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もちだ
2023年3月20日 22:06
誠実で、上司から評価され、仕事もできると思われているタイプ。実はその人物がとんでもないトラブルの背後に潜む「確信犯」であるかもしれない。『社内の「知的確信犯」を探し出せ』(ポール・バビアク/ロバート・D・ヘア著、原タイトル:Snakes in Suits)は、著者が社内に潜むサイコパス社員の実体を調査し、それを分かりやすくまとめた本だ。私利私欲で行動する人より有害なサイコパス社員サイコ
2023年2月23日 11:22
Aのしていることを知れば知るほど、サイコパスに違いない、との確信が深まる。そして彼の行動が、組織的な危機を招いた大きな原因になっていることは間違いなさそうだ。危機の脱出には、この問題を明らかにする必要がある。とはいうものの、彼を訴えるのは簡単ではない。人を操ることを得意とするサイコパスは既に、自分サイドの人間を作り出している。しかも、それは上層部のキーパーソンとなる人たちだ。あの人、そして
2023年2月5日 21:05
悪事がバレない理由③の続きです。善良な人は、良心の呵責を感じない人間(サイコパス)がいるなど全く想像しない。それが最大の盲点となり、サイコパスの演技に騙され、驚くほどサイコパスの悪事に無頓着になる。今やAは、悪事を自ら仕掛け、解決するパフォーマンスを見せることで、見事に出世を果たした。実は解決ではなく、火に油を注いでいるに過ぎないのだが…。しかし、善良な人には、「大変な中、あいつよく頑張っ
2023年2月4日 21:24
悪事がバレない理由②の続きです。悪事がバレない理由の三番目は、サイコパスは人を操ることが得意だからだ。経歴詐称で上層部を魅了実際、サイコパス気質のAは、過去の職歴(実は詐称した職歴のようだが)をさりげなく見せびらかし、自分のゲームの駒になってくれそうな、上層部の関心を引き付け、サイコパス特有の口のうまさで、高い評価を獲得している。一方、ゲームの駒にならない人には関心がないので、そう
2023年2月2日 20:39
悪事がバレない理由①の続きです。サイコパスの悪事がバレない理由の二つ目。それはサイコパスが悪事を行う動機が、良心の呵責を感じる人と全く違うからである。善良な人は動機を重視する善良な人であればあるほど、悪事が起きた時、それをした人の動機に注目する。例えば、悪事についてBさんが疑われた場合、「なぜBさんが、こんなことをするのか」という動機について、善良な人は真っ先に考える。出世のためか
2023年2月1日 22:32
A氏の周辺で起きている不自然な問題の数々、そして状況悪化の連続。その原因について、冷静かつ客観的に追求すれば、行きつく先は明らかだ。しかし、誰も気づかない。何故なのか?それは悪事を働いている人物がサイコパスの場合良く起こることだ。サイコパスとは、良心の呵責を感じない人をいう。まれに、こうしたタイプの人間がいることが最近の研究で分かってきている。サイコパスと聞くと多くの人は残虐な殺人犯を
2023年1月29日 21:02
冷酷なイメージのあるサイコパス。実はサイコパスが涙を見せることがある。それは、嬉しい時とか、悲しい時ではない。悔しいからでもない。サイコパスが涙を見せる時、それは、周りからの同情を得ようとする時だ。『良心をもたない人たち』(マーサ・スタウト著)に、「良心をもたない人(サイコパス)の見分け方」という章がある。そこには次のようにある。サイコパスと思われるAが、あるミーティングで涙を見せた
2022年11月28日 20:30
サイコパスを誠実と思う人たちサイコパス気質のAは、今や組織ごと泥沼に陥れようとしているようにみえる。度重なる戦略の失敗、その繰り返しによる外部からの批判。いずれもAが関わっているように思える。何人かにそれとなく「Aが問題かも」と聞いてみた。すると「彼は誠実だ」「よく頑張っている」「まじめに取り組んでいる」といいった返事が殆どだった。少数ながら「Aは見た目はまじめそうだが、実は攻撃的な性格で
2021年6月28日 20:49
他人を苦しめ傷つけたとしても何ら良心の呵責を感じないサイコパス。サイコパスとは関わらない。これがサイコパスに対する鉄則である。しかし、最近、私を嘘で貶めたサイコパスと思われるA氏から電話があり、それまでの経緯から私が電話をとらざるを得ない状況が起きた。どうしたものかと思いながら電話をとった。そこで思わず私は言ってしまった。「君の嘘で貶められたおかげで、今はかえって良かったと思っているよ」。つい