【目印を見つけるノート】1182. 分散する視線と切れ目のない時間
ああ……リサイクル本と古本のカバー＆ラベル付けに始まった本の整理はついに手持ち本の仕分けにまで至ってしまいました。
ああ……🔧
最優先は江戸時代がらみの本をまとめること、でも他の本もなかなか曲者です😅 優先度を決めて分けていくのがなかなか手間です。
ふう💦
あ、きのうの話を書くことにしていました。忘れそう😝
きのうは東京都写真美術館に行ってきました。チェ・ゲバラの写真展以来です……あれはいつでしたっけ。
きのうは３つの写真展と１つのトークイベントを見てきました。見た順でいうと、
『TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せぬ素敵な発見』
『田沼武能 人間讃歌』
『本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語』
『ゲストと出品者による関連トーク』
（出演 : 奈良美智、本橋成一）です。
はい、それでは順番に。
『セレンディピティ』展はオムニバスというのでしょうか、複数の写真家の方の複数の写真、「視点」の違いが興味深かったです。こだわりのあるモチーフ（被写体）があるのだなとか、組写真の並べ方がズラッとしていたり、ぽつりぽつりだったりと変化があって飽きませんでした。エリオット・アーウィットさんの「チワワと馬と人の脚」もありました😁🐶 この日登場の奈良美智さん撮影の写真もありました。ダブルヘッダーですね。
この展覧会のみ撮影可能でしたが、会場もフォトジェニック。組み合わせの面白さを狙って撮りましたが……あれ、データがない😱💦消してしまったようです。
フロアを行ったり来たりですが、次は田沼武能さんの展示へ行きました。この方の作品をきちんと見たことがなかったのですが、とても面白かったです。終戦後、子どもの写真から展開されるモノクロの昭和の風景たち。早い頃は生まれていませんが、それでも懐かしいと感じました。見ていた年配の方々は皆さん同じではなかったかと。
うーん、私が言うのもおこがましいですが、巧みだなと思いました。はじめの一群、写っている皆さんの視線のベクトルが全部バラバラであることに気がついたのです。Aさんはカメラに向き、Bさんは後ろ向き、Cさんは右真横、Dさんは左斜め下という具合で。
普通、人の写真を撮るときはカメラに向いてもらいます。そうすると記念写真ですね。人があちこち分散して向いていることで、いきいきとした動きが出ていたように思います。
視線も「構図」だと実感しました。
さて、
本橋さんの展示は撮影者と被写体（本橋さんと奈良さん）のトークイベントの直前に見ました。駆け込み同然。
面白かったです。展示はフランスの写真家ロベール・ドアノーと本橋さんの作品群を切れ目なく連続していく構成になっています。
炭鉱・サーカスと芸能・食肉処理場・市場・ベラルーシ・パリ・沖縄とときに重なり、ときに離れてと二人によるデュエットのようでした。ときどき私は、撮影者を確認するために引き返したりしていました。この輪唱のような展示は他であまり見たことがなく、本当に興味深く拝見しました。
本橋さんの展示の最後は奈良さんの仕事場風景で、それを眺めてギリギリにトーク会場に移動しました。
切れ目なく連続した時間ですね❤️
トークイベントは主に本橋さんと奈良さんの交流がテーマでしたが、赤い帽子が偶然被ったおふたりはとても穏やかにお話されていました。
つい癖で😅メモをがしがし取っていたのですけれど、ぐちゃっとした字で悲しい😢再現不能
本橋さんが撮影した丸木位里・俊ご夫婦の絵画製作の様子、不思議な人形👀‼️がきっかけで奈良さんと出会ったこと。本橋さんのスタッフの方と奈良さんのご縁、奈良さんを撮影したときのエピソードなど、ほんわかした気分になりました。
ありがとうございます。
それでは、今日の曲です。
The Beatles『I'll Follow The Sun』
今日は日がな雨ときどき曇りでしたが、何度か外に出て、降られたり降られなかったりしました。
頭に浮かんだのはこの曲で、
ちょっと口ずさんでしまいました。
太陽はときに熱すぎるのですが、
雨が降りすぎるのも悩ましいです。未明から長崎や中国地方で雨がひどいことになっているニュースを見て、どうかほどほどに、ほどほどにとお祈りしました。
どうか大事ありませんように。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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