そして窓際には猫がいる。

その女の子は病気がひどく悪くなっていて自分のおうちに帰りました。絵を描くのが得意で、具合が少しよいときはスケッチブックに向かいました。

夏の青空、
物干し、
遠くにある雲、
Tシャツ、
猫。

ありふれているかもしれませんが、それは彼女の目に映る、かけがえのない風景でした。

以下は私の想像です。
洗濯物を干しに来たおかあさん。
「暑くない? 冷房入れたら」
「うん、まだ大丈夫」
「お腹空いてる? 素麺と揚げなすとトマトがあるけど、食べられそうかな」
「トマトが食べたいな、でも干してからでいいよ」
にゃあと猫が泣いています。

今は天国にいる、中学生のままの女の子のスケッチを、かけがえのない夏の光景のひとつとして、私はいまだに大切にしまっています。

洗濯はささいな日常の行為ですけれど、いろいろな色彩を持っていると思いますし、それは他のすべての行為にも同じようにいえるのではないかと思います。生きているということに通ずる、すべてのこと。

彼女へこの曲を。
Bump Of Chicken『なないろ』

今日は毎週の小説の更新です。
これから作業なのでこれで失礼します。お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 私もありだと思います。たどった道はどのような感じだったのかと想像がわきます😊

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