一寸法師殺人事件:古事記が明かすミステリー 田島 恒 (著)
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―一寸法師の原像から解き明かされる古事記の謎―
今から23年前、美恵子が5歳のときに父が死んだ。強盗に殺されたのである。しかもその手口は刃物で殺した後に鈍器で頭を殴るという残忍なもので、さらに奇妙なことに犯行現場には「一寸法師、鬼を成敗する」と書いた紙が残されていた。温厚で実直だった父が恨みを買う筈はなく、結局動機も分からず目撃情報もないままに事件は迷宮入りとなった。なぜ父は殺されたのか、はたして一寸法師とは何ものなのか。恋人の健治とともに事件の真相究明に乗