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#学校図書館

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学校図書館について書きました。 お役に立つと嬉しいです。
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2020年3月の記事一覧

つれづれ…なるままに。98。

つれづれ…なるままに。98。

今日も曇り空の1日でしょうか?
春なのに~な感じです。

学校図書館の面白かった話④です。

高学年が「将来なりたい夢・職業」について、調べたりするので「何人かくるかも知れません。よろしくお願いします~」と担任に言われ、待ってました。

デザイナーとか、アイドル、医者や弁護士について知りたい!という子どもたちには、職業の本や伝記なども参考になるので、紹介して貸出しをしたりしていました。

突然、ド

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つれづれ…なるままに。 97。

つれづれ…なるままに。 97。

もうすぐ、入学式ですが…どうなりますやら。

学校図書館の面白かった話③です。

入学の時から発達障害がある、とわかっていた1年生がひとり、週に一時間だけ、図書室で過ごすことになったことがあります。
(詳しく事情はわかりませんが)本を読んでいるという事になり、早速、大好きな「かいけつゾロリ」を読み始めました。

小さな声で音読してました。

「…が…に…きました…は…」あれ?

(カタカナと漢字と

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つれづれ…なるままに。96。

つれづれ…なるままに。96。

雪ですね。春の雪が昨今増えた気がします。

学校図書館の面白かった話②です。

一時期、中学校に勤務をしていたことがありました。中学校には、一般書のほうが多いので、私としては楽しかったです。読み放題な気分を味わいました。

生徒は、もう体つきからして、大人ですが…中身はまだまだ子どもな部分も残していて、そのアンバランスな感じは、正直大変でした。

ある時、何やら性的な本(基本的に、正しい性知識のた

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つれづれ…なるままに。95。

つれづれ…なるままに。95。

学校図書館の地味な仕事シリーズは、とりあえず終わります。また、思い出す事もあるかもしれません…地味で普通にやっていることは、なかなか気がつかないものです。

学校図書館の面白かった話①にしました。

(過去に体験した話です。)

割りと仕事を始めた、初期の頃。
やたらと絡む、なついてくる?高学年女子がいました。
ある時、私の手を見て

「あ~センセー離婚してるんだあ!」

はい。まだ指に指輪の後が

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つれづれ…なるままに。94。

つれづれ…なるままに。94。

学校図書館の地味な仕事⑤です。

地味な仕事ですが、これはやれなくてはいけない仕事です。

それは「データ修正」です!システムによっていろいろなので、それぞれの現場で使っているシステムによっては、違いますが

書誌データはいじっちゃダメだけど
ローカルデータはちゃんとして!です。
ローカルデータとは、学校図書館の利用によって「禁帯出」するとか、利用目的に応じて、その学校図書館に合わせた分類に書き換

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つれづれ…なるままに。93。

つれづれ…なるままに。93。

学校図書館の地味な仕事④は別置の続きです。

なぜ、別置をするか?

と言いますと、例えば、低学年に「昔話を読みましょう」と伝えても「?」な感じです。
たくさん並んでいる絵本から、昔話を探すのは難しいです。

なので

このようにします。
とりあえず、ここから1冊は選びましょう、とか、クラス貸出しも、ここからゴッソリ貸出しができます。
低学年の単元の、並行読書の本は別置が多くなります。
全てだと、

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つれづれ…なるままに。92。

つれづれ…なるままに。92。

学校図書館の地味な仕事③です。

「別置」を考えることと、見直すことです。「別置」とは、テーマごとに本を選び、常設の棚を作ることです。分類に関係なく、例えば「戦争関連」など、そこを見れば関連情報がわかるようにする場合もあります。

「別置はできれば増やしたくない」派なんですが、「学習に寄与する」学校図書館なので、必要ならば作ります。

最近だと「詩」の別置を依頼されました。
詩は、分類だと「911

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つれづれ…なるままに。91。

つれづれ…なるままに。91。

学校図書館の地味な仕事②です。

それは「書架整備」です。

書架整備は大事です!
しかし…毎回、完璧は無理だと考えています!…だって大変だからです。書架整備とは、本棚を整えることです。
学校図書館は、返却をしたら子どもが自分で本を棚に戻します。
図書館は、基本的に「日本十進分類法」にそって請求記号(背ラベル)がついています(うちは3桁ですが、大きく分けると)
0→総記…百科辞典とか年鑑。
1→哲

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つれづれ…なるままに。90。

つれづれ…なるままに。90。

学校図書館で働いている私の「学校図書館の地味な仕事」について、少し、書いてみようかと思います。

学校図書館とは、みなさんが「図書室」という場所です。「学校図書館法」というのもあります。図書室は、場所を意味しています。家庭科室、理科室、図工室などと同じように、地図上では「図書室」です。
学校図書館は、機能を伴う場所です。専門の司書がいて、貸出し・返却処理のほか、調べものの検索、本の修理、季節にあわ

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つれづれ…なるままに。79。

つれづれ…なるままに。79。

毎日、思ったことや、思い出話などを書いています。

学校図書館のお話です。
コロナのせいで、学校のスケジュールは無茶苦茶ですが、学校図書館での仕事は粛々と進めております。

あまり、写真は残さないのですが、新学期の小さな展示を作りました。

1年生には、初めての図書室です。
4月は、読むだけにやってきます。
私が「読み聞かせ」を1冊読んで、あとは自由に本を選んで読んでもらいます。

毎年、必ず「本

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つれづれ…なるままに。73。

つれづれ…なるままに。73。

毎日、思ったことや、思い出話などを書いています。

掌がガサガサです。
紙を扱う仕事のあるあるですが。

毎日、仕事に行きますが、毎日のように

「まだ、仕事あるの?」と言われます。
微妙に傷ついていますが、あります。だから、来ています。

学校図書館について、本当に理解されていないなあ、とコッソリため息をついています。

今年度はイレギュラーな期間ができたので、いつもは手が回らない「学級文庫」を

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